【アウトプットとインプット】優先すべきは、どっち!?
近年、”アウトプット”と”インプット”という言葉を、よく聞くようになりました。
でも、どちらが重要なのでしょうか?
もし時間に余裕があったら、どちらに時間を割くべきなのでしょうか?
今回は、”アウトプット”と”インプット”について書こうと思います。
ではまず、結論を書きます。
結論:人生を変えるのはアウトプットだけ!!
今回は、日本の精神科医で、映画評論家、作家、YouTuberの肩書きも持っている、樺沢紫苑 氏(かばさわじおん)が書いた書籍『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版、2018年)を参考にまとめさせて頂きました。
ワダなおインスタ:『学びを結果に変える アウトプット大全』
現実世界を変えるのは、アウトプットだけ!
『アウトプット大全』によると、「インプットは「脳内世界が変化するだけ。アウトプットして初めて、「現実世界」を変えることができます」と断言しています。
当然ですが、現実世界を変えるという観点から見ると、行動しなければ進化も変化もないということになります。
でも果たして、それがすべてなのでしょうか?
そして、アウトプットとインプットでは、どちらを優先す流べきでしょうか。
まず、そもそもアウトプットとはどういう意味か辞書を引いてみると・・。
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〈アウトプットとは〉
出力。
特にコンピューターで、データを画面に表示したり、印字などで取り出したりすること。
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アウトプットはもともとは、コンピュータ用語のようです。
それを人間に置き換えると、話したり、書いたり、行動したり、表現したりすることになります。
そしてさらに、発明したり、演奏したり、怒ったり、泣いたり、誤ったり、説得したりすることもアウトプットです。
逆にインプットは「脳の中に情報を入れる、つまり”入力”すること」という意味です。
では、”アウトプット”と”インプット”では、どちらを優先するべきなのか?
前述した『アウトプット大全』によると、「自己成長はアウトプットの量に比例する」んだそうです。
さらに・・・
”インプットとアウトプットの黄金比率は3対7”
と断言しています。
そして「まずインプットをする。インプットしたらアウトプットをする。アウトプットをしたら、インプットをする。インプットとアウトプットをどんどん繰り返すことによって、自己成長できる」と書かれてあります。
アウトプットが先か? インプットが先か?
少しだけ、私の経験談を書きたいと思います。
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大学を卒業後、私は就職せずに海外へ放浪の旅に出てしまいました。
旅先では多少働きながら小銭を稼ぎつつ、また別の場所に移動する生活を送りながら旅を続けました。
旅先では一か所に数ヶ月留まって生活をするスタイルだったのですが、日本の方と知り合って話をする機会がよくありました。
そのなかで印象的だったのが、私と違って、一度、就職してから来ている方が多かったことです。
彼らのなかには仕事に追われる日々に疲れてきている方もいました。
しかし就職前から、いずれは海外暮らしをしてみたかった、と言う方が多くいました。
そして彼らは、一度は就職して社会を経験していから来た方が視野も広がり経験が身につきやすいことを知っていました。
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彼らの行動をアウトプットとインプットと置き換えてみたいと思います。
一見、海外に出る行動がアウトプットのように感じますが、働くということにフォーカスしてスキルアップと考えてみると、一度就職して働いたことがアウトプットで、海外に出て見聞を広げ経験値を上げることがインプットといえます。
つまり彼らは、アウトプット(働くこと)の方法を学んでからインプット(海外遊学?)をしたので、次のアウトプット(働くこと)をイメージしながら、活かせるようにインプットしていたわけです。
働いたことがなかった私はただ闇雲に旅(インプット)をしていただけで、アウトプットのイメージが湧かず、彼らとは目的意識に差がありました。
このまずアウトプットをしてみることが、実は本当に大切だといえます。
そのことは『アウトプット大全』でも、「まず行動する」や「やってみる」ことが先決と書かれています。
そしてアウトプットによって得られた結果を評価する「フィードバック」を挟んで、次のインプットに活かすことが必須ということです。
アウトプット → フィードバック → インプット → アウトプット・・・
この無限ループこそ、自己成長へと繋がる最善の方法だそうです。
まとめ
『アウトプット大全』では、自己成長の螺旋のようなループの繰り返しが、無意識で行えるレベルまで目指すことを勧めています。
そしてそのためのトレーニング方法まで記されています。
具体的で、読み終わった後、次のアクション(アウトプット)に繋がる内容ですので、ぜひ、オススメの一冊です。
今回は以上です。ありがとうございました。
参考文献:『学びを結果に変える アウトプット大全』樺沢紫苑 著、2018年、サンクチュアリ出版
参考文献:『学び効率が最大化する インプット大全』樺沢紫苑 著、2019年、サンクチュアリ出版
読書:週3冊ペースで読んでいます。
ワダ なお【インスタ読書日記】