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ツイッターが規制されていた北京で感じた「金盾」というネット規制とグローバリズムの攻防

2019年4月下旬に北京を訪れました。

北京に着いた時、ツイッターを見ようとしたところ、開くことができませんでした。

グーグルは中国ではネット規制されているのは知っていましたが、下調べしないまま出国してしまったため、時すでに遅しでした。

中国では、「金盾」というネット規制により、グーグル、ツイッター、フェイスブックなどは見れないようになっています。

ただし、VPNというサービスを使用すれば、見ることができます。

しかし、なぜ中国はネット規制をしているのかを、この機会に考察したいと思います。

私は中国がネット規制する理由は2つあると考えています。

1つ目は、中国共産党による政治に対して目を向けさせないこと、2つ目は、グーグルのような多国籍企業によるグローバリズムを阻止することです。

ネット規制する理由その①

まず1つ目については、中国共産党に対しての批判をコントロールする目的があり、政治を有利に進めるために規制が必要だということ。

多くの人口を抱えているため、国民が悪いニュースを知ってしまったら、暴動に発展しかねません。

海外のニュースを自由に閲覧されてしまうと、政治を行う上で、色々と不都合がでるからです。

これらは、中国国民も十分に理解してますし、日本人もある程度、わかることだと思います。

ネット規制する理由その②

2つ目は、多国籍企業がターゲットにした国に入り込むとトロイの木馬のように、国の富が奪われてしまうのを 、中国は熟知しているからです。

つまり、グローバリズムの侵入の阻止しているためです。

グローバリズムとは、あらゆるものを市場で競争させることを意味するため、二極化が進み格差の拡大につながります。

さらに、コーポレート・クラシーといわれる大企業が、市場を統治する世界になります。

これは、国家の弱体化につながり、富が多国籍企業に流れることを意味しています。

中国は、グローバリズムについてよく理解しているため、グーグルのようなコーポレート・クラシーを推進するような企業をブロックするのは、当然です。

ロシアも同様、反グローバリズムのスタンスをとっているため、グーグルは使用できません。

このような、理由からグーグル、フェイスブック、ツイッター、You Tubeなどが規制される理由になります。

日本は規制されているの?

一方、日本はどうなのかというと、グローバリズムの波に飲み込まれており、郵政民営化にはじまり水道民営化、種子法廃止など、国民のライフラインまでも売り飛ばしている状況です。

政府による政策決定は、大企業の意向がくまれるため、民意は一切反映されないようになります。

日本は中国のネット規制よりも、陰湿なやり方をしているため、かなりひどい状況かもしれません。

マスコミは、お上から情報統制により、萎縮し事実を報道する気はないようですし、テーマによっては海外の報道と真逆のことを報道します。

そのため世界報道自由度ランキングもかなり下がりました。

【世界報道自由度ランキング】

・2010年 世界 11位
・2012年 世界 22位
・2015年 世界 61位
・2016年 世界 72位
・2018年 世界 67位
・2019年 世界 67位

【幸福度ランキング】

・2015年 46位
・2016年 53位
・2017年 51位
・2018年 54位
・2019年 58位

【男女平等度ランキング】

2018年の日本は149カ国中110位

労働生産性も世界的に見ても良くありません。

あらゆる指数が落ち、国際競争力も落ちています。

北京に滞在していた時に、ひとつのニュースが目に入りました。

ちょうど同じようなことを考えていたので、共感が持てました。

そのニュースが下記です。

いよいよ平成が終わって令和が始まりますが、残念ながらこのまま行くと、日本に明るい未来はやって来ないでしょう。

こんな予想はハズれたほうがいいに決まっていますが、いろいろなシミュレーションをしてみても、日本経済が悪くなる以外の方向性は見えません。

ただ、誤解がないように言っておくと、これは日本全体の話です。そんな中でも個人一人ひとりは、いくらでも幸せに生きられます。

前回まで「このままだと日本はヤバイよね」という話をしてきましたが、これから日本全体をよくするのは難しいと思います。

日本全体をほかの国と比較して相対的に高い位置に持っていきたいのであれば、政治的なものが変わらなければ不可能でしょう。

ひろゆき流“オワコン日本”の幸福論―― 他人とズレていたほうが幸せになれる!!より引用

今、どのようなことが日本で起きているのか。

また、この先何が起き ようとしているのか、現状を知るために、ジャーナリストの堤未果氏が書いた「日本が売られる」を読んで下さい。

何も知らないでは、もう済まされないところまできています。

あなたの命は、お金と天秤にかけられていることに気づいて下さい。

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