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おすすめの本📖

今日は看護学生から看護師まで役に立つと思った本を紹介したいと思います。


基礎看護技術の中でボディメカニクスを学ぶのですが、その知識が自分に足りないと思い買った本です。

基礎看護技術では、看護師の業務の中では必ずと言っていいほど出てくる『体位変換、安楽な体位』『移乗、移送』を学びます。

そこで大切な要素がボディメカニクスです。

看護学生におすすめな理由としては、体位変換時や移乗時などのテコの原理やトルクの原理などについて詳細な記載があり、教科書だけでは分かりづらい部分もこれを読む事でなぜそうするかの理由がよく分かります。(教科書ガイド的に使えそう。)

学内演習で実際にやってみると上手くいかない事や、どうしてそのやり方をするのかなど、疑問や分からない事も出てくると思います。

この本を読むと『なるほど👀✨✨』と理解が深まり、なぜ上手くいかなかったのか。どうしたら上手くいくのかを知る事ができると思います。

学生は、実際にやった事のない事を想像しながら学ぶのでイメージがしにくいと思いますが、身近な例えのコーヒーブレイクコーナーがあったりして理解が深まると思います💡


さらにこの本は教える側にも素晴らしいツールだと思います。

教科書だけではなく、そこに書いていない詳細なメカニズムを分かっていると、学生が何が原因で上手くいかないのか、どうアドバイスしたら上手くいくようになるのかが分かるようになると思います。


現役の看護師には知識を深めたり、確認したりすると共に『そうだったんだ✨なるほどね💡』と普段何となくでしか分からなかった事を根拠を持って理解できるようになると思います。

例えば真空採血で血液が入ってくるメカニズム。

かなりマニアックに書かれています。

スピッツの中は真空じゃないとか。
血圧の違いで採血量に差が出ないのか?とか。
駆血帯を外すタイミングとスピッツを抜くタイミングはどちらが先ならいいのか。とか。
スピッツが温かいとボイルシャルルの法則で採血量に変化が生じる。とか。

『へぇーーー😮✨』と思う事が沢山書いてあって面白いです。

こんな感じで、日常的にやる業務に関する事の科学的根拠が一冊まるまる載っています。

学生時代、物理が本当に苦手で、高校の選択でも絶対に選ばなかった科目ですが、自分に関係する事を物理的に説明されると説得力があり、理解が深まるのだなと思いました。


その他にも、

病院で働く看護師なら必ず必要となる点滴の管理。滴下数の計算や調整。高さ、粘調度、管の太さ、液体の温度などによる落下速度の変化について詳しく載っています。

皮膚に負担の少ない絆創膏の剥がし方

患者を水平移動させる時に、肩幅で引くのが有効な理由

などなど。

看護を学ぶ時にも、教える時にも、理解を深めたい時にも手元にあると役に立つと思います。

最新版(改定第4版)が出ているようなので、もし購入を検討するようであれば最新版をおすすめします。

看護を楽しく学び、自信とやりがいを持って実践できますように😌🍀





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