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23.親のへんな引け目

大人たちは、子どもに何か問題がおきると、「最近の子は我慢がたりないなぁ。」なんて言う。

でも、子どもばかりせめられない。
だって大人たちも、勝手ですもん。

物質的に豊かな時代に育てられている子どもたちは我慢の体験をほとんどしないで成長している。

親も子どもに我慢を強いることもせず、欲しいものはなんでも与えているために自分を抑制できない子どもがふえている。

これが、性的犯罪にも発展すると言われている。自分の欲求をコントロールできないからだ。

一度「いけない」「今日は買わない」「しない」などと決めたことは最後まで貫くこと。
これが大切なこと。

しかし、頭では分かっていても自分の子育てに自信がないときほど、この軸がぶれる。

ちょっとかわいそうかなとか、やりすぎかなとか、泣いたままほかってていいのかなとか…気持ちが大きく揺らぎます。

不安な人ほど、ブレブレで、子どもに振り回されます。

仕事や子育てで忙しくて子どもにいつもかまってやれないからと、変に引け目を感じているママさんも多い。

せめて好きな物でも買ってあげたいなとすぐ与えてしまいがち。これを甘やかしといいます。

自分も育休あけはバタバタすぎて、すぐ何かを買い与えたり、行事のたびにご褒美をあげてしまったりしていました。

この癖が今でも子どもたちに残っています。先日も、
「運動会がんばったんだから、課金していい?」なんて我が家の2太郎(小3男子)がつぶやくではありませんか。
まずいな…と思ったところです。

「運動会頑張ったご褒美ないの?」
「……ありません。」

物を与えることは心を満たすことではありません。
好きな物買ってあげたんだからいつもほったらかしてること、ちょうけしね!じゃないけどさ…。物を与えてかりをなくす考えは、自己満ですぎない。

こんな状況、とても淋しい。悲しい。

親は自分の直感を信じて我慢させたほうがよい時もある。心を鬼にして我慢を提案しよう。

我慢は子どもが成長した時のことを考えると、時には貫いてよいことです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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