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職人系noter 飯テロ科オノマトペ属 #プロフィール更新祭り

こんにちは、なつと申します。
noteで「おいしい、は楽しい」を文章にして発信しています。
(「おいしい、は楽しい」とは何か?についてはこちらの記事でご説明しています。
よろしければご覧ください)

週に一本のペースで続けてきたnoteですが、 本日一周年を迎えることができました。
いつも読んでくださる皆様、スキやコメントをくださる皆様、心より感謝申し上げます。
この機会に改めて、自己分析と自己紹介をさせてください。

そして、

教えてほしい、あなたは何系noter?

というマリナ油森さんの呼びかけにも勢いよく挙手させていただきます。
(企画の魅力もさることながら、センス抜群のキャッチコピーにいつも魅せられています)。


自己分析 その「おいしい」は一体誰の立場?

「おいしい」を主軸として書いていますが、一歩踏み込んで「どんなアプローチをしているか」と考え始めると、うまく言えないことに気づきました。


店名や商品名詳細はお伝えしていないので、グルメデータベースの機能はありません。
自分で調理するnoteもありますが、レシピとするには分量も工程も雑過ぎます。
フードコーディネーター系、というにはあまりにも主観的で、俯瞰性に欠けています。
美食系だなんて胸を張れるほど舌が肥えていません。たぶん。

食を消費する、享受する立場にもいろいろあるのだな、と改めて感じています。
いっそ「食べるのが好きなnoter」でも良いかと思いましたが、それもそれで大ざっぱ過ぎて分類と呼べない気がしました。


過去noteを辿ってみる

結論として、「食の疑似体験」「おいしい、という主観の共有」「食い意地に振り回される滑稽なおもしろさ」がポイントだと自己分析しました。
また、表現方法の特徴にオノマトペが挙げられます。


1.上ロース定食


じゅわり、とんでもなくジューシーなお肉、油っぽくも豚臭さも無っアッツ!!アッチ!熱い熱い熱い!!上顎焼けてる!!アッツ!!肉汁!!もったいない!!
容赦なく襲い来る熱さと痛み、うまみの暴力。静かに身悶え咀嚼する。豚肉はキメが細かく柔らかい。蕩けるような脂の感触ではなく、しっかりした赤身肉の味がする。おそらくとても上質な肉を、とてつもなく上手に揚げてあるんだろうとお見受けする。


2.今夜のお供は豚キムチ


いそいそと冷蔵庫から缶ビール。むわりと御馳走の湯気を顔に受けて、いただきます。ゆらゆら湯気の立つ豚キムチ、肉とキムチをバランス良く、はふっ。白菜の白いところがぱりっと小気味良く音を立て、噛んでいくときゅんと酸っぱい。とろん、炒められてとろっと葉の部分が柔らかく、ピリッと煮詰まったタレが刺激的。



3.このたび白桃と同棲しています


かぶっ。
切り分けることも忘れ、手の中の半身にかぶりつく。ひんやりじゅわっとほとばしる果汁。あくまで品よく広がる甘さ。鼻を抜けるのはみずみずしくて華やかな、うっとりする香りの強烈さ。喉を滑り落ちていくとろり柔らかい果肉。


4.とろとろごくり、卵の三角サンドウィッチ

すましていられたのは最初だけ。二口め、三口めとなるともうだめだ。
みるみるうちに
こぼれる、
   あふれる、
          はみ出る、
      あっ、くずれる。
まぁるく歯形のついた白いパン、とろんとろんと姿を見せるあったかい黄色。


5.ピン!と角立つ薄皮餃子

仲良く並んだ餃子は底面が軽くくっついていて、割り出すときにパリパリといい音がした。うむうむ。なんとなく嬉しくなりながら一つ、ふう、ふう、・・・ぱくっ、乳白できめ細かな生地に歯を立てる。パリッしゃくしゃく、じゅわわわ・・・!口の中でいろんなリズムが響き合う。ふわっ、極薄の皮を噛むと餡が口の中でほどけていく。かしゅっ、キャベツの歯ごたえ。そして火傷ギリギリの熱々ジューシーな肉汁。出来立てならではの醍醐味に舌鼓。




キーワードはオノマトペ

オノマトペ
オノマトペ(仏: onomatopée)とは、現実の音や声を人間の言語でそれらしく表した言葉や、現実には音の聞こえない状況をあたかもそのような音がしているかのように表したり、音の抱かせる感覚を利用して表現した言葉の総称である。
実用日本語表現辞典https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%9A

じゅわり、ゆらゆら、がぶっ、とろとろ、バリバリ。
オノマトペが持つ、ふくよかで多彩な印象が大好きなせいか、オノマトペが占める分量が多めな傾向があります。

「食の疑似体験」「おいしい、という主観の共有」「食い意地に振り回される滑稽なおもしろさ」を、オノマトペを多用して文章で発信する。マリナ油森さんの大分類、日記系/職人系で言えば、職人系。

日記系は「自分のために書く」意識が強い書き手、職人系は「読み物(作品)を作る」意識が強い書き手、というイメージです。
引用:あなたは何系noter?マップ|マリナ油森https://note.com/tonarinotororo/n/nbd63bb76baf0


ということで、命名。 職人系noter 飯テロ科オノマトペ属 です。

一周年ということで振り返り記事となりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
今後も精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


マリナ油森さんの#プロフィール更新祭り に参加します。


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