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【トワライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城碧】観てきました。香港の巨大迷宮窟での男の戦い。


◾️トワライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城碧って?

覇権争いをする親分子分のスラム窟※九龍城での壮絶な戦い。
余兒 (Yuyi) の小説『九龍城寨』を漫画化した司徒劍僑の漫画『九龍城寨』の実写映画化。
この映画の舞台は、1980年の後半、返還前の香港の九龍城砦。
香港といえば黒社会のマフィアなど、なんかだ怖そうなイメージがあるけど、
この作品で描かれているのは、単に縄張り争いや敵討だけではない。
兄弟の義理人情やそこに暮らす人達の暮らしも、しっかりと描かれた作品。

※この記事のサムネは、取り壊された跡地に作られた「九龍寨城公園(Kowloon Walled City Park)」の入口右横のすぐにある九龍寨城の全体的な形を模したミニチュア。(筆者撮影 2024年11月19日)

注目は、10億かけて作られた九龍城のセット。
実際の九龍城砦は1993年に取り壊されたが、このセットを見ていると、今でもそこに、実在すると思うほどの迫力のセット。相当な資料と考察の中で作り込まれている。YouTubeで多くの紹介動画がUPされている。

第97回アカデミー賞の国際長編映画賞の85作品から最終の15作品のショートリストの中には残念だけど残らなかった。
香港での興行収入が2億円を突破!来日の舞台挨拶は行きたかったなぁ。

◾️あらすじ

(まだ上映中(2/24)のため:ネタバレになるので控え目に)

返還前の1980年代の香港密入国した青年:陳洛軍(チャン・ロッグワン)が闇組織に追われる中、九龍城砦に逃げ込んだが、そこで九龍城砦を支配下に置く龍捲風(ロン・ギュンフォン:普通語っぽく表記できる‥‥)やその右腕である信一(ソンヤッ:広東語だからなんか表記が変な感じになる‥‥)を始めとした九龍城砦に暮らす人々と出会い、友情を育んだ仲間と闇の黒社会との壮絶な戦いに挑む。

◾️俳優とスタッフ

監督はソイ・チェン(鄭保瑞)出演はルイス・クー(古天樂)、サモ・ハン・キンポー (洪金寶)、リッチー・レン(任賢齊)、レイモンド・ラム(準主役:林峯)、フィリップ・ン(伍允龍)など

音楽 :川井憲次 
アクション指導 :谷垣健治 この日本人スタッフが参加しているのが嬉しい。
特にこの映画のアクションシーンの演出がすごい!!

俳優陣:
▪️ロン・ギュンフォン(龍捲風)役
ルイス・クー(古天樂)
九龍城砦内で理髪店の店主。九龍城砦のリーダー。
香港の映画スターといえば、古天樂だけど、、もう他にいないのって?感じです。
マツケンの如く、君臨されるのだろうか?
いい俳優さんだからいつまでも香港の映画界を牽引してほしいのだが‥‥‥。

ロン・ギュンフォン(龍捲風)役

▪️大ボス(大老闆)役サモ・ハン・キンポー (洪金寶)
油麻地のフルーツマーケットを縄張りとする黒社会のボスの設定。今も実在する街市が取り上げられているのも、ちょっとしたリアル感あり。

大ボス(大老闆)役サモ・ハン・キンポー (洪金寶)

▪️秋(チャウ)兄貴(狄秋)
リッチー・レン(任賢齊)
九龍城砦の大地主の一人。龍捲風の義兄弟。黒社会抗争の際に妻子を殺された。

秋(チャウ)兄貴(狄秋)

◾️私の感想

久しぶりに、がっつり香港映画を見た!って感じでしたWW
ストーリーも面白かったし、俳優陣も演出もしっかりした表現で話と映像がシンクロして、夢中になって観ていました。

確かに80年代香港は、最後の方を自分も知っているけど、、、、
試着室がに入るとクルッと回って誘拐されるだの、飲み物には何か入れられているだとか・・・・色々な噂や治安の悪さが先に立っていた香港。
正直なところ、香港とえば妖しいムードがあったわけで、この映画もどのシーンを切り取ってもその忠実な表現や解釈が、そうであり、素晴らしい。

香港俳優の中でも、ルイス・クー(古天楽)がなかなかイケおじ様的な存在は流石な感じです。
任賢齊がおじいちゃんなのが、残念でもあります。(玉置浩二に印象が似てる?)
この映画やっぱりおすすめですね。香港映画がお好きな方には、是非おすすめしたい作品ですね。今からでも間に合いますよ!自分ももう一回映画館で観たいです!

【そういえば・・・おすすめ作品の紹介】

Accident(意外)この映画観てほしいです。2009年の香港映画 古天樂と任賢齊のキャスティングで若かりし頃の古天樂がなんとも切ない香港の闇を演じました。この頃の、見た目「街の電気屋のおじさん風」の古天樂も好きですねWW

accident:意外


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