【新規事業・初級編】アンゾフの成長マトリックスで事業戦略を考えてみる
***********
◆新しい事業を考えたけど、上手くいくかな?
◆既存ビジネスを見直したい。どうやって考えればいいんだろう?
◆サービスを見直したいんだけど・・・
***********
今回は、そんな悩みにお応えする内容のnoteです。
会社員の方でも、個人事業主の方でも、いま携わっている仕事から新しいサービス、ビジネス領域、新規事業を立ち上げてみたいと考えたことはあると思います。
そんな時に、どんな風に考えたらよいか、そのヒントをご紹介します。
アンゾフの成長マトリックスとは
”アンゾフの成長マトリックス”という用語を聞いたことがあると思います。
ビジネスに関する有名な法則なので知っている方も多いでしょう。
***********
〈アンゾフの成長マトリックス〉
・”事業の成長・拡大”を図る際に用いられるマトリックス
・ロシア系米国人の経済学者イゴール・アンゾフ(1918-2002)氏によって提唱
***********
ちなみに現在、私は東京で得意先企業に対して、マーケティング戦略の提案して実行する業務をしています。
私は、新しい事業を考えたり、ビジネスの拡大を図る際、一番といっていいほど、このアンゾフの成長マトリックスを意識して行っています。
さて、アンゾフの成長マトリックスについて、もう少し解説します。
アンゾフの成長マトリックスでは、事業の成長を「製品・サービス」と「市場・マーケット」の2軸で、それぞれ縦軸と横軸におきます。
さらに、その2軸を既存」と「新規」に分けます。
図にすると下記のようになります。
1〜4は以下のようになります。
***********
1:既存製品・サービス × 既存市場・マーケット
2:新規製品・サービス × 既存市場・マーケット
3:既存製品・サービス × 新規市場・マーケット
4:新規製品・サービス × 新規市場・マーケット
***********
このマトリックスを使うと、ビジネス戦略が最もシンプルに表現でき、頭の中の整理に役立ちます。
新規ビジネスの展開を考えるときの、戦略としては下記のようになります。
***********
1:市場浸透・・・既存の製品やサービスを、既存の市場で展開
2:新製品開発・・新規の製品やサービスを開発して、既存の市場で展開
3:新市場開拓・・既存の製品やサービスを、新しい市場を開拓して展開
4:多角化・・・・新規の製品やサービスを開発して、新しい市場を開拓して展開
***********
難易度は、1が優しく4が難しい、という順番になるわけですね。
アンゾフの成長マトリックスの活用方法
さて、新規事業戦略を考えるとき、通常は1の既存×既存からスタート!となります。
そしていずれは、4の新規×新規を目指して展開しようと考えるわけです。
その場合、ロードマップを大きく描く際は2種類が考えられます。
Aのルート:新しい製品を開発して現状の市場で勝負しつつ、新規市場を狙う方法
Bのルート:既存製品を活用して新規市場に参入しつつ、新規製品の開発を行う方法
整理すると下記です。
クライアント、メンバー、関係者などなど、私はプロジェクトを進捗する際、このような大まかなフェーズのイメージは、しっかり共有することを重要視しています。
アンゾフの成長マトリックスは、イメージを共有するのにとても役に立つツールとして活用しています。
今回は以上です。ありがとうございました。