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日記 - だいたいいつもそんな感じ

日本最古の神社のひとつ、
石上神宮いそのかみじんぐう(奈良)へ。


なにかを調べているときに(なにかは忘れた)、なんだか氣になった神社。
一度氣になり始めたら毎日、氣になっている。
ははあ、これは。行ってみるか。

わたしの旅は、だいたいいつもそんな感じ。
「ピンときた。ゆえに来てみた」みたいなの。


神社のなまえと住所だけ調べてあとは風まかせ。
行き当たりばったりもいいところです。


「神」が旧字体「神」で謎にテンションあがる





鳥居の下のなにか。魔法陣めいていてわくわく。



清らか〜!空氣がぴかぴかしてた!


おまいりしているとき背中のほうで
風鈴がいくつも鳴り出して感激( ◜ω◝ )

 

「ちりりりりり」
手を合わせていると突然風鈴の音が幾重にも聴こえてきました。
その涼しげな音に癒され、目をあけてから
「はーっ」と息を吐きました。
それで氣づくのです……
「ああっ、また息とめてた……」と。笑



なにか集中していると「息をのむ」というのでしょうか。無意識に息をとめていることがあります。「はっ!?苦しいと思ったらなんかいま息とめてた」ということがしばしばあります。
三味線を弾いているときもからだがガチガチになって、無意識的に息をとめています。

「せ、先生……息がッ…なぜか苦し……ッ!?」
(※地上です)
「演奏中に息とめてるからです。息はしてください。力みすぎですね。もっと楽に」


と 言われています。
からだの余分な力をすっと抜く、がうまいことできるようになりたい……

⛩️

階段をおりて歩いていると、
「コーケコッコーーー!!!」
と 元氣なこえが聴こえてきました。


鶏が放し飼いされています


鶏……!なぜ……!

神代の昔、「常世の長鳴き鳥を鳴かせて闇を払い夜明けを告げ天の岩戸を開いた」という神話により、鶏は神道と大変関係の深い吉祥の霊鳥とされています。
この謂れにより当宮には鶏を境内に放し御神鶏として大切にしております。

「鳥居」の語源は、
天の岩戸開きの折に長鳴き鳥が止まった「鳥の止まり木」→「鳥の居る木」→「鳥居」
という説があります。
落ちずに落ち着いて鳴いたので夜が明けたとさ。

石上神宮 掲示物より


小学生のとき、「学校から近い地区だから」というだけで学校の夏休みの飼育当番を任じられ、
幼なじみらとうさぎ小屋と鶏小屋の掃除と餌やりをした記憶が蘇ります。
うさぎはまったく寄って来ないし、鶏は攻撃的。
夏の飼育小屋なので臭いも凄まじかった、という思い出。

「鶏かぁ…」とそーっと近づいてみたところ、
一羽鳴き、また一羽鳴き……


えぇ……!?なんか神々しい……!


鶏のあいだで鳴き声くらべのようなものが始まったので、そーっと帰りました。


雨の予報だったけれど、
夕刻まで日差しはきらきらしていました。
先の鶏のこえで天の岩戸が開いたのでしょうか……(知らんけど)

日中の暑さは健在ですが、日暮れがすこし早くなりました。季節はすすんでいるようです。






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写藍
読んでいただいてありがとうございますꪔ̤̮ また覗きにきてくださいな⋆⸜ ⚘ ⸝⋆