変化に強い人材を目指そう【ポテンシャル採用とは?】
今回の記事は以下のような方や、悩みを持った方にとって参考になる内容です。
・現在もしくは将来、転職や新卒入社を考えている方
・入社、転職の面接が不安な方
・”ポテンシャル採用”について知りたい方
では、さっそく解説していきます。
■ポテンシャル採用とは
最近、転職サイトなどで”ポテンシャル採用”という用語を見かけます。
いったい、どんな採用方法なのか?
まず、”ポテンシャル採用”について、カンタンに解説します。
〈ポテンシャル採用とは〉
・採用する対象は、職種に必要なスキルがない人
・必要な能力・スキルは入社後に育成することを前提
・採用条件は、現状の能力・スキルより将来性を重視
・対象は20代の第二新卒がメインの企業が多い(30歳まで)
ちなみに、私は東京の企業で管理職をしています。
現在、部下は50人ほどいます。
ほぼ全員、中途採用です。
各種ディレクター、エンジニア、バックヤードのデスク、分析系など、近年に新たに生まれた職種については、入社時にはスキルを有していない方も多く、その方は入社後に取得しています。
おそらく、ポテンシャル採用が広がっている背景には、一時の売り手市場、人手不足の影響がありそうです。
専門的な技術や知識が求められる職種については、入社後に時間を掛けて必要な能力を身につけてもらう方が人材費に掛けるコストが見合うからのようです。
分かりやすい事例としてはITエンジニアですね。
現在、ITエンジニアはニーズが高く人材不足ですので、入社後に能力をつけてもらう企業も多くあります。
また幹部候補の育成として、ポテンシャル採用を導入している企業も多いようです。
■採用官は将来を見ます!
では、ポテンシャル採用で、どんな点が採用の基準になるのでしょうか。
〈ポテンシャル採用の採用ポイントは?〉
行動特性を評価基準にしている会社が増加
・主体性があるか
・コミュニケーション力が高いか
・計画的に物事をやり遂げることができるか など
一応、私も管理職をしているので、自部門で採用する場合、人事部門とともに面接に立ち合い、評価する側に回ることがあります。
その際、もっとも重要視しているのは以下のような項目です。
〈ポテンシャル採用の面接時に重要視している点〉
・仕事に対する意欲
・会社にとって有益な人材になるかどうか
・将来性
・社会人としてのマナーやコミュニケーション能力は必須
あと、面接、面談の場で絶対にしてはいけないことも付け加えておきます。
〈面接、面談の場で絶対にしてはいけないこと〉
・前の職場への愚痴
・社会への不満
・自分ではどうにもならないことに対しての評論
すべて当たり前の項目ばかりですね。
潜在能力を重視した選考ですので、その見極めは難しいです。
私の場合は、一番は”誠実さ”を重要視しています。
どんな仕事にも共通していえますが、誠実な人は、”自分に足りないスキルや知識を伸ばすための努力は惜しまない人が多い傾向があります。
ポジティブな思考で、自分磨きに励む人を企業側は求めています。
■最後にまとめ
現代は、身につけたナレッジやスキルの価値が数年で下がってしまう時代です。
ポテンシャル採用が導入されている背景には、企業側が変化を受け入れる、変化に強い人材を求めている側面も大きい作用しています。
今回は以上になります。ありがとうございました。