【お招きいただいたオフ会の話】><。
(C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C)SUGIYAMA KOBO
(P)SUGIYAMA KOBO
【1】
2012年から12年
フィクBARをオフ会と数えると
私は大小400回〜500回を開催した。
早い話仕事である。
お招きを受けて参加したオフ会は
10数回だろう。
自分が開催しない
オフ会に参加させていただくことで
2つのことが確認できる。
開催する面白さと
参加する面白さである。
ある方々はこう言った
「 社長はよそで参加するハードルが高い
良くも悪くも目立つし扱いにくい
あまり招待したがる人もいないと思う
おとなしく自分が仕切った方がいい 」
悲しいが
大変理解できる話である。
フィクサーは扱いにくい。
物好きな方々はいらっしゃるもので
フィクサーを
華やかな社交場に連れて行きたい
フィクサーを
あまり馴染みがない面々ばかりの
オフ会に参加してもらいたい
令和6年に放送を再開してから
リアルでのお誘いが増えた。
それまであまり
やらなかったこと
できなかったこともやってみたいという
そういう気持ちが
お休みしていた4年間で生まれたのかもしれない。
【2】
ネットからリアルの変換は面白い。
やはりメッセージのやりとりや
音声での通話だけで伝わる情報には
限界がある。
大人であればあるほど
人生経験値が高ければ高いほど
情報を操作し制限する技術も優れる。
こんなことを言われたことがある
「 フィクサーはアンチが多いが
コロシアム界は特に目立ちそうだ
放送に対するアレルギーも強い
ギャンブルに対するアレルギーも強い
フィクサーの知名度はあるが
それは人気ではなく
アレルギーの元凶であり
毛嫌いする層が広いという意味である 」
フィクサー主催のオフがホームなら
知人がほぼいないオフはアウェイである。
転校初日の新入生のような気分で
オフ会に参加させていただいた。
参加する面白さの再確認である。
4名の主催者に迎えていただき
中心の方から
「 想像していた印象と違いますね 」
と第一声を頂戴した。
紳士な方であり感じのいい方でした。
大切な会だからこその
フィクサーが参加することへの
懸念があったようだった。
私が仮に主催者なら同じだろう
フィクサーの参加は大歓迎とはならない。
平和で楽しい時間を共有したい仲間たちとの会に
別に悪名が強い者を参加させるメリットなどない。
ドラクエ10の12年
特にコロシアム界隈では
フィクサー = 悪の中核
ギャンブルコロシアムの起源
問題児コロ勢の親玉である。
ではなぜ私は招かれたのか。
私の放送を12年追ってくれていた
今回の想定していたより一回り大人だった
主催者のひとりはこう思ったからだろう。
「 フィクサーは
そんな悪い奴じゃないって所を見てもらいたい 」
まったく余計なお節介であるが
まったく持って12年間のリスナーとしての自信を確認したい
そんな大人の趣味があったのかもしれない。
【3】
ほとんど初対面同士が集まるオフ会は
場が温まるまでの時間
苦しい空間が生まれる。
いつもは主催としておもてなしをする。
おもてなしはおもてなしで難しいものではあるが
おもてなしができないのは できないで難しいものである。
今回のオフ会参加者は30数名
若い20代の方々は約半数
30代は2割40代以上が3割
と年齢格差が目立つ会でした。
フィクサーのオフ会にご参加経験があったのは
2~3名(事前に知人には群れるのはやめようと通達)
まるでフィクオフ勢が他のオフ会に潜入みたいな企画である。
お店は海鮮がおいしい落ち着いた雰囲気でしたが
1度席に座ると簡単に移動しずらい
親戚一同が集まる法事の広い和室のような宴会場
既に知り合い同士が席を囲み
4~5名のグループ5つ20名前後は席を確保していた。
半分はフィクサーなんて知らん
残りの半分の半分は悪い印象を持つ方々
こう思い謙虚におとなしく馴染んでいこう
私は落ち着いていた。
「 乾杯はフィクサーさんにお願いしましょう 」
となった。
私の過去の実況や言動に対するウサ晴らしなのではないか
仕方なく乾杯の挨拶を。
「 エンターテイメントは
盛り上がり出してから馴れ合いが始まると
本当につまらなくなっていきますよね
コロ勢の皆さんは馴れ合いの隠し方が上手な方が多い
本日も素晴らしい隠れた馴れ合いに乾杯><。 」
まぁ控えめに言っても
フィクサーオフ会の5分の1くらいの反応で会が始まる。
アウェイの予感である。
【4】
輩のような男がまずよってきた
「 フィクコロいつも見てましたよ 」
「 ありがとうございます 」(謙虚な心)
「 やっぱ最近のより昔のが全然盛り上がってましたよね
ぶっちゃけ フィクコロはオワコンすよ 」(原文ママ)
龍が如くの世界なら
ビール瓶で頭をカチ割っている。
放送なら
「 うるせーバカ NG 」と2秒で処理できるが
リアルオフ会の僕はちがう
「 あの頃は僕もドラクエ10も勢いありましたもんね 」
輩Aも私がムキにならず流したのですぐに去る。
「 フィクサーさん烏龍茶とか冗談でしょ?
飲んでくださいよ 」
「 本当に飲めないですよ ハハハ。 」
想定していたより陽キャノリの厳しい展開である。
そうだ!この前企画で助けてくれた
銀鎧ランカーくんがあっちの席にいるではないか
御礼を言いに行こう。
すでに同世代5名で盛り上がっていて入る隙はない
機会を待とう。近くの席に移動。
さっきのフィクコロオワコン男が私にまとわりついて来て
私の席の横に座ってまた絡んできた。
「 また横浜でBARとかやってんすか? 」
「 もうやってないんですよ 」(あっちいけ)
「 おれの知り合いが行ったことあるらしいんすよ 」
「 ああ本当ですか それはありがたいです 」(あっちいけ)
「 知り合いっていうか俺が面倒見てやってたやつで 」
お 銀鎧ランカー君に話しかけるチャンスだ
「 あとフィクコロに出たやつも
俺が昔世話してやったやつで 」
コロシアムなら天下無双からの古今無双だが我慢。
僕と輩Aが話していると
銀鎧ランカー君とそのお仲間の
若者たちはあからさまに席を立って
他のテーブルの知り合いの元に散っていった。
フィック社長に貧乏神をなすりつけて
全員ぶっとびカードで逃げたのである。
【5】
今日の朝
オフ会参加の旨を note に書くと
「 参加することはできますか? 」
というオフ会大好きぶらざーたちが数名
メッセージをくれた。
「 私も数日前にお招きいただき締め切ったようで
参加はもうできないと思います 」
なんて失敗を><。
あぁ来てくれぶらざーどもよ
今すぐに来てくれ。
しがない一参加者でしかない私が
面倒な輩に絡まれて回避するには
どうしたらいいのか。
途方に暮れかけたとき
ぴんちを迎えていた
賭けコロシアム創始者
フィクサーのもとに
主催者2名が
私と輩Aのテーブルに駆け付けてくれたのである。
この note を書くことに夢中で
駅を通り過ぎてしまい
ようやく戻り目的地に到着したので
今回はここまで。
後編につづく。