流産 自然排出 小さな出産の日記②
手術を避ける理由
3度目の流産宣告
*2009年9月9日 6:39 に書いた日記です
9/6、ワタシの人生で3回目の流産を宣告されました。
1度目は13年前。
まだ妊娠の知識がない、20歳前の流産でした。
週数は8週。
お腹の調子が悪くて病院に行って、
念のため腹部の超音波検査をしたら、妊娠がわかって驚いて。
「子供か・・・!どうしよう・・・」
と動揺しながらその足で婦人科に行ったら、経腟の超音波検査が始まって、
枯死卵という診断、その場で流産が確定しました。
2度目は今年の4月、待望の二人目だったのですが、胎芽が表れず流産確定。6週相当。
そして今回。
7月の終わりに妊娠が判明し、ずっと不正出血がありました。
心拍の確認はできたけれど、前置胎盤の疑いで絶対安静。
ほぼ一ヶ月は、旦那にお店の大半を任せ、寝たきりの状態でした。
(そう、うちは自営業)
母子手帳は交付されたけれど、
初の妊婦検診を前にツワリと出血がパタッと収まり、
3度目の流産が確定しました。
週数は10週の手前。
超音波では胎児がすっかり子供の形をしていました。
決めていたこと
今年の4月に流産をしたとき、決めたことがあります。
それは、
また流産になった時は、手術しない
または一切無痛で手術が出来る病院を探す
です。
人の「痛み」に対する考え方はそれぞれですが、
私の、過去2回の流産手術は「痛い・辛い」の言葉しか出てきません。
ええと・・・厳密に言うと、「手術」自体は痛くない。
麻酔をして、ジェットコースターの夢を見ているうちに手術は終わります。
でも、その手術をするための前処置(子宮口を開く処置)。
これが、私にとって「死んだほうがマシ」レベルの痛さなのです。
(全く痛くない、という方もいるようなのであくまで私にとって)
ラミナリアの挿入が痛い
子宮口を開く処置に使用する器具、ラミナリア。
海藻でできた細い器具。
これを何本か子宮頸管内に入れることで、その後水分を吸って膨らみ、
子宮口もゆっくり広がりますよ~というものらしいのだけど、
13年前は、そんなことを知るはずもないまま8本挿入。
ワケが分からず、処置台で絶叫を上げていました。
体験した事のない痛みでした。
バーベキュー串みたいなものを8本、子宮の奥の奥に刺され、
死ぬ思いをした、と今でも思ってます。
のちに実物調べたらもう少し殺傷力は低そうだった。
(え、楽天で売ってんの?)
そして今年の4月。
2回目の流産が確定し、手術の日が当たり前のように決まりました。
13年前とは違い、ネットで情報を得られるようになっていて、
あの痛かったやつが「ラミナリア」だという事を知ります。
痛い人もいれば、全く痛くないという人もいるらしい。
13年経てば医療も進歩しているだろうし、先生は自信満々だし、
ひょっとしたら今は痛くないのかも。
でも念のため、念のためだ。聞いておこう。
「ラミナリアが怖いんです。痛みを感じないで行う方法はありませんか」
するとその先生は、何言ってんの?みたいな顔をして
「ハッ ないよ」
と半笑いで答えました。
(この先生、娘の件でも色々とやってくれた上から目線ヤロウなのですが
その話はまた後ほど。)
ラミナリアは痛い、そんな時代は終わった。
そんな淡い希望を抱きつつ、ああ、受け入れるしかないのかぁ・・・と、
重い気持ちのまま2度目の流産手術入院となりました。
次に続きます!