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複数レイヤーモーション作成時の注意点

この記事は、Adobe Community Exprets presents Creative Advent Calendar 2024の13日目の記事になります。

前回の記事はあさひな。さんのAdobe Illustratorで作る簡単クリスマスオーナメント」でした。

モーションの動きがおかしい⁈

 Adobe Frescoは複数のレイヤーを使ったモーションを作成できます。
 モーションを動かしていると、特定のレイヤーの時々動きがおかしくなったりします。
繰り返し再生している中で、途中で動きが飛んだりします。

繰り返しは一回を繰り返す

 各レイヤーにモーションのフレームがあり、それぞれが動作を繰り返します。
 モーションの1回は一番長いフレームが初めから終わりまで再生される長さです。
 短いフレームは、長いフレームが終わるまで動きを繰り返し、長いフレームが終わるとその途中で動きを切られます。
 繰り返し再生はそれぞれのレイヤーのフレームがただ繰り返すのではなく、1回再生したらはみ出したフレームは切られそこからまた繰り返しがされます。

モーション例

フレーム数の調整が必要

 短いフレームが切られない様にするには長いフレームが終了するのと同時に短いフレームも終了するように調整します。
 一番長いフレーム数が奇数や割りにくい数だと短いフレームがはみ出すので、各レイヤーの短いフレーム数の倍数で調整してください。

タイムラインで考える

 視覚的にわかりやすくする為、フレームの設定からタイムラインバーの表示をオンにします。
 フレームの上のバーは一番長いフレームの長さを表しています。短いフレームのレイヤーを選択しバーを動かすと短いフレームがどのように繰り返すかがよくわかります。
 バーを最後まで動かした時に短いフレームが途中で終わってしまう様ならフレーム数を調整する必要があります。

モーション設定のタイムラインバーの表示
上部にタイムラインバーが現れる

パスを使う時も同じ

 設定からタイムラインバーの表示の下のパスをフレーム数に反映をオンにすると、タイムラインバーにパスのフレーム数が反映されます。
 パスは思ったよりフレーム数を使用する事があります。他のフレームと数を合わせて短いフレームが切られない様に調整してください。

パスをフレーム数に反映前
パスを反映させた状態

最後に

繰り返すフレームが一回の再生内に収まらない為に周期的にモーションが飛んでしまうという事でした。
今回の内容で飛ばないモーションが作れれば幸いです。

Adobe Frescoのモーションは色々なアニメーションを作成出来てとても楽しいです。
これからもAdobe Frescoの使い方を紹介していきます。

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