あおって何色あると思う?
藍染めと聞いたら、どんなことを思い浮かべますか?
インディゴ
ジャパンブルー
ジーパン
手ぬぐい
ほとんどの方が紺色をイメージされるかと思いますが
実は藍は水色や緑がかった青にも
染められます
藍染めの素材はこの植物
蓼藍(たであい)の他に
▫︎マメ科のインド藍
▫︎マメ科のナンバンコマツナギ
▫︎キツネノマゴ科の琉球藍
などがあり
それぞれが持つ色素で
青みが少しずつ違い
どのように染料を作るか
どのように染めるかによっても
青みが変わり
そこに奥深さとおもしろさがあるところですね。
藍で水色を出す時は
淡く染める
生葉で染める
濃く染めたい時は
染める回数を多くする
下地の処理
建て方による
(藍を発酵させて染液にすることを建てると言います)
藍染めに他の色味を足すことで
より濃くしたり
青みを変えたり
ここで興味深いのは
古くからヒトはこのインディゴを利用し
様々なあおを染めてきた歴史
日本の色名でいうと
⚪︎紺
⚪︎はなだいろ
⚪︎浅葱色
⚪︎水浅葱
⚪︎水色
⚪︎かめのぞき
⚪︎かちいろ
⚪︎鉄紺色
⚪︎なんどいろ
⚪︎あいねず
⚪︎はないろ
⚪︎空色
⚪︎群青色
⚪︎瑠璃色
などなどなど
どの青をどう染めようか
青色の数以上にある
たくさんの文献。
そこにある先人の知恵に
いつも驚かされます。
そこで
えすみブルーのこと。
このブルーを染めてみたい
和歌山県すさみ町で抱いたことが
ずっと頭をぐるぐると。
化学染料ではなく
昔ながらの植物染めで。
さあ。まずは藍を仕込みましょうか
沈殿藍作りに続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?