消費者マインドをコントロール!売りたい商品を選ばせる方法
今回は、レストラン、スーパーマーケットなど、単純ながらも効果的な、販促マーケティングの手法を紹介します。
人がナニかを選ぶ際、”真ん中”を選ぶマインドがあります。
特に日本人は、こういった心理が強く働く方が多いそうですが、このマインドを活用した販売手法が、「松竹梅の法則」とか「松竹梅効果」と呼ばれる方法です。
昔から手法ですので、すでに、ご存知の方も多いと思いますが、効果抜群ですのであらためて紹介します。
■消費マインドを上手くコントロールする”松竹梅の法則”とは
では解説。
方法はいたってカンタンです。
例えば、最も売りたい商品Aがあるとします。
その商品Aの価格を真ん中に設定して、上位版Bと下位版Cの商品を用意し、陳列するだです。
これにより売りたい商品Aの販売につながります。
例えば一番売りたい商品(竹)が8,000円なら、下位(梅)は6,000円、上位(松)は15,000円に設定します。
ポイントは、松の価格はやや高めに離し、梅の価格は竹に近づけることです。
これだけで、売りたい商品(竹)の販促につながります。
ではこの時、消費者にどんな心理が働いているか考えてみましょう。
■消費者の心理状態
消費者の心理を考えてみます。
〈消費者の心理状態〉
・まず、一つの商品だけでは基準がなく決断しづらい
・しかし、比較対象があると決断しやすい
・でも、「松は贅沢!」という罪悪感がでる
・そして「梅よりは竹!」という優越感で決断
スーパーマーケットやレストランのメニューをよく見ると、「松竹梅の法則」が使われていることが分かります。
昔からある手法ですが、WEBマーケティングでECサイトやサブスクリプションの料金設定などでも活用することができます。
ちなみに私は現在、東京にある企業に在籍していて、クライアント先に対してマーケティング戦略の提案を行い、実際に実行する業務をしています。
主にプロモーション領域の販売促進(SP)がメインですが、この”松竹梅の法則”は即効性があり、実に有効性の高い手法で重宝しています。
シンプルですが、効果的面ですね。
サービス業の方、営業の方、WEBマーケで販売している方、ぜひ試して見てください。
今回は以上です。ありがとうございました。