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8小節を繰り返し聴くって気持ちがいいんだよ

10秒で高品質なMVが作れるアプリ「ムビート」を提供している株式会社クロスフェーダーの名波です。よろしくお願いします。

1つ前の記事で宣伝したように、弊社では只今、もうすぐ創業200年の大阪は三木楽器さんとだいぶ変わった音楽コンテストを開催しています。

8小節で終わりの曲で競う、名付けて「8小節トラックアワード」です。

https://8bars-music.com/

audio-technicaさん、KORGさん、AKAIさんから豪華賞品があり、プロのアーティストが厳正に審査します。

なんでまた、こんなことを始めたのかということを前回から書き始めました。
まず音楽の8小節という最小単位を意識すると楽しいよという話をしました。

私は、ストリートダンスに学生時代ハマっていましたが、ストリートダンスは基本クラブミュージックで踊ります。つまりダンスに浸かっていたということは、クラブユージックにずっぽりと浸かっていたということになります。

クラブミュージックは、8小節の繰り返しが基本になります。

イントロ・Aメロ・サビ

そのため、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどで多くのパターンで構成されるPopsやRockなどとは異なり、正直単調です。

なんですが、ちょっとだけ我慢して大音量で身体に馴らすと、この繰り返しが気持ちよくなってきます。耳だけでなく体がリズムに乗るので楽しくなるのです。

で、リズムに乗るのが楽しいのは、一定の規則性があるからです。言い換えると期待通りの進行に身を任せるから楽しいのだということです。

そこにキャッチーさがあると、来るぞ来るぞ来るぞ、来たー!となります。クラブでの盛り上がりを作るのは、多くがこれです。
一定の繰り返しの後に、期待を裏切る外しがあるのも、また楽しかったりします。

繰り返されるその8小節を取り出すとどうなるか?

何も起こりません 笑。

ここで、また別のお話をします。

TikTokの話です。
TikTokの手によって、15秒の動画で遊ぶというショートムービーというジャンルが確立されました。情報が溢れかえる現在で1つのコンテンツを最後まで見てもらうことが難しい状況を解決する画期的な手法となっています。

一方、8小節ですが、BPM(Beat Per Minute、曲の早さ、TEMPOとも言う)が128だとだいたい15秒です。ざっくりジャンルで言うとEDM、House、Technoが含まれます。Houseが一番イメージしやすいところでしょうか。
これまたざっくり言うとHipHopの65くらいで30秒、早いDrum'n Bassで10秒くらいになります。

TikTokが切り開いた15秒のショートムービーのフレームを拡大して、ショートミュージックというエンタメの枠組みを作れるのではないかと考えました。

ここで8小節をつぶさに観察します。BPM128で15秒は人間の発声だと100文字話せる長さで、8小節は短いようで長いのです。その中で表現できる可能性は非常に高いと。
起承転結のストーリーを作ることもできるし、8小節の中に繰り返しを入れ子にしてもいいし、あえて何も意味を持たせないこともできます。

自分で書いていて何を言っているのかよくわからなくなってきましたが、ここに8小節のショートミュージック文化が生みだすよというお話でした。


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