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残された家族に寄り添いたい

患者さんが亡くなったら仕事は終わり
私にはそれが違和感でした

在宅医療でたくさんの方の生き様を看させてもらいました
家で逝くということは、家族も不安が大きいため、
看護師は本人だけでなく家族にも寄り添います

医療や介護の保険は、患者さんご本人のものだから、
保険の範囲で働く看護師としては
患者さんが亡くなったら関わりは終わりになります

残されたご家族が一番つらい時に寄り添うことはできません
一週間後、一月後、一年後、
あの時の家族はどうしているだろう
幸せを祈るばかりです

家族を亡くした悲しみは
簡単には癒えることはありません
時間がたつほどに誰かに話すことはなくなるけど、
何年たっても悲しいです

だれでもいつかは家族を失う
自分だけじゃない

そんな風に我慢してしまうこともあるかと思います
でも、
悲しみというものは、誰かと比べるものじゃない

家庭内でも気を使って
その悲しみを話すことも少なかったりします


もう一度会いたい

どんなにどんなに願っても二度と会えない

何年たっても
何十年たっても悲しい

いつまでも悲しんでいると故人がうかばれないとか、
見守ってくれているとか
心の中に生きているとか

そんなことは判っていても心にぽっかりと穴ががあいている

死別の悲しみに対する支援をグリーフケアといいます
セルフでケアできる方もいると思います
グリーフケアを受けたい場合は、病院や行政の専門家になりますが、敷居が高いと思います

話してもいいし、話さなくてもいい
話したくなったら話せばいいです
私はその気持ちを受け止めたいです

病院や事業所で働かないナースが増えましたね
リトリートナースまるちゃんは、
自然と人を紡ぐナースです

里山の自然で癒され整うことで、心身の健康を支えます

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