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アースデイに思う 「G7/Earth Day Open Forum 北海道」をやってみて

4月22日は、「Earth day(アースデイ)」です。
地球環境に目を向け、生物多様性の損失、気候変動といった課題解決に向けて行動を起こそうとする日です。
International Mother Earth Day 22 April :UN

北海道では、G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合の開催に合わせた4月15日、16日の2日間、「北海道の環境」を軸に、環境保全を行う市民団体、研究者、企業はもちろん、中間支援組織、教育、ジェンダー、交通、福祉分野など環境以外の課題に取り組む個人や組織、高校生、大学生、現役世代、シニア世代といった多世代が集まり、「G7/アースデイ オープンフォーラム北海道」を開催しました。
合計10時間を超えるプログラム(北海道から地球環境を考えるオープンフォーラム展示交流セッション)に、2日間で100名以上の方に参加していただきました。ありがとうございました。

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オープンフォーラムの成果として、以下のメッセージを作りました。

「G7/アースデイ オープンフォーラム北海道から世界市民へのメッセージ」

~~~~~以下、全文紹介~~~~~
 G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合の開催を受け、北海道内の個人や市民セクター、研究者が集まって構成した「G7/アースデイ オープンフォーラム北海道」(代表 有坂美紀)は、2023年4月15、16の両日、札幌大通高校オープンスペースにおいて「基調講演」「3つのテーマ別分科会」と「展示交流セッション」(プログラム参照)を実施しました。それらの参加者の総意を汲み、ここに政策決定者を含む世界のすべての市民に向けたメッセージを発信します。

1)北海道の環境課題と対応

 豊かな自然環境が残ると言われる北海道においても、明治以降の開拓や都市の発展のために、サケによる海と陸の栄養分の循環や湿地などの生態系がもたらす恵みが失われつつあります。気候変動による生態系の破壊も増えています。アイヌ文化を支える自然素材の確保にも苦労がともなうなど、残された自然環境や地域の自然に根付いた伝統文化を継承していく知恵が求められています。
 高度経済成長期からの効率性の重視とグリーンインフラではないグレーインフラへの依存は、経済的成功と安心をもたらす一方で、レジリエントな生態系を大きく脅かしています。さらに、気候変動や自然災害、都市の拡大、担い手の減少などの社会課題が、人の生活圏へのヒグマ出没に代表される、人と自然の関係性にも変化をもたらしています。災害後に「いきもの」たちが残した「レガシー」から回復した森林にみられる生態系の多様性は、片付けすぎないあいまいな景観を人と自然の間に残しておくことの重要性を教えてくれます。
 身の回りで起きている自然環境の変化に気づき、早期の行動が必要な状況ですが、人々の知識や関心は一様ではありません、専門家と市民が調べ、学び、議論して、現状や課題を理解・共有する場や機会の創出が必要です。異なる立場の人々がつながり、ともに考えることが、自然生態系への理解・共生や、その再生への価値観を醸成していくとわたしたちは考えます。

2)北海道の課題を解くための視点

 環境問題は他の問題とも大きく関わっています。例えば、環境の破壊とジェンダー平等の遅滞に相関関係がみられます。同様に北海道におけるさまざまな分野の課題が、環境問題の解決の妨げになっている点も見過ごせません。気候変動対策と生物多様性保全のジレンマも大きな課題です。課題の連鎖を解くためにも「だれかの課題はもしかしたら自分の課題かもしれない」という意識とまなざしの涵養が必要です。

 課題に対するリアリティの獲得には、教育が大きく関わってきます。自己との深い対話を促したり、価値観の違う他者との合意点の発見に喜びを見いだせるような教育や学びによって、諸問題を自分ごととして受け止めることが可能になります。
 このように教育の質的向上やシフトチェンジが求められるなか、北海道では「学ぶための環境」「環境のための学び」のいずれにおいても不十分です。読書環境の整備の遅滞やジェンダー平等に関する立ち遅れ、不合理な学び方・働き方の甘受など、多くの課題を抱えている状況です。
 社会課題に関する無理解は、「SDGsに取り組みたいから障がい者と繋がりたい」「障がい者だから助けたい」という思い上がった態度につながったり、「子どもは常に弱者であるから徹底した管理下におかなければならない」というような誤った思い込みをもたらします。
 性差や社会的立場に関わらず、だれもが平等に豊かな情報と知見を享受でき、自由に発信できる社会づくりを進めることは大きな意義を持ちます。それによって育まれる「自分は社会を変えることができる存在である」という実感や認識こそが、環境を含む多くの問題の解決につながっていくと、わたしたちは考えます。

 北海道の食料自給率は200%を超え、地域によっては1000%を超えます。環境容量を超えた食料生産や土地利用で疲弊している自然環境は、国の発展への貢献や経済原理の前に黙殺されつつあります。日本を分母とした北海道、北海道を分母とした地域という硬直した構図は、ときに脱炭素やグリーンエネルギーなどの環境分野においても、わたしたちにいびつな関係性を迫ります。私たちは食料やエネルギー生産で日本あるいは世界に貢献するのみならず、北海道で暮らす私たち自身が恵まれた自然資本を賢く利用していくことで、豊かに暮らしていくことができる、すなわち、持続可能な社会を先導することで日本・世界に貢献していきます。地域の将来を選び取っていくためには、ボトムアップあるいは市民参加を進めることが重要です。

 また世代間の分断にも目を向けなければなりません。環境問題はこれからの時代を担う若者がやることとか、年長世代のツケは年長世代が払うべきという押し付け合いや責任転嫁、あるいはそれとは逆の過剰な引責や自己犠牲はつまるところなにも生み出しません。世界の中の北海道、世界の中の地域のあり方を考えるために、わたしたちはこのフォーラムを契機に、地域や世代を超えて、だれもが対等な立場で参画できる分野横断のパートナーシップをよりいっそう進めていきます。

3)世界市民のみなさんへ

 世界の市民の皆さんに呼びかけたいのは、北海道や北海道の各地域を従来のステレオタイプの行政区・生産地・観光地・消費地として見る・訪れるだけでなく、北海道の個人や市民セクター、研究者だけに限らず、あらゆる未来志向の刺激的な行動に積極的に意識をつないでほしいということです。同時に、世界の北海道と同様な状況にある地域に目を向けるとともに、それらの地域と連携し、SDGsの推進をはかっていきます。
 わたしたちはこれらのアクションを、苦虫をかみ潰したような顔で取り組んでいるわけではありません。ときに感情的な対立に陥る場面もありますが、あくまで明朗で寛容な態度で臨んでいく考えです。なぜならわたしたちはそれを世界と地域、そして他者と自分をリアルに捉えるための美しく、価値ある行為だと思っているからです。

 フォーラム参加者の総意のもと、世界の市民に向けたメッセージとして上記を発信します。

 2023年4月16日
G7/アースデイ オープンフォーラム北海道

~~~~~~以上、ここまで~~~~~

運営のお話:企画の発想から実施まで

なんかするの?

2022年10月21日、政府は「G7気候・エネルギー・環境大臣会合」を札幌で開催すると発表しました。

■2023年G7気候・エネルギー・環境大臣会合の名称及び開催日程が決定しました:経済産業省

この発表がニュースで流れると、数名の方から連絡がありました。
「ありさか、ニュース見た?札幌になったね。何かするの?」
実はわたし自身、開催地が札幌に決まったことを知った瞬間は、何かをしようとは思っていませんでした。けれど、数人の人たちから連絡をいただいたことで、「何かするか。。。」と考え始めたのでした。

「札幌で気候・エネルギー・環境大臣会合が開催されると決まりましたけど、洞爺湖サミットの時は市民サミットを実施されましたよね?今回は何かやりますか?これを機会に分野やセクターを超えて、環境について話をする場をつくるのは良さそうだなと思うのですが。。。」

G8洞爺湖サミットの時に動いていた方たちに連絡すると、「何かやろうと思っている」「やりたいが時間がない」など、基本的には動きたいという思いを持っていることが分かりました。
このタイミングで、G7市民社会コアリション2023(G7の公式エンゲージメントグループであるCivil7(C7)の運営団体)の方からも連絡があり、「何かはやろうと思っています」と答えました。

さらに開催地決定から3日後の10月24日、委員をしている札幌市環境審議会が開催され、その場で以下のような発言をしました。

「来年4月にG7の環境大臣会合が札幌市で開かれます。札幌市としては何かPRすることを考えられているのでしょうか。
広島で首脳会合が開かれると思いますが、市民側でもいろいろなことをしようということで全国のNGOやNPOが集まり、実行委員会みたいなものが既につくられており、札幌で大臣会合をやるけれども、何かしないのかという問合せが実は来ています。
札幌でもやるべきだろうと思っておりますし、そういう動きを市民としてつくっていけないと、世界から人が集まってくるときに恥ずかしいかなとも思っています。それで、これから動き出そうと考えているところですので、皆さんにも協力していただきたいなと思います。特に市役所の方たちとは連携しながら考えていけたらなと思っていたところです」

■第12次札幌市環境審議会第2回会議開催結果 議事録

わたしを突き動かす3つの点

当初、実現の可能性はまったくの未知数でした。なにもできなかったことを考えると少し怖くもありました。けれど、大きく分けて以下の3つの点において「やらなくては」と思ったのでした。

(1)「持続可能な開発」をテーマにセクターや分野などを超えたつなぎ役として、日々、集まってもらうテーマを探していますが、特にコロナ禍で疎遠になってしまった組織や人の関係を結び直す必要性を感じていること。

(2)北海道の自然環境が不十分なルールによって開発され続け、野生生物の生息場所がどんどん失われていることに強い危機感を持っていること。

(3)マッチョイズム(強靱さ、たくましさ、勇敢さ、好戦性といった「伝統的な男らしさ」の規範)が日本社会に強く残っているためか、重要なことが限られた人々によって、十分に議論されないままに意思決定されていくことへの強い違和感から、「私たちはここにいます」と社会に向けてアクションを起こすことの重要性を感じていること。

「何かしましょう」という具体性のなさ、時間のなさ、予算もない。
何の確実性もない状態でしたが、関わってほしい方、たまたまお会いした方に上記の3つの理由を説明しながら、北海道から世界に向けたメッセージを一緒につくりませんか?とお誘いしました。
「ナイナイ尽くし」の状態にもかかわらず、「いいね!」「おもしろそう!」と言ってくれた人たちが集まって、開催1か月前に35人と7団体からなる「G7/アースデイ オープンフォーラム北海道」を立ち上げることができました。

運営側の信頼関係

正直、関係者がそろった時点で私の役割はほぼ終わったなと思いました。なぜなら、このメンバーが集まった時点で、面白くないものなんて作りようがないと確信していましたので。

■G7/アースデイ オープンフォーラム北海道 メンバー&協力者
トップページに掲載

2日間で10時間を超えるプログラム、対面とオンラインの併催。
関係者のだれもが、普段はそれぞれの仕事(学業も含む)を持っているため、当然ながらとても忙しい。実行体制が整ってから実施までの時間は1か月程度と、かなり限られていました。
しかも、できうる限りの参加型を目指してICT(Information and Communication Technology:通信技術を活用したコミュニケーション)技術を活用するという、こういった企画ではやったことのないチャレンジングな方法での実施。最後に何が出てくるのか、あるいは出てこないのか、謎のまま。あぁでもない、こうでもないと、現場でのハプニングや意見の違いは当然ながら多々ありました。
それでも、より参加型になるような仕組みはないかと、それぞれの意見を受け止め合い、その場その場の最善の方法を模索しながら進められたのは、信頼関係があればこそ。普段の付き合いがいかに大事かを再確認させてくれました。

ICTツールの活用

会場とオンラインが同時に参加できるように、Google フォームを使って質問を投げかけたり、意見を集約しました。
集まってきた質問内容や意見は、基本的には個人個人のスマホを使ってもらい、その場に参加しているすべての人に共有できるようにしました(Google スプレッドシート)。
リンク先に迷わないように、冒頭でQRコードを掲載した紙を配り、まずはGoogle ドキュメントにアクセスしていただく。このドキュメントにアクセス先をその都度、掲載していくという方法を取りました。
スマホが使えない、あるいは使い方が分からない人には説明を、スマホなどの機器を持っていない人には貸し出しができるよな準備がなされていました。

ICTを活用した参加方法を説明するezorock 草野さん:分科会①

3つの分科会ごとに、投げかけた質問は以下の4つ。

Q1:これまでのディスカッションを通して、私たちの社会がもっとも取り組むべき課題は何だと思いますか
Q2:その課題に対して、私たちの社会は何をするべきだと思いますか
Q3:その課題に対して、あなた自身を含む私たちは何をするべきだと思いますか
Q4:感想などあればご自由にご記入ください

ここで出された意見と、分科会に登壇した15人の内容(課題、取り組み、今後の方向性など)を集約し、メッセージを作っていくというスタイルです。
すべての分科会が終わった時点で、メッセージのたたき台を事務局が作成し、全体ディスカッションで皆さんに共有します。

会場では、スクリーンにメッセージ案を映し、オンラインでは同じ映像が画面共有された状態です。メッセージの全体の構成を確認した後、一段落ごとに修正・加筆がないか参加者はもちろん、オープンフォーラムのメンバーも加わった全員で意見を出していきます。
同じ画面を見ながら、1つ1つの文言を確認していく作業は、想像以上に会場全体の一体感を生んでいました。
とはいえ、オンライン参加者は少し距離があったのは事実です。チャット欄に書き込んでもらい、進行役が拾いって会場に伝えるという方法を取りましたが、チャット欄に書かれるすべてのコメントを紹介する時間が取れなかったのが申し訳なかったです。
ただ、会場の参加者も相当に発言を我慢されていたと感じました。時間の限りがあるので、すべての人が自分の言いたい意見を言うことができなかっただろうと感じ、そこが反省点です。

今回、参加申込いただいた方の多くを存じ上げませんでした。以外だったのは、若い人が多数を占めていたこと。高校生、大学生、20~30代の方が多く見られ、意見もたくさん出してくれました。

参加者全員でメッセージを編集しました:全体ディスカッション

メッセージを作ってみて

多数の人たちが納得するということ

北海道から世界に向けてメッセージをつくろう。
今回は「北海道の環境」という軸はありましたが、環境と一言にいっても海、川、森、都市部などの場所の違い、生物多様性、気候変動、エネルギーなど扱っているテーマの違いもあります。また、今回は、環境問題を別の社会課題からも捉えてみようと試みました。
似たような属性であっても、個々で抱く思いや価値観は異なりますが、異なる個人が複数集まって、ある1つのことについて納得する作業は簡単ではありません。

それでも、私たちは、身の回りにある問題だけでなく、距離が遠く感じる見たこともない世界や体験したことのない状況にも思いを馳せて、どんな社会にしたいのか、どんな方向へ進んでいきたいのかについて、意見を出し合って、作っていこうとすることが肝要だと思うのです。
なぜなら、

これ以上、生命を無意識に奪いたくない。
「知らない」という状態からくる不安で対立を生みたくない。
自分の無知によって誰かを傷つけたくない。
わたしも、誰かや何かによって傷つきたくはないから。

今回、メッセージを作ってみて多くのことを感じました。
これだけ異なる背景の人が納得するものを作るには、時間が相当短かったのは反省点です。しかし、それでも最終的には反対の意見なくメッセージが完成したことをどう捉えたらいいのか。ぐるぐると考えてみました。
3つの分科会で8時間以上をかけて、課題や取り組みを共有し、グループディスカッションで他者の考えを聞き、自身の意見を他者に伝える作業をしました。そこから、全体デスカッションにおいて、予定時間を大幅にオーバーした約2時間をかけてメッセージとしてまとめ上げていきました。
最終的には、だれからも反対なくメッセージができました。

けれど、会場の雰囲気やその後のコメント、あるいは自分自身の気持ちから、だれにとっても100%納得したものにはなっていないということに気が付きました。
一人ひとり、「もうちょっと分かりやすい表現があったのではないか」「あの言い回しは、わたしの思いとは少し違う」「自分がもっとも大事にしている点の表現が弱い」・・・などの思いがあると。

そう思ったときに、「複数の人が関わって一定の納得感のあるものをつくる」ということは、とても尊いことだと改めて感じたのです。納得ができない部分はあるものの、他者を尊重しようとする思いから、全体として良いものをつくろうとした行為の結果だったと受け止めました。
もっと時間があれば、個々の納得感はより高いものになったかもしれません。けれど、様々な背景を持つ人々の集まりにおいて、全員が100%納得できるものを作るのは不可能ですし、不自然です。
ここで大事なのは、課題や取り組みを共有し、意見を交わしたことによって、その場に対して一定の信頼を置くことができたからこそ、個々には100%納得できないものの、一定程度の納得感をもって受け入れることができたのではないかと感じました。

もちろん、流されてしまった、言いにくい空気感でほぼ納得していないけれど言えなかったという人もいたと思います。実際、終了後に実施した「納得感」のアンケートでは10段階で3を付けた方もいらっしゃいました。参加していると感じてもらうこと、信頼できる空気感をつくることなど、工夫の余地があると思いました。

同時に感じたのは、環境の違い、時代の違い、状況の違い、関わる人の違いなどなど、その時々によって納得できるものは変わっていくということです。今回のメッセージは、今後も更新されていくものだろうと感じましたし、また機会を改めて、考えてみる楽しみができました。

揺さぶり合って社会をつくる

今回、皆さんとつくったメッセージは、大事なことがたくさん盛り込まれ、自信をもって世界に向けて発信できるものになりました。
一方で、私の表現とは違うものになったと感じました。では、自分だったらどう表現するのか?という、自分自身へ問いかけずにはいられなくなりました。皆さんの言葉に心を揺さぶられ、自分の言葉を紡ぎ出したいと。

そこで、得たことをもう1つ。
複数で合意形成するということは、個々人は一定の妥協が求められるということ、他者と折り合いをつけるということかもしれません。みんなが100%幸せにはならない。真剣に向き合うほどにモヤモヤは残るのだろうと思います。でもこれは決してネガティブではなく、他者と幸せを共有する作業ではないでしょうか。
それぞれが真剣に向き合った結果だからこそ、個々を揺さるものができる。
揺さぶられた個人は、改めて、自分が大事だと思うこと、自分だったらどう伝えるかなど、新たな視点を取り入れながら自分の言葉を紡ぎ出す。
そしてまた、自分自身の言葉と、他者との違う意見を重ねて、次の社会的課題に向き合い、アクションを起こしていく。

この繰り返しによって、視野が広がったり、自分の意見を再構築したり、他者と協働する仕方を身に付けていくことができるのではないでしょうか。延いては、より他者を尊重する気持ちが育まれ、自分自身にとっても生きやすい社会をつくっていこうとする姿勢が、社会全体に広がっていくような、そんな可能性を感じました。

会場に札幌大通高校をお借りしました:分科会①
参加者から集めてコメントを見ながらディスカッション:分科会②
時差8時間を超えてイギリスからも登壇していただきました:分科会③
分科会の報告をする愛甲さん:全体ディスカッション
分科会の話受けて意見を交換する参加者

関わってくれたツワモノたちへ

不手際過ぎで、イメージを明確に伝えることができない私の言わんとしていることを、なんとか引き出そうと根気強く質問してくれたり、驚くべき察知能力を発揮してくれたりして、今回の企画はイメージ以上のものになりました。
皆さん、ツワモノですよ。一人として欠かせない心強過ぎるメンバーです。

後先をあまり考えずに、とにかく大事そうだと感じたら皆さんに相談してみる。予算もないし、十分な準備期間もないし、すべてが手弁当(ブリコラージュですね)。でも大事なことだと共感してくれて、フワッとした呼びかけにも快く応答してくれた今回のメンバーの皆さんは、奇特で、貴重で、足を向けて寝られない存在となりました。

オープンフォーラムの内容は、追って報告したいと思いますが、まずは実施してみて感じたことを書き留めておきます。
関わってくれた皆さん、ありがとうございました。

G7/アースデイ オープンフォーラム北海道 WEBサイト


参考:G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合を開催しました(経産省)
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230417004/20230417004.html?from=mj


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