【リスクゼロで新しいビジネスをはじめる方法】イントレプレナーが大企業病から会社を救う
「起業したいけど怖いよな。サラリーマンなら失敗する可能性も少ないし・・。今の会社は居心地がいいけど、なにかチャレンジしてみたい・・・」
今回は、そんな悩みにお応えする内容です。
では、さっそく結論です。
結論:社内起業家”イントレプレナー”を目指そう!
はじめて私のブログを読んでいただいている方もいると思いますので、少し自己紹介をします。
私は現在、東京の上場会社で管理職をしています。
業務はクライアント企業に対して、戦略を提案し、実際に実行まで行っています。
部下は約50人ぐらいです。
ディレクター、プランナー、デザイナー、ライターなど多様な職種のスタッフが在籍しています。
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”イントレプレナー”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
いわゆる”社内起業家”のことですが、イントレプレナーは会社側にとっても、
メリットが大きいです。
それは、いわゆる”大企業病”を克服する、カンフル剤にもなるからです。
では、その辺りから解説をしていきたいと思います。
■大企業病ってなんだろう?
そもそも大企業病と呼ばれる症状について、まず解説します。
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〈大企業病とは?〉
・会社など組織の風通しが悪い
・その結果、情報の共有が滞りがち
・組織内が保守的になり、
新しい動きが少ない
・意思決定に時間が掛かる
・社内政治や派閥が蔓延
・隠ぺい体質
・組織が縦割りで、
既得権益に捕らわれがち・・・
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”大企業病”といっても、大企業だけで発生するものではなく、中小企業でも起こる可能性は十分あります。
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〈大企業病による副作用〉
・自分の仕事にしか関心がなく、他のスタッフに興味が向かない
・従来のやり方を継続し、進歩や変革がない
・ミスは許さず、足の引っ張り合いになる
・無駄な会議や資料が増える
・常に上司の顔色をうかがい、顧客の方を向かなくなる
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ひとつずつ補足します。
■自分の仕事にしか関心がなく、他のスタッフに興味が向かない
それぞれの社員が視野が狭くなり、
自分の成果や評価だけ気になります。
目の前の自分の仕事にしか興味が無い状態になりがちです。
いわゆる、”ことなかれ主義”が蔓延して、中長期的な成長が期待できない状態になります。
■従来のやり方を継続し、進歩や変革がない
従来のやり方を継続し、進歩や変革がない
昔から伝わるやり方が非効率的であっても、
新しいものを取り入れようとしなくなります。
変えるのが面倒、見てみないフリ、
波風は立てない・・・、さらにさらに、
昇進して責任ある立場に就くより、
今のままの方が無難という考え、
上を目指す社員も少なくなります。
ミスを許さず、足の引っ張り合いになる
些細なミスでも激しく怒られたり、
評価が下がったりすることで、
失敗を許さない空気が蔓延していきます。
近年は失敗力という言葉もあり、
失敗するのは挑戦しているからこそです。
失敗を恐れ、挑戦しない風潮が蔓延すると会社の変革する力は、どんどん低下していきます。
■無駄な会議や資料が多い
ひとつの案件を決済するのに、社内向け資料が何枚も増えたりします。
定例の会議でスケジュールが埋まったり、意思決定に携わる部署が多すぎるのが特徴です。
古い体質の企業が、起業して間もない企業に敵わないのは、こうした意思決定のスピードがついていけないことが多いです。
■常に上司の顔色をうかがい、顧客の方を向いていない
上司の反応だけ気になり、顧客に気が回らない状態です。
誰のためのサービスなのかを見失うことにつながります。
■大企業病を改善する方法
大企業病を改善する方法として、経営に関する研究や書籍を見ると”従業員のエンゲージメントを高める”ことを推奨しているケースが多いです。
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〈社員のエンゲージメントとは〉
エンゲージメント(engagement)は
直訳すると「契約」や「婚約」という意味。
会社の人事的には、従業員が抱く
”会社への愛着心”や
”会社に貢献したいという気持ち”になりますね。
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ひと言でいうと、”愛社精神”です。
具体的に愛社精神を養う方法を、
いくつかまとめてみました。
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〈愛社精神を養う方法〉
・理念、ビジョン、行動指針、
組織の目標・目的の意識づけ
・企業文化の浸透
・悪しき慣習の排除
・社内のコミュニケーションの活性化
・リーダーシップの発揮
・チームワークの強化
・従業員に成長機会を与える
・ワークライフバランスを考慮
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いくつか補足すると、悪しき慣習を社員に続けさせると、働くモチベーションが下がります。
例えば、「夜遅くまで働く社員を評価する」ような会社だと、社員は疲弊しますね。
手本となるべき行動を取らないリーダーの下で働いている社員は、仕事への姿勢が不誠実になりがちです。
ちなみに社内に友達がいる社員は離職率が低いという調査結果もあります。
また生産性だけを重視して、居心地が悪い職場はストレスが溜まります。
■大企業病改善の最善策とは
大企業病の改善策として、社員のエンゲージメントを高める方法を紹介しましたが、これは実際にはマネジメントする側の話ですね。
では、従業員として、なにか良い方法がないかというと、”イントレプレナーを目指す!”ことを提案します。
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〈イントレプレナーとは〉
企業(会社)の中で、
新しいビジネスを立ち上げる人材のことです。
一般の起業家を
アントレプレナーというのに対して、
特定の組織に属しつつ、
新規事業やビジネスを起案して推進する
リーダー的な人材です。
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イントレプレナーは特定の組織に属しているので
アントレプレナーと比べると
幾つかメリットがあります。
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〈イントレプレナーのメリット〉
・たとえ失敗しても
食いっぱぐれることがない
・立ち上げ資金の調達は、
基本的に社内からになるので容易
・社外からの場合も後ろ盾があるので
比較的しやすい
・人的リソースも得やすい
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やはり一番は、個人の経済的リスクが少ないのが最大のメリットですね。
■イントレプレナーになるには?
とはいえ、誰でもなれるのかというと、結構厳しいのが現実かもしれないです。
どんな特性を持つ人が、イントレプレナーに向いているかまとめてみました。
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〈イントレプレナーの特性〉
・新たなマーケットを見出す能力
・社内政治力
・強じんな精神力
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ひとつずつ解説します。
■新たなマーケットを見出す能力
ビジネス開発の原点は、”誰かの課題の解決”です。
これは、以前のnoteで書きました。
参考note:ビジネスの力で社会課題を解決!【SDGs & サステナビリティ】
ですので、アンテナは常に広くはって、ニーズをキャッチできる能力はイントレプレナーの必須だと思います。
最低限、最初のアイディアは自分の力で立案したいところです・・。
■社内政治力
会社という組織の中で新しいビジネスを始めるわけですから、リソースの確保が必須になります。
それには経営陣、役員、上長の合意がなければ難しいです。
人を巻き込む能力が必要になります。
ここで「自分は人望がないからな・・・」と諦め人が多いと思います。
しかし諦める必要はないです。
社内政治力を持った人を巻き込めばいいからです。
自分に足りない能力は、その能力を持った人の力を利用するのが、手っ取り早いです。
■強じんな精神力
一番必要な能力ですね。
社内の関連部署を巻き込みつつ、説得しつつ新しいことを進めることは、ある意味で事業アイディアを立案するより大変です。
新しいことを始めようとすると、”やらない理由” が幾らでもあります。
とにかく粘り強く、くじけずに何度でも立ち上がって前進すること。
イントレプレナーを目指すうえで、コレが重要です。
■イントレプレナーへ、はじめの一歩
それでも「やっぱり自分には無理だな・・・」という方、多いと思います。
少しだけ、自分の背中を押す方法を紹介します。
まず最初の一歩は、ビジネスモデルを楽しく学ぶことをオススメします。
楽しく学ぶ、というのがミソですね。
楽しく学ぶには、世の中にある新しく誕生したビジネスの仕組みを学ぶのが、
興味も湧くのでオススメです。。
オススメ書籍:『ビジネスモデル2.0図鑑 (中経出版)』1,416円
2つ目は、誰しも1つは頭の中にある、新規ビジネス(商売)をまとめてみるということです。
一度、カタチとして可視化してみると、急にハードルが下がります。
とはいえ、「今まで一度も事業計画書なんて、まとめたことないしな・・・」という方がほとんどだと思います。
そんな方にオススメなのが、下記のツールです。
オススメツール:事業化支援WEBアプリ「StartDash」
このツールは、SONYが提供する新規事業の支援プログラムソフトです。
はじめて事業計画をまとめる方でも、手順に沿って作成すれば、頭の中のプランがスッキルとアウトプットできます。
私も初期の段階など、まだ整理がついていないビジネスでは使用しています。
無料でも使えますので、ぜひ試してみるとイイと思います。
■最後にまとめ
イントレプレナー人材を育成することは、会社側にとっても有益です。
イノベーションを生み出す風土は、仕事へのワクワク感につながります。
ワクワク感は、社員の働くモチベーションに直結しますね。
大企業病の改善策に役立つこと、間違いなしです。
今回はかなり長くなってしまいましたが、以上です。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!
読書:週に3冊ペースで読んでいます。ビジネスに役立つオススメ書籍を紹介。
わだ ナオ【インスタ読書日記】
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