【Little Cabinet の話③】『Pinflaのゆきちゃん』><。
【Little Cabinet の話】
①勇者フリー素材
②FREE SPIRITのKしゃちょ
【1】
24年前
横浜市保土ヶ谷区の岩間市民プラザという場所で
音楽のイベントがあった。
私はそのイベントの司会と
『 Little Cabinet 』 というバンドで出演をした。
『 Pink Flamingo Army 』というバンドで出演していた
ゆきちゃんは二日酔いでベロベロだった。
やべーやつがいると思った。
彼のステージは素晴らしかった。
独自の世界観
群を抜いた演奏力
一切しゃべらないMC
ポップ路線を行ったリトキャビとは
まったく異質のダークなロックバンドだった。
賞がある大会なら間違いなく
Pink Flamingo Army が優勝だったと思う。
おれはMC賞止まりだったろうな。
【2】
イベントで仲良くなったゆきちゃんは
1週間も経たないうちに連絡してきた。
「 3日後に音楽イベントがあるから
俺の代わりに司会をしてほしい 」
先々月の6月9日に書いた
Kしゃちょのエピソード
ゆきちゃんは素晴らしいアーティストであったが
例にもれずステージ外のリアルは適当な男であった。
【3】
あれから24年
一番まじめにバンド活動をしていた
Kしゃちょは きっぱりやめた。
今は多角経営の会社の社長になった。
一番がむしゃらにバンド活動をしていた
ゆきちゃんは イベント会場の経営者になった
今は財団法人の理事 大学の特別顧問をしている。
一番適当にバンド活動をしていた
私フィクサーは ドラクエ10のフィクサーとなり
YouTuber になった。
なんかやばいな。
【4】
本日8月17日
霞が関の会員制のお店で
ひさびさにライブをすることになった。
ゆきちゃんが経営する
『 VEYRE 』(ヴェール)
フィクBARのおまけでやる10分のステージだが
演奏をお願いしたギタリストを紹介したい。
現在J-POP界を代表するUruさんの
バックバンドのメンバーである。
飯塚直斗とは
恩師馬場孝幸先生の同門。
約20年振りにステージに誘った。
彼の人生最初のバンド活動は Little Cabinet である。
もちろん現在も変わらずメンバーである。
盟友のピアノ Hidenori とは
Little Cabinet を通じて出会い Uru さんを共に支えてきたが
彼らの活動プロフィールに Little Cabinet の表記はない。
まぁ表に名前がでることをわれわれは好まない。
まぁ密やかにな。隠密にな。
そういや 元BLUE ENCOUNTのつーじーも
おれと活動したことは隠していたな。
まぁ仕方ないな
こいつらはちょっと大きくなりすぎた感もあるからな。
まぁ 仕方ないよな。
【5】
ゆきちゃんが
「 うちの店でリトキャビやってくれよ 」
と言ってきたことから
今回のステージに繋がるわけであるが
そもそもの始まりは
わが相棒 石井秀憲こと Hidenori が
コロナを患ってしまったことをきっかけに
ピアノが本調子で弾けなくなってしまったことが原因だ。
ミュージックステーションの出演を最後に
少々アーティスト活動をお休みしている。
私が Hidenori の見舞いに行ったとき
「 Little Cabinet 新曲やりましょう 」と
提案されたことがまたひとつの人生の分岐を迎えた。
「 ひでちゃん ちょっとピアノお休みしなきゃ
いけないんじゃないの? 」
「 リトキャビなら大丈夫です 」
ねー。
適当にやってて
よかった気もするが
なんか情けない気もするw
本日のライブ
ピアノはお休みです。
Hidenori と 直斗
茂兄さんとまた一緒に
ステージに上がることが僕のひとつの目標です。
Little Cabinet に解散はありませんから
きっといつの日か叶う目標でしょう。
Hidenori ファンの皆さん
彼は順調に回復しています
活動再開もそう遠い日ではないでしょう。
ちなみに
Hidenori と ゆきちゃんも一緒に活動していたことがある
「 ひでちゃん ゆきちゃんとどう? 」
「 小池さんのが優しいです 」
適当という優しさをね
おれは平成から先駆けてやってたから。
【6】
ゆきちゃんとおれはライバルだ。
おれたちは馴れ合わない
なんでも私フィクサーが先にやった
イベント会場の経営
ネット世界への挑戦
素晴らしい人生の伴侶との婚約
20代の頃
私と当時の彼女(貴子ではない)
ゆきちゃんと当時の彼女(ファンではない)
クリスマスに4人で
新横浜のラボホテル街で泊まる場所を探していた。
どこも満室で4人で聖なる夜さまよった
誤解しないでほしい。もちろん別々の部屋だ。
そのときもおれが先に空室を見つけた。
いつでも
おれのやってきたことに輪をかけて
しっかり仕上げてくる
生意気な先輩だ。
そして私が届かなかった
一流のアーティストである。
ゆきちゃんが音楽レーベルと契約して
年間100本のライブで舞台に上がっていた頃
おれは芸能プロダクションの社長になって
年間100か所でマネージャー業をして舞台裏を支えた
結婚式でおれたちのために歌を作ってくれた。
バンドの引退を考えていた私に彼は
「 おまえが書く詞は本当にいい
Little Cabinet 続けてほしい
いつかまた一緒にライブやろう 」
というエールをくれた。
ちなみに結婚式には
めっちゃ遅刻してきた。
ゆきちゃんはそのカリスマ性で
大勢の仲間を集めて
コロナ禍を超えたリーダーとして社長として
これからも会社を大きくしていくだろう。
僕はコロナ禍を超えられず
また一からスタートしなければならない立場だ
なにも武器のなかった私が
最初に思いついた行動が
ドラクエ10
フィクサーの再始動だ。
ゆきちゃんがイベント会場を運営し
そこに私フィクサーが Little Cabinet としてLIVEをする。
「 逆じゃないのか 」
あの頃
Little Cabinet や
Pinfla を応援してくれていた方々は
誰もが思うだろう。
24年の歳月はそれほど長い。
おかげさまで
皆様のおかげで本日は
SOLD OUTになった。
ぶらざーども
こころからありがとう
今回の note の続きは
本日18時30分からの
『 フィクBAR: LC付 』で。
台風の影響でキャンセルも予想されます。
気が向いたらぜひ遊びにきてください。