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JAPFツアーに少しでも興味があるひとだけが読めばいい。

こんにちは、JAPF学生委員の丸谷です!

ツアー中止のお知らせ

こんなに悲しいことはないですよ、まったく。
コロナで『さすがに行けないだろ〜』と思っていたものの、残念でなりません。

一人の人間がころっと人生改めるくらいの機会が、、、

ツアーではアンコールワットを朝焼けと夕焼け、2度楽しめます!感動〜° ✧ (*´ `*) ✧ °

五つ星ホテル泊まって、ほぼ全食フルコースで、ナイトプールに行って、アンコール遺跡群巡って、トゥクトゥクで風を切って...

あの経験ができないなんて、ほんっっっとに悲しい。

来期以降、懲りずに申し込んでくれるであろう方々に、『その選択最高だよ!』と伝えたくて記事を書きます。

内容は三本立てでお送りします〜笑

1.僕たちは世界を変えることができない。
2.本当の支援って?
3.知ったことの責任

ではでは...

「カンボジアいって人生改めた」側の私の経験談でも(超長文になりそうな予感がしてますが、)聞いてやってください↓↓↓

僕たちは世界を変えることができない。

みなさんこの本、ご存知でしょうか?

葉田甲太さんがご自身の経験をもとに書かれたもので、2011年に向井理さんら豪華キャストで映画化もされています。

ツアー前に見ることをおすすめされていたので、ゲオでこの映画をレンタルしてからツアーに臨みました。

正直感想は「ふーん」くらいで、今からここに行くんだ!という実感は湧かなかったです

でも実際に現地に行ってみて、このタイトルが苦しいくらいに刺さった場所がありました。

ここ、ゴミ山です。

この景色をみたとき、「私の力ではどうすることもできない」と打ちひしがれ呆然としたのを覚えています。

ここでは、ツアー参加者はマスクを5枚ほど重ねて着用し、全身捨てていけるものに着替えた状態でバスから降ります。

なんでも臭いがかなりキツく、1度ついた臭いは洗濯機で洗っても落ちないそうなんです。

ゴミ山では、ゴミを拾って生計を立てている人々がいます。

バスが来ると、まずは何人もの子どもたちが興味津々で集まってきます。私たちのようにマスクはしていません。
参加者からもらったマスクで楽しそうに遊んでいました。

足場はかなり悪く、歩く度にグチュと嫌な音がします。

ゴミ溜めのなかには、掘っ建て小屋が何件かあり、その中には生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたおばあちゃんも、、、!

生まれた瞬間から死ぬまでこんな劣悪な環境で生活していくしか道がないのかとゾッとしました。
実際、ゴミ山で生活する人は皮膚病になりやすいそうです。

ゴミ山を登っていくと、鎖に繋がれた牛がいます。
乳牛だった気がしますが、(不確か)
衛生という概念に囚われていてはここでは生きていけないんだと思い直しました。

ゴミ山のわきには、貯水池のような場所もありました。
泥水、というよりオレンジに近い色です。
ゴミによって濾された雨水が、塩水のようになって近くの田畑には使えず、なんでもガスが溜まっていていつ爆発してもおかしくないのだとか....恐ろしすぎる。

実際に現地に行って、五感すべてを使って情報を得ることができて本当に良かったです。

私が高校生の頃に聞いた話では、ゴミ収集車に押しつぶされて死んでしまう子がいる、というものでした。

そのことをガイドさんに質問すると、
女性や子どものゴミ拾いは禁止していて、トラクターが出入りする時は人々を立ち退かせるとのこと。
(実際どうかといわれるとビミョー...焦)


ゴミ山の状態はゆっくりでも改善されているみたいで、実際、ゴミ拾いは副業的にやっている人が多いそう。

上の写真だけは、ゴミ山果てしなく続いているように感じると思いますが、視点を変えるとほら! ね?

帰り際のバスの車窓から。
道を挟んだ同じ場所なのにキラキラしてみえる!

募金の広告に使われる写真は、人目を引くためにキャッチーなものが多いです。

子どもが涙を流していたり、白黒にされていたり。

実情を知らないで判断するのはエゴだ、とゴミ山の経験を通して痛感しました。

「ゴミ山なんてなくせばみんなハッピーじゃん?!」
と浅はかだったわたし。

カンボジアのゴミ処理技術の実情や、ゴミに対する意識、ゴミ山での生活がある人たちを全く考慮していませんでした。

本当の支援って?

ゴミ山のような自分の中の衝撃 × 20以上の研修先
そりゃ、考え深まるわ。って思いません?笑

それだけじゃないのがJAPFのツアーなんです!🕺

各研修先ごとに参加者同士でディスカッションをおこないます。

『本当の支援ってなんだろう』

この議題は最終ディスカッションとしてグループで話し合ったものです。

このとき、私は"支援は終わるのが目的"というテーマで発表しました。

ツアーを通して、支援者と支援される側がwin-winの関係を築けるということを知れたことも含め大きな学び

だったのですが、、、、
帰りの飛行機でもずーーーっと本当の支援ってなんだろうと、悶々としていました。

原因は、「僕たちは世界を変えることができない。」というタイトルにあったのかもしれません。

ジェリムアップ上空。今回の学びをどうにかしなきゃ、ともんもんもんもんもん....

画像を調べてもらえばわかるのですが、
「僕たちは世界を変えることができない」というタイトルの後ろには

But, we wanna build a school in Cambodia.

がついています。

筆者は東京の医学生で、イベントを運営しその参加費としてカンボジアでの学校建設の資金を募ります。

一方、私には学もないし、人脈もないし、ちっちゃい地方大学だし...。

今まで受けていた大学の授業もなんの意味もないじゃないか。

圧倒的な、無力感。

ここで、ある記憶がフラッシュバックします。

あのゴミ山を出ようとしているときのことです。
ゴミ集めを生業としているのであろう男性陣が、作業の手を止めじっと私たちの方を見ていたのです。

1列に並んで、多重のマスクをして彼らの生き様を視察しにきた私たちは、彼らにどのように映ったのでしょうか。

彼らは微笑みかけるわけでも、バカにするわけでもなく、ただこちらに向かっています。

いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。

しかし、この気持ちを思い出したことで問いに対する自分なりの答えを出すことができました。

「本当の支援とは、自分もひとも最大化されることで達成できる」というものです。

知ったことの責任

わたしは、
最大化=アウトプットとインプットを繰り返すなかで誰かや社会に影響を与え続けること、と定義づけました。

この考えは研修先であるJICAの職員さんのメッセージに強く、強く影響を受けています。(篠原さんに届け〜((念

①自分がなるべき人材を明確に定義し、そのために動き出すこと
②たまにで良いので、見過ごしている言葉の意味を「突き詰めて考える」こと
③目の前のものに真剣であること

ツアーでたくさんの刺激を受けた私にとっては、これらの言葉は【綺麗事】でも【他人事】でもありませんでした。

帰国後の私の特に大きな変化は、読書記録をつけるようになったことです。

そして「やるか、やらないか、ならやる!」と様々な活動にも参加するようになりました。

どんなに小さいインプット とアウトプットでもいいんです!自分が最大限活きることで、例えカンボジアに学校が建てれなくても、ゴミ山問題を解決できなくてもウルトラスーパー間接的により良い世界に貢献できると信じています。

こんな風に動き続いていられるのも、知った責任の重さを感じたからこそです。

自分のアウトプットの一環として、大学近くの高校でJAPFスタディツアーに関する帰国報告会を友人と一緒にさせていただけることになりました。

題は『18歳、カンボジアに行った私たちが高校生に伝えたいこと』。どんな感じだったか軽くお伝えしますね。

私「これはなんの写真でしょ〜?」

高校生 ザワザワ

私「ヒントみつけられるかな?」

高校生「看板!」「あれ何語?」「御神木じゃない?」

私「お、いいところに気づいたね、カラフルなミサンガみたいなのがいっぱいかかってるよね。

でもね。これ、ただの映える写真じゃないんだ。

....この木は、キリングツリーといって、兵士が捕虜になった赤ちゃんの足を捕んでこの木に打ちつけて撲殺するのに使われていました。」

急に空気が固まって、おちゃらけていた男子高校生も息を飲んだのが分かりました。

知る前と後ではこんなに見え方が違う、わたしがツアーを通して体験した心を動きが、少しでも伝わればいいなと思い取り入れたアクティビティです。

最後に

ここまでの長文を読んでくれた、ツアーに興味のあるみなさん!ほんっとうにありがとうございます。

参加者のなかには、ただただ全力で楽しむ人、就活に活かす人、将来のビジョンを固める人、カンボジアで病院にかかる人(🙋 ←

と、さまざまです!
ただ、大切な思い出になることだけは約束します!!

ツアーの詳細については、各種SNSでも発信しているのでぜひチェックしてみてください!

今回は「カンボジアにいって人生改めた」側の丸谷がお送りしました笑 🇻🇳🇰🇭

#JAPF #スタディツアー #インターンシップ
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