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あれから10年

10年前は人生の大きな分岐点だった。

東北の震災はいまでもことばにはできない衝撃だった。

すべての子どもたちが健やかに育つこと。

それが願いであり、祈りであった。

人間というものはなんと残酷なのだろうか、時が過ぎればなにもかも忘れてしまう。

石(イシ)に刻む。

先人はこうやって大切なことを忘れないようにしていたのだろう。

震災の現場はいまも復興中。

多くの人が様々なことで不安と恐怖で苦しんでいる。

一方、そこで生きる覚悟をもったおばちゃんの笑顔には強さと優しを感じた。

青年時代から大好きな宮沢賢治

「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」

ここでいう世界とは、ひとりひとりの内なる宇宙と感じている。

外の世界は内なる宇宙の表れ

内なる宇宙を幸せで満たすこと

人生四苦八苦

生老病死

愛別離苦
怨憎会苦
求不得苦
五陰盛苦

その苦しみがどこから来ているのか?

未知なる道

我々はどこからやってきて、どこに進もうとしているのか

人間とは何か

イノチとは何か

自分とは何かを知る道

その先に先人の多くが見たかった世界があるのだろう

苦しみから解放され

世界全体が幸せになる方法が

浮かんできている

2011年春から10年

少し時間がかかりすぎたかな


もう、止まることはない

これからは突き進むのみ








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