テレビが選挙に与えている影響について
YouTubeのライブ配信で、マスコミが選挙結果をコントロールしているという陰謀論的な配信をしたのですが、台風の影響で音声が乱れてしまい途中ではメディア分析が満足にできなかったので、少し補足でこちらで書いていこうと思います。
テレビの選挙への影響
ワイドショーなどのテレビの情報番組などが選挙結果に大きな影響を与えていることに関しては、けっこう言われているのですが、どれくらいテレビの影響があるのかが気になっていました。
実際にどの程度の人がテレビだけで、投票先を決めているのを探るのは困難なのですが、今回は小池百合子東京都知事が新しい政党を作って、選挙になったので、どれくらいテレビの影響で投票しているのかがだいたい分かるのではないかということです。
できたばかりの政党で実績がまったくないので、テレビの印象だけで入れる人が票数に出てくると思います。
東京都知事選挙と都議会議員選挙では、印象論ですが、相当テレビ報道の良いイメージで小池氏や都民Fが勝利したという思いました。
今回の総選挙もテレビ報道がすごかったということなので、同じような選挙結果になる可能性がありました。
衆院選TV報道、前回の4倍 政党枠組み一変、関心呼ぶ:朝日新聞デジタル
実際の選挙結果では、そうならず与党の圧勝になったのですが、希望の党の得票数をみれば、どれくらいの人がテレビの影響で投票しているのかがわかるんじゃないかと思います。
上記の記事の中では、希望は966万票にとどまり、得票率17%で32議席とあるので、単純に希望=テレビ、ワイドショー票と考えると、1000万人程度であると思います。
自民が1854万票で得票率は33%なので、さすがにテレビだけで政権を取るというのは、無理だったようです。
自分はテレビなどのマスコミだけで選挙結果が実質的にコントロールされている実情は非常にまずいと思っていたので、テレビだけで話題になっている希望の党の得票が政権の自民党の50%程度だったのは、ある意味良い結果だったのかもしれません。
個人的には、希望の党にはガッカリ感(´・ω・`)が強かったですが・・・
小池氏のようにテレビ映りだけにフォーカスするだけではなく、ネットなどでコツコツと政党や候補者の情報を発信いって欲しいと思います。