gallery 『盛り塩』
厄除け、魔除けの意味を持つ。
飲食店などはこの魔除けに加えて商売繁盛や弦担ぎの意味もこめられる。
数年前にエンパスを自覚した。
「他人の感情が入ってきている(憑依されてる)」などと氣づく瞬間はなかなかない。
そうと知るまでに長い年月を要した。
エンパスだからというわけではないけれど、
それ以前には
「なんかわからんけど今部屋に何かいる」という感覚があるときがあった。(常にではないのだけど)
いかんせん感覚が過敏なのである。いろんなものを無自覚に拾いやすい。拾っていることにさえ自分でも氣づいていない。
「あなたもらいやすいね」と初対面で霊視する人に言われたときは、だからドキッとした。
「ななな、なにかついてますか」ってなった。怖がりなのである。
知人から
「なんかいるな〜って思ったら塩を盛って、窓を少し開けてお線香を焚くといいよ〜」とアドバイスをもらい、そのときに盛り塩の存在を思い出した。
メンタル底辺の時期にとある整体に通っていた。院の玄関先には大きな盛り塩がしてあった。
意図を訊ねることはなかったので真意はわからないけれど、
「回復されたのでお伝えしますと、うちは相当危ないひとしか取らないんです」と教わった。おそらくは「そういう危ない想念」のようなものを入れないための盛り塩かもしれない、と後から思った。(おかげさまで回復しました❤️🩹)
また別の日、知人とお鮨屋さんに行ったとき。
やはり店先に盛り塩がされていた。
こちらは商売繁盛の意図をはっきりと感じることができた。
店は清潔で明るく、賑わっていた。
普段、お値打ちな回転寿司にしか行かないわたしとしては「廻らない」というだけで特別だった。もっとも最近の回転寿司はもはや回転していなかったりもするのだけれど。
玄関のたたきを塩水で拭きあげる。
部屋の床をお手軽なセスキシートで拭く。
掃除の仕上げに盛り塩を盛る。
それだけで何か、背筋がシャンと伸びるような清々しい氣持ちになる。
読んでいただいてありがとうございますꪔ̤̮ また覗きにきてくださいな⋆⸜ ⚘ ⸝⋆