大阪府公立高校入試C問題・国語、どう対策する?3
こんにちは、四條畷市米崎町の学習塾 Primoです。
前回は漢字学習について提案しました。
今回は「語彙力強化」について書いてみます。
まず、試しにさりげなくお子さまの語彙力チェックをしてみましょう。
(小学校高学年向け)
経営
輸出
輸入
経由
報復
未練
クイズのように「これってどういう意味~?」で良いと思います。意外と言語化するのは難しいので、とりあえずふんわり理解出来ているようならまずまず、という判断で構いません。が、思ったより我が子が言葉を知らなくて驚かれるケースが多いのではないでしょうか?
最大のインプット元は「保護者」です
どうしても日々の暮らしの中、同じようなことばかり話してしまっているのは仕方ない面もあります。が、この事実を意識するかしないかで全く違います。そう、今日から大人が変わりましょう。大人が変わらないと子どもは変わりません。普段の会話から「ちょっと難しめの言葉」を意識して使ってみましょう。まず、大人が語彙力を上げる。話はそこからです。
その上で。
お勧めは漢字学習を兼ねて
語彙も例文と一緒に覚えた方が良いので、新出漢字を覚える際に、漢字単体ではなく、例文を書いてみる習慣づけをしておくと楽です。ただ、それだけだと不足しますので、新出漢字に絡まない語彙は都度、やはり例文単位で確認していきましょう。
弊塾では小学生は「小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本」(かんき出版)、中学生は「中学 国語力を高める語彙1560」(受験研究社)を使って毎日音読の課題にしていますが、同じようなコンセプトのテキストはいろいろ市販されていますので、お好みで選んでもらって構いません。この、うちで使っている小学生向けの方はもともと薄い上、学年毎に分けてあって、各学年の分量は少なめなので、これでまず「やりきった」達成感を味わってもらいたいです。一方、中学生向けの方はボリュームもあり、内容も盛りだくさん、やりこみ要素満点なので、いろいろな方向から使い倒していくつもりで。
と、一応、参考教材も紹介しましたが、最初に書いたように、まず、御家庭での会話、これを「語彙力強化」にシフトしていきましょう。大人にだって怪しい言葉はたくさんあります。一緒に調べてもいいんです。そして慣れてきたら短文作成。例文アレンジから始めて構いません。英語のライティングだってお手本を型にして書きますよね。「英作文は英”借”文」とか言って。国語だって同じ方法を使っていいじゃないですか。
そうして一歩一歩、C問題の作文対策につなげていきましょう(*´∀`*)