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おおちざわ森のようちえん~10月~

雨上がりの今日は6人のお友だちがおおちざわ森のようちえんに遊びに来てくれました。

出発すると早速何かを見つけた様子、、、
「なんかあった!」を合図にみんながすぐに集まります!

大きなカタツムリとすごく小さなカタツムリでした。
「わぁ!大きいね」「こっちはすごい小さいよ」
みんなでカタツムリについてあれこれ話しながら観察しています。
なかには「カタツムリ初めて見た!」というお友だちもいました。
絵本や歌の中で登場するので名前や姿は知っている子も多いとは思いますが、実際に本物の生き物に出会うことも子どもたちにとって良い経験になりますね。

あそびに行く準備を整えて、森のようちえんでのお約束を確認した後、
今日はどんなことをしたいか作戦会議をしました。
「川で橋を作りたい!」「サワガニを見つけたい!」「虫探しもしたいな~」などなど、みんなのやりたいことを出してみました。そしてどの場所に行ったらやりたいことができそうか考えてみると「あっちの川がいいと思う」という提案があり、おおよその目的地が決まりました。

川に到着すると、「あ!ここ前に○○して遊んだところだ!」と以前の森のようちえんで遊んだ時のことを思い出した子もいました。
きっとその時の遊びがとても楽しかったのでしょうね。

「橋をつくろう!」「サワガニを探そう!」などそれぞれのやりたい遊びをしつつも、「一緒に○○しようよ!」「これ(枝)長いから誰か一緒に持ってくれない?」お友だちと協力をする姿や「あ!なんかいた!」と誰かが声をあげるとすぐに「なに?なに?」と全員集合したりと、自分のやりたい遊びをしながらもお友だちとの関わり合いも多く見られました。

この日は4匹も「ナナフシ」と出会うことができて子どもたちもビックリ!
木の枝そっくりに擬態しているナナフシを見つけられる子どもたちの観察眼も素晴らしいです。
「こっちは大きいね」「こっちは少し小さいなぁ」「オスとメスかな?」「メスよりオスの方が小さいからオスかな?」など観察しながら色々と考え話し合っていました。

橋作りでは、「(長靴ではない)靴の人も渡れるように橋を作ろう!」とお友だちに声をかけていました。まわりをよく見て気付き、他の人のことも考えてアイディアを提案する姿がとても素敵だなと感じました。

この橋作りの遊びからも感じられるように、子どもたちが遊ぶ環境に必要なものとして、自分の発想で自由に作り変えられる物があることがとても大切だと思います。橋作りではまわりにある枝や石を使って橋を作り出し、川の流れを少し変えていました。自然環境や自然物というのは、子どもたちが自分の発想と自分の手で自由に姿や形、使い方を変えられることができます。そしてそのような環境だからこそ生まれる今回の橋作りのような遊びや展開するストーリーが森のようちえんには沢山あります。

決まったルールやあそび方をする既存の玩具や遊具も楽しさや工夫の幅はあると思います。ですが子どもたちが遊ぶ環境としてはそれらだけではなく、自由に作り変えられる環境もあるとより子どもたちの豊かな経験や成長に繋がり、その積み重ねが人生を前向きに生きる力を育んでいくのではないでしょうか。

今回は何度も森のようちえんに来てくれているお友だちも、最近来てくれるようになったお友だちも、段々とそれぞれの好きなことや得意なことが子どもたち同士でもわかるようになり積極的に関わり合う姿が見られました。
2024年度後半も更に仲を深めて森のようちえんで出会うお友だちとの関わりや遊びを存分に楽しんで欲しいなと思います。
もちろん、新しいお友だちも大歓迎ですので皆様のご参加をお待ちしております。

歌代(ニモ)