音楽クリエイターの発表の場は限られている【8小節トラックアワード応募者分析】
10秒で高品質なMVが作れるアプリ「ムビート」を提供している株式会社クロスフェーダーの名波です。よろしくお願いします。
531曲の応募をいただいた8小節トラックアワードを分析して振り返ります。
応募曲数531曲で応募人数にして235名!、広告なしでこれですよ!
予算がない中で広告なしでこの結果となりました。三木楽器とうちのTwitterによる告知、特にDTMアーティスト宛のDMをせっせとやりました。結果につながってよかったです。
発表の場が強く求められていることが判明
アワードの認知経路をまとめました。Twitterで半分取れました。
ここで注目すべきは、「検索エンジン」(23.8%)、「公募ガイド」(1.6%)、「音スト」(1.2%)の合計26.6%。実に4分の1です。
アーティストが発表の場を求めて自発的に探している人が非常に多いということです。これは意外な結果でした。
募集期間中に応募者40人にインタビューしていたのですが、そこでも少なくない数の方が発表の場を求めていると回答してくれました。
バークリー音楽大学を卒業されたある職業音楽家の方に言われたのですが、プロも応募していいコンテストは限られており、探していたとのこと。そこの深い動機をまだ伺えていませんが、後述するようにインタビュー記事を書く予定なのでその際に深堀しようと思います。
期間中に実施したインタビューを記事にしようと考えています。さまざまなバックボーンがあり、人それぞれにいろいろな動機があり、でも音楽に対する熱い思いは共通して感じられる楽しい読み物になる予定です。
あとは謎(?)の口コミが約10%あります。
お母さん→旦那さん→息子2人の一家4人でご応募があったのですが、それ以外の詳細な経路が不明です。ここの解明もインタビューで行っていきたいと考えています。
最年少11歳、最年長61歳と幅広い年齢層から応募あり
20代が最も多く。10代、20代で合計53.7%。平均で言うと29.8歳。
最年少は11歳!最年長は61歳!
本当に幅広い方にご応募いただきました。音楽に年齢は関係ないですね。
男性:女性は約8:2。
思ったより女性が多かったですが、DTM識者に聞くとそんなもんらしい。
ボカロ以降、女性が増えているとのこと。
ちなみに年代×性別で見るとこんな感じ。
今後の展開:グローバル版をやりたい
音楽は国境を越えます。動画と音楽の当社アプリ ムビートもダウンロードの半分は海外です。ネックは審査員をどう揃えるかなのですが、ひょんなことから解決できるかもという状況です。追ってまたご紹介させていただきます。
ということで今日は8小節トラックアワードの応募者はこんな人たちだったよというお話でした。
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