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自己紹介

 海洋政策や船舶科学、船や海、船員に関連することについても発信をしていきたいと思います。
 私は多くの時間を実務海技士として世界中の海で過ごしてきました。学術界で研究者としての草鞋も履きましたが、実務海技士の不足もあり、実業の海運界へ復帰し、並行して在野研究者をしています。
 研究対象は、海洋政策と船舶科学です。中でも安全保障と国際関係関連には特に注目しています。これらの社会科学分野では、海技士の視点に立った研究はこれまであまり蓄積がありません。海技士自身が海洋政策について考える、その立ち位置にこだわっていきたいと思っています。
 海洋政策と船舶科学は範囲が広く、社会科学分野に限っても安全保障や国際関係以外に、条約法規、船籍制度、船級制度、船員、教育、資格、海難、災害、汚染、港湾、検疫、税関、出入国管理、運航支援、水先、保険などなど多岐にわたります。力不足ながら、私の海技蓄積を少しでも社会還元できるように努めます。

吉野 愼剛 YOSHINO Shingo

STCW海技士資格: 一級海技士(航海)
           三級海技士(電子通信)
           当直限定三級海技士(機関)

非STCW海技資格: Dynamic Positioning System Basic Operator
                  (DPSBO;KONGSBERG SIMRAD)
          一級小型船舶操縦士(特定)

学位: 博士(海洋科学)
     武力攻撃事態における我が国の海上交通に関する研究
    修士(海洋科学)
     南シナ海島嶼領有権問題ー多極化戦略で覇権戦略の抑止へー
    学士(商船学)
     我が国のLNG船供給事情の長期展望

2022年~ 船舶・運航・船員分野の統括管理者として新会社立上げに参加
2020~2022年 東海大学海洋学部准教授 兼 海洋調査研修船望星丸乗船教官
2016~2019年 東京海洋大学大学院後期課程(社会人)
2012~2016年 東京海洋大学大学院前期課程(社会人)
2007~2020年 外航海運を主として実務海技士として勤務
2001~2003年 海洋工事業界にて実務海技士として勤務
1993~2000年 外航海運を主として実務海技士として勤務
1989~1993年 東京商船大学商船学部航海学科・乗船実習科航海課程
1986~1989年 大阪府立三国丘高等学校

船乗りは実歴が名刺代わりとなりますので、ざっくりと書いておきます。

海上実歴(2024年3月31日現在): 165か月
 内訳  大学練習船航海科乗船教官 22か月
     外航貨物船船長 約53か月
     外航貨物船航海士(含 運航士) 約44か月
     内航貨物船航海士 約5か月
     内航旅客船甲板員 約7か月
     海洋工事船航海士 約31か月
     造船所運転航海士 約1か月
     その他(艤装員長、水先類似、ACV船長等) 約2か月
 ※ 海上実歴とは船員用語で、乗船日から下船日までの日数つまり実際に船上勤務をした期間をいいます。陸上休暇は除きます。

 船種別内訳 ばら積み船(Panamax以下) 延11隻
       VLCC(超大型原油タンカー) 延6隻
       ばら積み船(Cape size) 2隻
       セメントタンカー 1隻
       内航曳船 1隻
       内航旅客船 3隻
       海底ケーブル敷設船 1隻
       水産練習船 1隻
       海洋調査研修船(大学練習船) 1隻
       ACV(エアクッション船) 1隻

陸上勤務(2024年3月31日現在): 15年6か月
 内訳  大学教職員 2年
     内航海運旅客船運航船管運航部長等 2年
     外航海運船主船管(Owner)船舶部長 4年7か月
     外航海運船主船管(Owner)海務監督 1年8か月
     外航海運企業(Operator)船員課労務担当 6か月     
     陸運その他、陸上転換 4年9か月

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海洋政策・船舶科学 吉野研究室
実務海技士が海を取り巻く社会科学分野の研究を行う先駆けとなれるよう励みます。