【Sunrise Japan Hospital】オンラインツアー実施レポート
\ 9月13日にSunrise Japan Hospitalから中山美穂子さまをお招きし、オンライン講演会を開催しました /
JAPF学生委員会は例年春と夏にベトナム・カンボジアへのスタディーツアーを企画、運営しています。2020年はコロナウイルス流行の影響で海外渡航ができないため、残念ながらツアーは中止となりました。
そこで、今までのスタディーツアーでお世話になっている方々をはじめ、カンボジアでご活躍されているみなさまにご協力いただき、今夏はオンラインツアーを開催しました。
本日はカンボジアからSunrise Japan Hospitalより中山さんのご講演の内容を一部ご紹介します🏥
1. Sunrise Japan Hospitalについて
サンライズジャパン病院では、プノンペンでの2016年の開院から、日本の医師看護師やその他の医療専門家と、十分なトレーニングを積んだカンボジアの医療スタッフが協力しながら、高水準の医療サービスを提供するシステムを展開されています。
2. ご講演の内容
カンボジアの医療機関の仕組みや医療体制、サンライズジャパン病院の活動についてお話しいただきました。会員制度を設けられているサンライズジャパン病院ならではのサービスやまたそのシステムをどうカンボジア社会の中に浸透させていくのかといったことについて考えることができました。
また、現在のコロナ禍における病院の様子についてもお話を伺うことができ、変わりゆく日常の中でカンボジアの価値観や文化をふまえつつ、病院がどんなコロナウイルス対策をしているのかというようなことについても教えていただきました。
Q&Aも一部ご紹介します
Q1:カンボジアにも看護師の国家試験や免許があるのか?また、カンボジアではどのくらいの期間で取得できるのか?
A1:基本的に3年で取得可能。JICAが日本の形をカンボジアに取り入れて、数年前から免許制度が実装され、システム化されて行ってる。
Q2:医療以外で途上国に必要だと思われるものはなにか?
A2:教育。教師の地位が低く、職に就けなかった人がやっていたりもする。一方で、基礎教育は人生で応用されていくと思うが、のびのび育ったことで得た柔軟性が彼らの良さになっていることも事実。
3. 感想
内戦で傷付いたカンボジアの医療体制の底上げを図る。サンライズはそこに意義を持って、現地人医師や看護師の育成、地域を巻き込んでいく病院づくりをされているということから、一方的だけではない新たな支援の形を知りました。またコロナ対策から見えた、家族を大切にするカンボジア人らしさというものが改めて素敵だなと感じました。
4. Sunrise Japan Hospitalについてはこちらから
ホームページ:http://www.sunrise-hs.com
最後に、学生からのオファーに応えて快くご講演くださった中山さん、そしてご参加くださったみなさん、改めてありがとうございました!
JAPF学生委員会 オンラインツアープロジェクトチーム一同
日本アジア振興財団(JAPF)については、こちらから
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