久しぶりにデートの話。
私たちのデートは近場でランチ&昼飲みがメインなのだが、大阪とは言え中心部ではない飴さんの地元付近では昼飲みが出来る店が限られてくる。
お互い喫煙者なので余計に。
と言うわけでたまには少しだけ遠征しようかと梅田まで行ってきた。
一軒目は何度か行ったことのある洋食居酒屋。
「俺が行こうって言う店の中で一番オシャレやろ」らしい。
飴さんが好むお店はこういう感じのポスターが貼ってある率がまぁまぁ高い。
このお店もそうだ。
なので私の中ではいつもとあまり変わらないのだけど、どうやら洋食=オシャレ、みたい。
カワイイオジサン。
せっかくお店の選択肢が多い梅田まで来たのだから2軒目も行くぞ!と決めてたので、ここではビフカツや洋風煮込み、ガーリックトーストなどを腹6分目くらいまで食べて終了。
さて2軒目どうしようか。
今まで行ったことある店でも良いけど、たまには新規開拓でもしてみようか。
と言ってきたので同意して散策することに。
が!
飴さんはこういう時めちゃくちゃ歩くのだ。
この時も色んな店を覗きながら歩き続けること40分。
あまり飲んでないとは言えお酒も入ってるので疲れた。
更に小腹が満たされると甘いものが食べたくなる私は糖分補給がしたかった。
何でも良い、マクドのシェイクとかでも良いから一度座って糖分摂取したい。
そう訴えると、飴さんも私の甘いもの好きを知ってる&休憩ナシでアテもなく長時間歩かせるのは辞めてくれと以前から釘を刺していたので
「そやな。まだ時間もあるし2軒目行く前にちょっと休憩しよか」と。ホッ。
が!!
マクドでも良いと言ってるにも関わらず甘いもの屋さんを探すことそこから更に20分。
飴さんはいちいちお店にこだわりすぎなのだ。
結局熟考に疲れた私たち。
甘いものはミスドのドーナツになり、2軒目はその向かいにある何度も行ってる居酒屋になった。
1時間近く歩いた意味とは。
私ならネット検索なり使って目的地を明確に定めた上で一直線にそこに向かうので、飴さんのアテもなく歩くやり方は非常に効率が悪く感じるのだが、このお陰で今まで何度か思わぬ穴場を見つけたりしたのでこれはこれで悪くないと思っている。
休憩(糖分摂取タイム)さえ確保してくれれば。これ大事!!
と言うわけで2軒目。
糖分がドーナツという思いの外お腹に乗るものだったので、つまみ数点とお酒のみ。
飲みながらふと思い立って軽い気持ちで
「好きな女性のタイプは?って聞かれたら何て答える?」と聞いてみた。
「目が離れた人なんやろ笑」
これは飴さんが可愛いという芸能人が篠田麻里子とか杏とかなので「目が離れてる人が好きなんちゃう?」と以前私が言ったことがあるからだ。
「いや、それはそうやけど、中身よ」
「うーん…それは紺さんが完璧やからなぁ」
失敗した、嬉しいけど言わせたみたいになってしまったし、そういう意味じゃない。
「や、それは嬉しいけど、もっと一般的なよ。例えば気が強い人がいいとか弱い人がいいとか。ふわっとしたのやったら優しい人とか」
「気が強いのはイヤやな」
「…私、気が強いと思うけど」
「…そやな。強いな」
何やねん!!
「あ!でも紺さんはやたら噛み付いてくるとかないから」
私が怒るのは100%言い返せる自信がある(=自分に落ち度はない)時だけだ。
やたら噛み付くのは気が強いと言うかただの理不尽猛獣、ワガママレディーでは。
「でも中身なんて結局一緒に過ごしてみんとわからんやん。自分と合うかとか雰囲気とか空気感とか」
まぁそうね。
私の質問が野暮やったな。
「だから全部ひっくるめて紺さんは完璧やねんて。あ、しいて言うなら頭の悪い人は好きちゃう。勉強が出来る出来ひんって意味じゃなくて」
何かそういうことを言わせる意図はなかったのだけど、結果的に私が褒められた。てへ。
そうこうしてる間に良い頃合の時間になり、帰路につくことに。
梅田から電車、しかも平日の夕方となると座るのはかなり難しい。
飴さんはものすごく座りたがった。
正確に言えば、私を座らせたがった。
理由は明らかに↓この出来事である。
しかし先発の電車が来るホームは大行列、既に停まっている次発の電車も人が立っていた。
何台かやり過ごして列の頭に並ぶと言う手もあるが、それも結局長時間立っていないといけないため、飴さんにより即却下。
その後飴さんは次発電車にもたれられるスペースを何とか見つけ、私をそこに誘導。
そして乗ってる間、ずっと私の顔を見ながら何でもないことを話し続けていた。
普段電車でそんなに喋らないのに。
多分顔色とか状態とか色々様子を伺っていたのだろう。
やがて飴さんの最寄駅に到着。
普段ならここでバイバイ。
私も運良くこのタイミングで座ることが出来たので、もう大丈夫と言ったのだけど(基本的に座れば割とすぐ回復する)、
「まだ油断出来ひん。もうちょい乗る」
と、二駅ほど乗り越して付き添ってくれた(流石に私の最寄駅までは断った)。
正直、私は立っている間に手足が冷たくなってくるというあまり良くない前兆があったので、自分の最寄駅まで立ちっぱなしだったらもたなかった可能性がある。
情けない話だ。
私たちがあまり中心部に出向かなくなったのはこれも理由のひとつで、飴さんがとにかく私が混んでる電車に乗るシチュエーションを嫌がるようになったからだ。
noteには書いてなかったが、実は上の記事とは別の日に一度飴さんちのお風呂で失神したこともあったので、それも心配性に拍車をかけてるのだと思う。
トラウマを植え付けたみたいになってる…。
何だか申し訳ないな。