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オーラやチャクラとレイキの関係

すでに述べていますが、西洋レイキではオーラとかチャクラの話がよく出てきます。
しかし、日本伝統のレイキでは、そういう話は一切出てきません。
どうして、そういう違いが生まれたのでしょうか?

ニューエイジとオーラ

20世紀後半、ニューエイジと呼ばれる精神活動が起こります。
Wikipediaにはニューエイジのことを次のように説明していますね。

人間の潜在能力の無限の可能性の強調、宇宙・自然・生命などの大いなるものとのつながり、個人の霊性・精神性の向上の探究、ホリスティックであること(一元論、汎神論、グローバル化の実現など)、環境保護的であること(ガイア思想、人間は地球の中枢神経系の神経であるという理解など)、両性具有的であること(反対のもの・男女の相補性、陰陽・虹に象徴される)、神秘的であること(あらゆるもの・日常の中に聖なるものを見出す)、地球的であること(愛・あわれみ・平和の推進、世界政府樹立の推進)などを特徴とする思想・実践の潮流で、現代においてはサブカルチャーとして広くみられる[3][4]。

よくわかりにくいかと思いますが、スピリチュアル的な考え方です。
アメリカは元々、キリスト教をベースとしていますが、そういう宗教性から離れて、魂的な本質を求めた運動です。

オーラは、身体を取り巻くエネルギー体のようなもので、19世紀後半には科学的な言説が出てきています。
それをニューエイジでは、オーラ・セラピーとして行い始めました。オーラを読取り、操作することで、病気を診断・治療するものです。
その中でも有名なのは、1970年台初めに確立されたセラピューティック・タッチという手かざしによるオーラ・セラピーです。

この療法にレイキが影響していたかどうかはわかりません。
しかし、手当て療法であるレイキとよく似ていることから、融合して取り入れられたのではないかと思います。

ニューエイジとチャクラ

チャクラは、そもそもインドのヒンズーの概念です。
これもWikipediaから引用してみましょう。

タントラの神秘的生理学説では、物質的な身体(粗大身、ストゥーラ・シャリーラ)と精微な身体(微細身、スークシュマ・シャリーラ)は複数のナーディー(英語版)(脈管)とチャクラでできているとされる[3]。ハタ・ヨーガの身体観では、ナーディーはプラーナが流れる微細身の導管を意味しており[4]、チャクラは微細身を縦に貫く中央脈管(スシュムナー)に沿って存在する、細かい脈管が円形に絡まった叢(そう)であるとされる[5]。

これもわかりにくいかもしれませんが、要はエネルギーのパワースポットのようなものが複数箇所(6個、7個、それ以上)あるというものです。

そして、このチャクラの考え方も、ニューエイジに取り込まれていきます。
この部分もWikipediaから引用しましょう。

レッドビータの虹色チャクラ説は、ニューエイジやオーラソーマなどのカラーセラピーの原点に親和するようなものだった[10]。彼のチャクラ・オーラの概念は西洋オカルティズム、ニューエイジにも導入された。ニューエイジ系の人々のなかにはオーラ(生体が発散するとされる霊的な放射体)はチャクラから生ずると考える人もいる[36]。欧米のヨーガ、レイキ[42]などのエネルギー療法・手当て療法、日本の新宗教(桐山靖雄の阿含宗[43]、オウム真理教[44]、玉光神社の本山博主宰の宗教心理学研究所[45]など)にも取り入れられている。

人間の身体は、オーラという生体エネルギーで包まれていて、それがチャクラによって活性化する。
そのような考え方を元に、生体エネルギーを直接操作するものとして、オーラ・セラピーというものが生まれたようです。
そしてその中でも手かざしで診断・治療を行うセラピューティック・タッチは、レイキと同一視されたのではないかと思われます。

ニューエイジとレイキ

高田ハワヨ氏からレイキを習った弟子たちが、レイキを組織的に伝えようとして創った「レイキ・アライアンス」は1981年の設立です。
ちょうどニューエイジのブームであり、オーラ・セラピーも行われていたのでしょう。
そんな時に、誰でも簡単にオーラ・セラピーができる(かのような)手法として、レイキが広がり初めたのです。

したがって西洋レイキでは、最初からこのニューエイジに取り込まれていたように思います。
おそらく、レイキで心身を癒す独自の理論を持たなかったために、ニューエイジの理論に乗っかったのではないかと。

こうして西洋レイキでは、オーラの浄化とか、チャクラを活性化させるなど、日本伝統のレイキにはないことが取り入れられるようになったのでしょう。

オーラやチャクラを感知する

日本伝統のレイキでは、オーラやチャクラのことをまったく語りません。
では、オーラやチャクラがまったくレイキと関係がないのかと言うと、必ずしもそうとは言い切れません。

奥歯に物が挟まったような言い方ですが、それは確認できていないからです。
ひょっとしたら、何らかで関係があるかも知れない。そういう余地を、残しておくべきだと思います。

なぜなら、レイキを行う人は、オーラやチャクラを自然と感知できるようになるからです。
少し離れた所からゆっくり相手の身体に手を近づけていくと、手に圧力を感じます。
それがだいたい濃いオーラが出ている部分と思われます。
また、身体の中心部を、少し手を浮かせてゆっくりと移動させると、ところどころ他とは違う感覚が得られます。
それがチャクラの位置とだいたい一致します。

レイキを行う人は、手の感覚が氣(霊氣)に対して敏感になり、「感じる手」になっていきます。
この「感じる手」は、オーラやチャクラも感知できるようです。
したがって、ひょっとしたら将来、レイキとオーラとチャクラの関係性が、科学的に証明されるかもしれません。

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レイキ療法師 アカさん
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