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株式投資の話。10倍株を探すよりも・・・

この記事では、「10倍株を探すよりも・・・」というテーマで書いていきます。

株式投資の初心者は、大抵「今度買った株が大きく値上がって10倍になり数千万円の利益を得てベンツを買う」というような考え方をします。
この考え方の問題点は「10倍になる株」は滅多にないことだと言うことです。でも「バフェットもコカコーラ株で投資資金を10倍にしたから、俺にも(私にも)できる」と思うかもしれません。しかし、何十年も株式投資をしてきた、あのバフェットでさえ「10倍株」に出会ったのは数回しかありません。つまり、「滅多にないこと」だからこそ、「コカコーラ株で資金を10倍にした」という話が伝説になるのです。

ここで、耳寄りな話をします。
それは、例えば「10年で10倍になる株」は上場企業の中でも数社しかありませんが、「5年で3倍になる株」は数十社、「3年で2倍になる株」は数百社、そして「1年で25%値上がる株」は数え切れないほど存在するという事実があります。
これらの数字の共通点は、いずれも10年間複利で投資したら約10倍になる計算になることです。
つまり、5年で3倍なら10年で9倍、3年で2倍なら10年で約10倍、1年で25%のリターンなら10年で約10倍になるのです。さらに言うと、もし10年で10倍なら、20年で100倍、30年で1000倍になる計算です。つまり、もし100万円の元手で株式投資を始めたら20年後に1億円、30年後に10億円の資産を築ける計算になります。
このように、宝くじに当たる確率くらい現実的でない「10年で10倍になる株」を探しまくるよりも、1年で25%のリターンを得られる株を購入し、複利で運用するだけで結果「10年で10倍」になるのです。

いかがでしょうか?
「10年で10倍」という数字が現実味を帯びてきたと思います。
ちなみに、あのバフェットの投資成績を調べると、平均で年に複利で20%程度の成績だそうです。つまり、20%のリターンを積み重ねると、一生のうちに数兆円の資産を築ける可能性もあるのです。

ちなみに、リーマンショック後資産を10倍にした私の実感からも、年率25%のリターンを得るのは、必ずしも難しいことではないと感じました。つまり、利益が年に15~20%増えている企業を探せば、おそらく株価は年に25%程度の値上がりをします。

また、トレーダーと呼ばれる人たちが(実はデイトレーダーなどは「投資家」ではないのです)数年で億単位の資産を築くのも、この「複利」の魔法を使っています。つまり、彼らは、株式投資家が年平均25%のリターンを積み重ねて10年で10倍にするように、1%のリターンを積み重ねて1年で10倍、100倍にしているのです。
結論。「塵も積もれば山となる」です。(注 : トレードで成功するには、将棋のプロ棋士のように才能が必要です。)

いかがだったでしょうか?
もしかしたらあなたも「10倍になる株を探している投資家」かもしれません。しかし、1年で25%値上がりする株を探し、コツコツと複利で運用すれば、10年で10倍になるという事実を知れば、トレードよりも時間はかかりますが「億万長者」も夢ではありません。

でも一つ忠告が。
あなたがもし株を購入しても「必ずしも値上がる」とは限らないのがすべての投資の難しいところです。投資初心者の多くが陥るのが、「宝くじを買った人はすべて、1等が当たる夢を見る」ように「自分が決断し購入した株が1年で10倍になる夢を見る」ことです。彼らは「自分が損する」ことを全く考えていません。その結果、購入した株が少し値下がりしたのを見て慌てて売却したり、値下がりしているのに「そのうち値上がりするから」と保有し続けることになります。

では、どうすればウォーレン・バフェットのように株式投資で確実に資産を増やせるのか?それは、「損を一番嫌う」バフェットの人生が語ってくれているように、できるだけ損するリスクを避け、かつ確実に資産を増やす「割安株投資法」の実践がその答えの一つでしょう。

私も過去に割安株投資法に目覚め、現在実践しています。その結果、投資資金が10万円でも、損することが怖くて株を購入できない方が多い中、短期的には株価が下落して「評価損」になることもあるけれども、自信を持って購入した株を持ち続け、その結果、市場平均よりも大きいリターンを得られています。
興味を持った方は、一度「割安株投資法」について調べてみてください。
(ちなみに宣伝ですが、いずれnoteで「割安株投資法」を解説した有料マガジンを販売する予定です。気になった方は定期的にチェックしていただけるとありがたいです。「商売かよ?」と思った方はごめんなさい。しかし、バフェットが実践する「割安株投資法」を手っ取り早く知りたい、そして身につけたい方には良い話だと思います。)

以上、「10倍株を探すよりも・・・」という話をしてきました。
では、また別の記事でお会いしましょう。

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