The Medicinal Garden
ヴィクトリア州のウォンバットの棲む山奥に住むナチュロパスの方がシドニーに来ていて、ハーバリストの友人に誘われて彼女の本の出版のトークイベントがあるというので行ってきました〜！
私は以前行った別のイベントでその方には会っていて、友人は学校の課題でその方にインタビューをしたらしく、でも現実ではまだ会ったことがないから挨拶をしにいきたい！と。
仕事終わりに超カオスなウィンヤードステーションで待ち合わせしてバスで橋を渡りNorthern Beachesの方へ。
帰宅ピーク時のウィンヤードのバス停のカオスっぷりに普段その時間にそんなところに行かないうちらは大興奮して大爆笑。笑
乗ろうとしたバスの列が長すぎて、列が近くの建物の中に入ってそこで一周して再び外に出て並んでいるというオーストラリアではあまり見ない混雑っぷり。あぁ、オーストラリアにもこんな景色があったわね、と思い出させてくれました。
バスに乗り５０分ほどぺちゃくちゃお喋りしてたら目的地へ到着！
主催のナチュロパスの方が用意してくださったウェルカムドリンクは、私はエルダーベリーバルサミコ酢のノンアルコール、友人はそれでジントニックを割ったものをいただきました。
甘さスッキリ、さっぱりしていて飲みやすい！(写真は撮り忘れ)
主催の方のワークショップには以前もこの友人と参加したことがあるので、見かけたことあるローカルの人がちらほら。
こういう時に周りの人たちに話しかけて輪を広げられたらいいのになぁと思いつつ、多分見た様子だと私たちが最年少。
知り合いに挨拶をしてあとは二人して挙動不審してました。笑
ウェルカムドリンクを頂いたら隣のスペースへ。
総勢３０名程でしょうか。
こちらの本です。かわいい！！
素敵なイラストが彼女のレシピを彩っています。
ちゃっかり購入してサインももらっちゃった。
執筆のきっかけ、執筆に関するエピソード、彼女がガーデニングを始めたきっかけ、ナチュロパスになったきっかけ、さまざまなことが聞けました。
参加者はナチュロパスが多かったみたいなのでオリジナリティーあふれる彼女の世界観の成り立ちや執筆のきっかけに興味津々。人とは違う個性が絵になる業界だなと改めて実感しますが、ご本人は人と違うが故に以前は孤独を感じていたとも。
幼少期からガーデニングという好きなことを淡々としていたけど素晴らしいプラクティショナーの先輩たちに出会って点と点が線で繋がった、と。
彼女は本を執筆している際に、普段スーパーマーケットでお買い物をして料理をしているごく普通のオーストラリア人に向けてスパイスやハーブを料理に取り込めるように意識した、と言ってました。
当たり前だけど、薬用ハーブも野菜となんら変わりない食べれる植物。
そうか春に土手でつくしをとって卵とじにしたり、山菜を天ぷらにするのと同じ感覚なのか、と思ってみたり。フリッターに入れたりパイに混ぜ込んだりペストにしたり、難しく考えずに取り入れてみたいなと思えました。
本には気になるレシピがいくつかあるので、またレシピを参考に作ったら報告しますね。
帰りにバス停まで歩いている途中、道端にわさわさと生えているローズマリーを発見！
振り返るとラベンダー！
横に佇む木は、え、これエルダーじゃない！？と大興奮。ちょうど綺麗にお花が咲いていました。
エルダーのお花、エルダーフラワーは主に風邪や副鼻腔炎といった症状に用いられ、エルダーの実、エルダーベリーはインフルエンザ向けのハーブとして知られていて、味も美味しいためお子さんの免疫強化によく使われます。
車の通りの多い街道沿いに慣れ親しんだハーブを見つけてびっくり。
ナチュロパスですが、日本で生まれ育ちオーストラリアでハーブの勉強をした私はお恥ずかしながら実はこちらのハーブにあまり詳しくなく。
というのもシドニーに住んでいるとあまり実際に生えているハーブを見る機会が少ないから。
植物園やコミュニティーガーデン、マーケットなどで見かけることはあるけれど少し珍しいハーブは収穫の時期はもちろん、見た目も今ひとつ頭に入っていないのです。
最近出会う人たちはハーブティーやハーブトニックを飲むだけでなく、みんなハーブを生活に取り入れているのでせっかくなので私も少しずつ実際に山に出かけてこの目で野生に生えているハーブを探したり採集したいな〜！！と改めて思いました。
おまけ
こちら先日マーケットで手に入れた今オーストラリアで旬のアーティチョーク。
食材としては花萼の部分を食べますが、薬用ハーブでは葉っぱを使います。
食物繊維豊富で栄養的にも良く、ハーブ的にも肝機能の向上に大活躍な植物です。