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【盛況御礼】ついに応募総数2,000曲突破!【8小節アワード・実施報告レポート】
2022年10月27日(木)から12月25日(日)まで募集して、2023年1月29日(日)に結果発表を行った第3回 8小節アワードですが、おかげさまで2,337曲ものご応募がありました。第1回が531曲、第2回が1,291曲、第3回が2,337曲とほぼ倍々ゲームできました。
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10曲来るだろうかと不安いっぱいで始めた本アワードですが、回を重ねて認知度も上がってきたのだろうと思います。コツコツとやってきて本当によかったと感じています。
改めましてご応募いただいた方には熱く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
「8小節トラックアワード」から「8小節アワード」へ。音楽クリエイターすべてを対象に
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第1回、第2回は「8小節トラックアワード」とトラックメイカーをターゲットとしていました。当社は、クラブミュージックを出自とするメンバーが多く、そのように設定したのですが、実際に募集してみると、歌モノ、ロック・ポップス、生楽器、音声合成ソフト、弾き語りなどさまざまな表現手段の曲がありました。「トラック」と銘打っていると、入り口を狭くしているのだろうと考え、「初心者には入りやすく、上級者には奥深い」という世界をより広げるべく、トラックを取って「8小節アワード」と名称変更しました。
合わせて、入り口を広げることを周知するために、「クラブミュージック」、「HipHop・ラップ」、「ロック・ポップス」、「音声合成ソフト」の4ジャンル別で募集してみました。制作のゴールが見えやすくなり、応募曲数が増える結果となったかなと考えています。
超豪華審査員陣!
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今回から審査員がさらに強力になりました。皆様の真摯な審査、本当に感謝しております。ここでも御礼申し上げます。
m-flo, blcck. fmから☆Taku Takahahisi氏
MAN WITH A MISSIONからDJ Santa Monica氏
BANVOX氏
buzzG氏
クボタマサヒコ氏(ex. BEAT CRUSADERS)
Sekitova氏
OMKT氏
MOONBUGからノボイスキ氏、マツモトヒサターカー氏
Lark Chillout氏
審査員プロフィールはこちらから。
豪華スポンサー陣!
これまでの当社の取組みの趣旨・実績を受けて、今回からさまざまな企業に協賛・協力いただきました。各社の皆様、本当にありがとうございました。ここでも御礼申し上げます。
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TuneCore Japan株式会社
株式会社APDREAM
SONIC WIRE(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)
株式会社ドワンゴ
VoiSona(株式会社テクノスピーチ)
株式会社AHS
CeVIOプロジェクト
TOKYO6 ENTERTAINMENT
また、以下2社のご協力を得て、ニコニコ動画、音楽コラボアプリ「nana」からも応募を募りました。それぞれから多数の応募をいただきました。
株式会社ドワンゴ
株式会社nana music
審査結果!
総合1位〜3位、TuneCore Japan賞をお伝えします。素晴らしい曲です。審査員の講評とともに聴いてみてください。
視聴はこちらから。
第1位:「人の舟」市川空
Sekitova氏の講評:
意外な場所からスタートして欲しい場所までひとっ飛びとおもいきやそれをさらにはっそう飛びで越えてあっという間に届かないところまでいってしまう圧倒的なスケール感。解決しきらず不穏なSEで終わるのも8のその先が見えて最高。ソングライティング力は言わずもがなそれを120%最大化させるアレンジ力、エンジニアリング、全て文句なしのトップレベルです。
第2位:「貝殻」vionan
MOONBUGの講評:
審査開始後、気づけば何度も繰り返しこの曲を試聴している自分がいました。BPM140で取ってるけど70で倍尺でやってほしいとか、これほんとに音声合成ソフト?とか、歌詞の意味が知りたいとか、キックもう少し音像クリア目だと好み!とか。多くの感情と衝動を僕の中から引き出してくれた快作だと思います。今もなお続きが聴きたい欲に駆られているので、やはりBPM140で応募したのは正解かもしれないですね。おめでとうございます!
第3位:「STARR BEATS “Super star”」STARR BEATS
Lark Chillout氏の講評
メロディやコード感ではなく、押しの強さや音数の少なさで聴かせるあたり、「分かってる感」がすごいなと。「HipHop・ラップ部門」ということでこういうタイプのビートが沢山寄せられると思いきや、蓋を開けてみると意外とあまり無かった印象ですので、個人的にはこちらの8小節が圧倒的に優勝でした。不穏なイントロから入って、一拍目のキックから首を振らせるもう片方のエントリー曲もそうですけど、この方はきっと感覚的にヒップホップ的なツボをよく理解されてるんだろうな、と。
TuneCore Japan賞:「故に最終戦争」 なぎ
TuneCore Japanの講評
2人ともとにかく声質がよくユニゾンが非常に気持ちいい。メロディにもセンスを感じさせるし、曲タイトルのセンスも地味に加点対象。
ミックスバランスだけが残念だが、そこさえクリアすればすぐにでもメジャーデビューしそうな印象でした。
総合に加えて、4部門の第1位〜第5位、審査員賞9賞、特別賞5賞の計38の表彰をさせていただきました。秀逸な曲たちを聴いてください。
8小節で音楽を表現する文化の萌芽ができ始めた!?
ループ系トラックではない、8小節の中でボーカル・歌詞を加えて起承転結を図った作品が非常に多かったです。
継続開催により8小節で表現することの概念理解が深まった、もしくは入賞を狙って過去の入賞曲・応募曲を聴いて傾向と対策が進んだ、からでしょうか。
いずれにせよ、TikTokを始めとしたショートミュージックに向かう世の流れに合致していると考えています。俳句のようにスモールワールドを表現する規格が受け入れられている手応えがあります。この先の世界として、
8小節だけで音楽を味わう
8小節の曲を連続で聴く(つまり俳句集を読む)
8小節からフル尺への成長を見る
を考えておりまして、
1.については、「コンテスト」として
2.については、「コンピレーション」として
3.については、「アーティスト支援を通じたシングルリリース」として
取り組んでいきたいと思います。下2つについては、この後で触れようと思います。
部門別応募総数
2,337曲の内訳です。日本はロック・ポップス強いです!
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年齢分布
10代、20代の若手で半数弱。それ以外もまんべんなく。どの世代にも共通して受け入れられていると理解できて、8小節には普遍性があるのかなと自信を深めますね。
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認知経路
公式ツイッター、公式サイト、クロスフェーダー代表の私名波からのTwitterDMで約半数。メディアとしても認知されてきたのかなとこちらも自信を深める点になります。
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ちなみに、私のTwitterDMの返信率なのですが、第2回の体感10倍でありました。有名コンテストと同様に、ユーザーネームに8小節アワードの名前を入れていただける方が出現したり。総じて音楽クリエイターが多く活動しているTwitterの反応がよかったのが嬉しかったです。
みんなの8小節(応募曲全曲アップ)が大好評
第1回からやり続けているのが、応募曲すべてを公式サイトにアップすること。入賞するしないに関わらず、こちらのスクショを撮って投稿してくれている人が多くいました。
応募しても、受賞曲だけの発表となると寂しい感じがします。公式側から受け取っているよとメッセージを送ることで、祭りとして盛り上がったのかなと自負します。
コンピレーションやります。
実は、2022年8月から当社のレーベル「DIG8 Reords」を発足させています。
第2回については、ここから各種ストリーミングサービスに配信しています。TikTokで100万回再生以上を達成した曲もあります。
第1回はネットレーベル「OMOIDELABEL」と共同でBnadcampからリリースしています。
もちろん第3回のコンピレーションもリリースします。只今準備中。しばしお待ちください。
もちろんシングルも出します。
受賞者の方と相談させていただきながら、シングルリリースも並行して進めています。第1弾として2023年4月23日にリリースしました。
第3回8小節アワードのクラブミュージック部門にて、第5位を受賞した現役JKさんによるキレッキレのFuture Bass「FLUX」です。
ぜひお聴きください。
すでに昨年8月から、6曲ほどリリースしていますが、すべて主要サービスのプレイリスト入りしています!
我々のレーベルの成長も楽しみにしてください!
以上、第3回8小節アワードの結果振り返りでした!