シェアリスを始めたら「気に入りすぎて買っちゃう曲」がついに年間1,000曲を超えて大変な件
どうもこんにちは。音楽関連事業をやっている株式会社クロスフェーダーの名波です。
Gravityという音声SNSで「シェアリス」という音楽の遊びをやっておりまして(2024年9月末で200回開催となりました!)。その音楽体験を豊かにする、絶大な効果について話したいなと思っています。
シェアリスとは?音楽をシェアする、ただそれだけの遊び
Gravityという音声SNSで、「シェアリス」という音楽で遊ぶRoomをやっています。自分の大好きな曲を互いに紹介し合って語り合う、それだけのRoomです。
2024年の1月半ばから始めて、ほぼ毎日開催し、9月末に200回を迎えました。その間、熱い音楽ファンを延べ6,627人集めることができました。
これまでの苦労①:手間がかかる上に、なかなか見つからない
熱心な音楽ファンは、新譜はもちろん、旧譜であっても聴いたことがない音楽を掘り続けます。その情熱は止められません。私もその1人です。
リスナーキャリアを積み、自分独自の感性を磨き、集めた音源たちは、その人らしいセンスが詰まったライブラリになります。
しかし、そこに至るまでの苦労たるや。デジタルであってもフィジカルであっても、1曲1曲チェックして、あり/なしを判断し続ける手間は果てしないです。その手間を惜しまないのが熱心な音楽ファンの証ですけどね。
で、ここが肝心なのですが、時間をかけたからといって必ずしもDIGの成果が得られるわけではないということです。見つかるときは見つかるし、見つからないときは本当に見つかりません。
ただし、これについてはSpotifyなどのAI機能によってだいぶ緩和されました。自分の視聴履歴から、「ほら、これ好きやろ?」って投げてくる曲は、AI登場時点で、「なんやこれ?」だったのが、「おー、いいとこ突くやん」という今になっていますね。個人的には打率1割でしょうか。鳥肌級と言わずともいい曲だなというレベルだとそんな感じです。
これまでの苦労②:いつも同じテイストに落ち着いてしまう
もう一つ熱心な音楽ファンを悩ます問題があります。ある一定以上のキャリアを積むと(積まなくても、かな?)、「いつも聴いている音楽とは別の音楽を聴きたい!」と思う瞬間が訪れたときにどうするか問題です。
しかしながら、別の音楽を聴こうにもヒントがありません。なぜなら、それまでに作り上げた自分の感性がしっかりと存在し、その網に引っかかってくるものばかりを聴いているからです。良い悪いではありません。事実としてそうなのです。そのため、「どんなジャンルの、どの年代の、どんなアーティストの、どの曲」を、聴けばいいのか、そもそもどう探せばいいのか悩むのです。
見つからないを解決するツールであるAIも、これにあたっては無力です。AIは、自分の視聴履歴からおすすめを出しているからです。
そもそも好きなジャンルを特定するだけでも大変です。その中で、できることとしたら、例えば「House(ジャンル名)、2024年(年代)、おすすめ」で検索してでてきたところを片っ端から見ていくか、音楽ストリーミングの画面とにらめっこして、並んでいるプレイリストから探すしかありません。(音楽メディアがストリーミング画面しかない問題について別記事を書いてます。よろしければこちらも)
一人で悩んだら、みんなで解決すればいい:シェアリスという仕組み
上で述べた2つは、私にとっての課題でもあります。
うんうんと唸った結果、人に聞くことにしました。自分の感性でがんじがらめになっている自分にとって、人の感性は宝物です。なので、おすすめされた瞬間にポチるルールを自分に課しました(ストリーミングでお気に入りにせず買うのは、DJするためデータがいるからです)。
ちなみに、人間が学習する方法は3つあるそうです。①経験、②人の話、③書籍(インターネット含む)の3つです。①がダメなら、③じゃなくて、②にいけばいいのです。
そんなことをしている私の前に、音声SNSがありました。リアルでコツコツ聞くより、インターネットのみんなの知恵に頼るほうが世界は広がると確信しました。
そう考えた私は、Gravityという音声SNSで、「シェアリス」というRoomを始めました。「シェアードリスニング(聴くを共有する)」音楽体験という意味合いから名付けました。
シェアリスを体験したら①:素敵な音楽に出会う確率がめちゃめちゃアップ!
で、始めてみたところですね、ほーーーんとうに楽しいのです。
例えば、以下のようなエッジのたったタイトルをつけたら、コアな音楽ファンがたくさん来てくれました。
浸れる音楽を聴く
面白い曲、募集
ノれる音楽を聴こう
えっ、皆の思う激しい曲って何?教えて!
歌詞が好きな曲を聴こう
好きなアーティストにハマるきっかけ曲
オリジナルよりカバー・Remixが好きな曲
ギターリフ祭り🎸
などなど200以上。よろしければ、プレイリストをご覧ください。そしてお聴きください。
最初は、カードバトルのように、とっておきの曲のカードを切り合う真剣勝負の場になっていました 笑。それくらい新しい音楽に飢えていたんだと、後々親しくなったシェアリスファンの方から言われて、その通りだと思いました(続けることで、今は初見さんにも優しい雰囲気になりましたよ!悪しからず!)。
そんな真剣勝負の場には、いい曲しか集まりません。思いつきで始めたRoomでしたが、想像以上の効果に興奮しました。
浸れる音楽を聴く
面白い曲、募集
ノれる音楽を聴こう
えっ、皆の思う激しい曲って何?教えて!
歌詞が好きな曲を聴こう
好きなアーティストにハマるきっかけ曲
オリジナルよりカバー・Remixが好きな曲
ギターリフ祭り🎸
などなど200以上。すべてプレイリストにまとめています。よろしければご視聴ください。
最初は、カードバトルのように、とっておきの曲のカードを切り合う真剣勝負の場になっていました 笑。それくらい新しい音楽に飢えていたんだと、後々親しくなったシェアリスファンの方から言われて、その通りだと思いました(続けることで、今は初見さんにも優しい雰囲気になりましたよ!悪しからず!)。
そんな真剣勝負の場には、いい曲しか集まりません。思いつきで始めたRoomでしたが、想像以上の効果に興奮しました。
AIは打率1割と書きましたが、シェアリスは3割バッターです(野球の例えですみません。大好きなんですプロ野球)。つまり体感3倍です
楽しくて、一緒にやるメンバーを増やしてほぼ毎日やりました。気がつくと200回に達していたという感じです。
たまに神回も起こります。みんなの選曲がストーリーとなって連なるのです。その時のみんなの一体感たるや!感動!!です!!!
シェアリスを体験したら②:みんなで聴くと曲がキラキラ輝く
一旦ちょっと話が逸れますが、趣味でHip HopのDJをするんですが、Hip Hopではショートミックスと言って、1分半から2分ちょいくらい(2回目のサビあたり)で次の曲に行きます。で、何が起こるかというと、
「2分以降の部分を聴かない」
のです。ただ、それが普通だったので、これまで疑問を感じていませんでした。
シェアリスを始めたときに、フェードアウトするタイミングを逸して、なんとなくフルコーラスで流していたのですが、それがルールになっていきました(別の遊び方も模索していくつか発見しました。その話はまた)。
ショートミックス文化で育ったので、1人でフルコーラスを聴くのは苦痛な面もあったのですが、みんなと一緒なら聴けてしまいます。参加してくれるリスナーに聞いても、「確かにそう!」と賛同してもらえました。
聴けてしまう理由を科学しようとしてずーっと考えているのですが、未だにわかりません。どうしてでしょう。一緒に考えてくれるとうれしいです。
シェアリスを体験したら③:感性・センスが触れ合って高まる曲の解像度
何度もやっていて気付いたことがあります。シェアリスは、単に
「とっておきの音楽を互いに共有する」場だけではない
ということです。毎回参加してくれる人達と交流を続けると、その人のルーツ・ミュージックを知ることになります。つまり、
「その人の音楽遍歴と、音楽的な人となりが理解できる」
さらに続けるとその人と
「音楽的感性・センスが触れ合う瞬間が訪れる」
それ以降は、その人が紹介する曲に対して
「説得力というか何でしょう。解像度の高さを感じ、その曲の輪郭がはっきりわかる」
ようになるのです。
ハズレがないから、つい買っちゃう楽曲たち
シェアリス以前から、人におすすめされたらポチる習慣がありましたが、シェアリスで教えてもらうと、①高い打率で、②キラキラした、③高い解像度の曲に出会えます。
そして、自分の感性・センスでは見つけられなかった曲たちが僕のライブラリに溢れ出しました。
気づけば、年間1,000曲も買っていた!
そんなことを繰り返していたある日、「そう言えばシェアリスで出会って気に入った曲ってどれくらいだっけ?」と自分のiTunesを確認したところ、なんと1年で1,000を超える曲を買っていました!
「なんてこったい。そりゃ毎日楽しいわけだ!」
みんなもシェアリスに参加してみない?
2024年9月27日に開催回数が200回を迎えたシェアリスに、参加してみませんか?
まずはシェアリスのLINEオープンチャット・discordサーバーに、ご参加いただけるといいかと思います。シェアリスの開催予定、できあがったプレイリストのご案内をしています。
一緒に最高の音楽に出会いましょう。
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