【放送のコメント】><。
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【1】
13年前
ニコニコ生放送を始めて
放送を有名にしたければ
とにかくコメントを稼いで
アクティブ(放送同時視聴者数)を上げて
「ちくラン」(ちくわちゃんランキング)
に掲載されることを目指してください
と総師範にまず教わった。
大勢の方々に放送を見ていただけることや
多くのコメントをいただけることは
大変ありがたかったが
ネットの文化に疎かった私にとって
まず最初に大きな違和感や疑問を持つことになった
「 放送のコメント 」
匿名性が強い文化とはいえ
なんで今いきなりこんなことコメントしたのだろう
どうしてひとりが1回コメントしたことを
他の人たちがそれを無視して同じことを書き続けるのだろう
こんなことコメントして少しおかしいのではないか
なんかおれの放送やばいやつしかコメントしてないな
こんな深夜なのに小学生がコメントしてるのか
申し訳ないが精神がおかしくなってるのではないか
泥酔状態で放送をみているのか
覚せい剤でもやりながらコメントしているのか
こんなことを
放送が慣れてきたころに
多々思ってしまったことをおぼえている。
【2】
今ではなんとなく理解してきた放送のコメント文化
その放送主のカラーを表現する演出
リアルタイムの気持ちを投影することの快感
視聴者の没入レベルを上げるためなど
様々な観測ができる
生放送のコメント文化。
フィクサーの放送は
コメントが非常に少ない。
私が対話の場として
真剣勝負の舞台として
カジノフィクサーを取り仕切る責任を
背負ってしまうがゆえに
常軌を逸したコメントを制止する傾向に
放送を作ってきたことが原因であるが
やはりコメントが多く流れる放送は
リスナーをある種酔わせ
ハイテンション状態を高く保つ
そんな魅力が強い放送なのだろう。
スポーツ応援の歓声や
アイドルライブの声援に近いのかもしれない。
【3】
昨日深夜の放送中にこんなコメントをいただいた。
このコメントに対し
無難に返すのであれば
「 不動産業界は最近かなり回復してきてますねー
やはりお金持ちを相手にするケースが多いので
今では外国の方との取引や
相続関係での空き家のリフォームや建て替え
なんかでもかなり仕事がある業界だと思います
宅建免許お持ちなら需要はかなりあると思いますよー 」
こんなことを言っておけばいい。
私はそういうことはできない。
ドラクエ10界で一時期は一番アンチが多かったフィクサーだ。
結構キツい返しをしてしまう。
「 大体君
ここで聞いてる時点で人間力低いです 」
「 こんなとこでそんなチャットを
もし本気で言ってるんだったら
あなた社会人向いてません
やめた方がいいです 」
「 組織に属すると
秘密を共有しなきゃいけないこと
いっぱいあります
あなたみたいにこういうとこで
チャットしてるひとは信用されません
そこをまず変えて
ちゃんと働いてるひとで話してくれるひとに
ちゃんと相談してください 」
気軽にコメントしたつもりが
いきなりこんな説教されたら ムッ とするだろう。
しかしながら
私はこうやって放送を作ってきた。
遠回りだろうが
万人に無難にウケる回答をせず
より現実的に
より良識ある大人に応援していただけるように
13年やってきたのだ
今更変えられない。
このコメントをしてくれた
リスナーさんはさすがの大人だった
私がこう辛辣な返しをしたあとの
コメントが
「 深夜枠いいですね。
あと株とか投資の話したいけど、
こういうのはバー行って話したいですねー 」
圧倒的大人である。
13年前の若かりし免許もない僕なら
(どうせ宅建免許持ってるとかフカしのくせに
余計な時間取らせるな嘘つきが><。)
なんて思っていたかもしれない。
間違いなく宅建免許を取得して
自分の事業に活かすことを考えていらっしゃる
投資家の方であると確信できるのである。
13年間の放送の歴史の中で
私もコミュニティに対する自信や誇りを
ようやく持てるようになってきたのかもしれない。
【4】
放送を再開して
約2ヵ月。
もっと放送に力を入れていきたいと
望む傍ら
仕事とするにはまだまだ
私の力や人気が不足していることに
反省をする毎日である。
私はネット放送で人気を得るには
圧倒的に不利な立場である。
リアルで仕事をしている
リアルで家庭を築いている
ネットをネットと割り切れない
それでもリアルとネットは繋がると信じてしまう
きっとそれを生涯変えることはできない
私ほど
リアルを公開しながら
毎日のように放送を続けられている者は
圧倒的少数だろう。
所属する会社も公開し
本名も公開し
別にイケめんでもないのに素顔を公開し
学歴や経歴
何も隠さず13年ネット放送を続けられている。
そんな長く続けているのに
特段人気があるわけでもない
稀なケースであると言える。
妻を始め家族やジャイアン会長
所属タレントやリアル仲間
ネットを通じて懇意になった趣味の仲間
皆さんに理解いただき支えられている。
それがどれだけ凄いことなのか
今はわかる。
13年前はわからなかった。
まずは今月しっかりやろう。
その積み重ねた先に新しい目標も生まれるのだろう。
ぶらざーども
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