コインチェック事件を振り返って
コインチェックからXEMが流出した事件はコインチェックが総額460億円を自己資金で返金することで一応終結に向かいそうだ。
ぼく自身、いくらかXEMが無くなった身なので率直な感想をまとめておきたいと思う。
ウォレットで保管しよう
自己管理は必須だと痛感した。
いろんな取引所でちまちま買ってたりするとウォレットに移すのが面倒に感じてたりするのだが、やはり自分で管理する意識をもっと持たないといけない。
分散型の社会を夢見ている以上、自分のことは自分でやることに手を抜くことは許されないのだ。
コインチェックの対応自体は良い
会見ではしどろもどろだったが、全額を自己資金で返金するという対応は評価されるものだ。
だが、いつ返金されるのかが記されていないので、利根川幸雄方式だとも言われている。
コインチェックのセキュリティーに甘さがあったのも事実
今回の全額自己資金で返金を受けてのTwitterの反応を見ると、コインチェックが逆に神対応だと持ち上げられてる様子が見受けられる。
確かに今回の事件で明らかに悪いのはハッカーで、コインチェックに非はない。
だが、コインチェックのセキュリティーが十分ではなかったのもまた事実である。
コインチェックにはもう一度セキュリティーを見直してもらいたい所だ。
ある意味、今後一番セキュリティーの固い取引所がコインチェックになるかもしれない。
88円で換算されても…
今回の返金は1XEMあたり約88円で換算されている。
コインチェックにおけるXEMの売買停止時(1/26 12:09) ~ 返金公表時 (1/27 23:00) における加重平均を使って算出された額とのこと。
この間明らかに今回の事件のために価格は暴落している。
現時点(1/28 9:50)では事件前の1XEM当たり約110円に戻ってるので、何とも言えない。
盗まれたXEMは使用不可能 = XEMの供給量が減少 = XEMの価格上昇 も考えられる。ゆえに、コインチェックでXEMを保管していた人は大損。
円じゃなくてXEMで返してくれよ!ってのが本音だろう。
どことなく裏があるような感じがしてスッキリしない今回の事件だが、凡人には真実を知る由もない。
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