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からくりサーカスについて。
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新年明けましておめでとうございます。
マイク=なちゅごろ=なかちです。
NAKAMOTO DAYSは案の定下書きまみれになってます。汗
日記とは一体……。
とはいえ、からくりサーカス全話読んだら面白すぎたので今回はからサーについて書きます。
からくりサーカスは、1994年〜2006年までサンデーで連載されてた、藤田和日郎作の漫画です。
2018年に3クールでアニメ化もされてる作品ですが、尺の都合上カットされてるエピソードもありながら大筋は綺麗にまとまってるのでこっちもおすすめです。
莫大な遺産を相続したがゆえに命を狙われることになった少年 勝と、少年を守るよう命じられた人形遣いのしろがね、その騒動に巻き込まれた特異な病にかかっている青年 鳴海が辿る、数奇な運命を描いた物語です。
第1章のプロローグから全てが始まり、
2つの物語に分かれて交錯しそれぞれの物語が伏線を回収し合い、最終的に物語が1つに繋がってアツい展開が続きまくる。って感じです。
作者 藤田和日郎の作風は
敵味方問わず登場人物たちの深い心理描写を徹底し、脇役たちにもスポットライトを当てたサイドストーリーを多く挿入することで、キャラクター同士の絆や、彼らが抱える過去、葛藤を鮮明に描き上げるのが特徴である。
この通り脇役の心理描写や背景が主役級に掘り下げられます。
感情移入がしやすい上に、人が死にまくる作品なので描写ひとつひとつの重みが大きいです。
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人形殺戮者として復讐を続けたルーシルというキャラが亡くなるシーン。この後の章で自身の娘に対しての回想が入るんですけど、そこで諸々の伏線を回収した後またここ読むと涙が止まりません。
藤田漫画は大人になっても夢や希望、感動する心を忘れたくない方や、何かに取り憑かれたように熱中したい方にオススメ。
絵で敬遠する人間もいるそうだが、短編からでも読んでみていただきたい。
ただしその熱さにはムラがあり、熱い時期とそうでない時期では温度差が激しいのがやや難点。連載を追うよりはコミックスで一気に読む方が向いているかもしれない。
要するに彼の生き様は
「たたみきれねえ!!」
…もとい、
世界中の子供たちに愛と勇気をね!
与えてあげる前提で、
──まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーーん!!
一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!
という、『吠えろペン』に登場するオマージュキャラ、富士鷹ジュビロの台詞に集約されている。あくまでもジュビロの発言であり藤田本人は言っていない。
台詞が独り歩きしていることに苦言を呈しているが、作品の展開や作風が悉くこの台詞を裏付けてしまっているのでもはや取り消せない所まで来ている。
だいぶ引用が多いですが
これも藤田和日郎の作風の1つだと思ってます。
からくりサーカスの展開は太字の所が顕著すぎて、落とす展開の落ち具合が重過ぎます。
もう徹底的に落とします。
からくりサーカスという物語は
1章 主人公 勝編 プロローグ
2章 勝とヒロインしろがね サーカス編
3章 鳴海 からくり編
4章 からくりサーカス編
最終章~Deus-ex-Machina編~
で構成されていますが、大体章の最後にこれでもかってくらい落として終わります。
アニメだとカットされてますが、漫画での主人公勝の日常・修行パートから最終章に入る際の落し方が絶望的すぎます。あとネタバレになるからあまり書きませんが、1章プロローグのラスト(アニメだと第4話)も衝撃的な展開で幕を締めます。
でもそこが良いというか、スカッとはしないのに今後、立ち直り乗り越える展開がアツすぎて面白い所。
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ぐうわかりみ深すぎる。
仕事してる時の俺。逃げられないよ〜。
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序盤、無表情で自分は人形だってなってたしろがねがこんな感情をだしたらねって感動したシーン。ありえんくらい好き
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これ人間同士の会話じゃなくて、機械人形同士で愛について語ってるのまあまあ異次元すぎませんか。推す愛と愛って本当に別なんだよなと思わされるし、愛なんて気軽に語っちゃダメだと思わされた一コマ。
コロンビーヌのこの台詞個人的にめちゃくちゃ好きです。
これ、大丈夫かな。
藤田和日郎について書いてるだけなよーな気がしてきた。でもネタバレは避けたいのでもうここで締めちゃおうかな。
そんなこんなで締めようとしてますが、あまりにも人生のバイブル本ってレベルのメッセージ性が強い作品で個人的にかなり面白かったです。
課金が止まりませんでした。
おそらく単行本で全巻買うと思います。
それくらい何度も読み直したいと思える作品でした。
漫画の作画がちょっと…って方はアニメだけでも見てほしいし、脳が焼け切らない人はスマスロのからくりサーカスの激情ジャッジメント3つ獲った後のハグルマと運命の一撃で脳を溶かすことをおすすめします。
そんなこんなでこれにて閉幕
それではまた次回👋
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