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【ドラクエ10 チーム設立費用10000Gの話】『前編』><。

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【1】
2012年8月2日
フィクサーはいわゆる
初日スタート組です。

2012年8月3日
ニコニコ生放送初期組です。

当時ドラクエ10は
21・22サーバーが
「撮影OK」という表記があり
私はこれを
ゲーム配信OKという意味で解釈しました。

放送に批判的だった方々は
「 ルール違反だ通報してやる 」とか
「 無許可で配信すんな〇ね 」とか
罵詈雑言飛び交いましたが

「 うるせー
  撮影ってのは静止画だけじゃねー
  動画撮影しながらおれは実況してるんだ
  21・22サーバー来なきゃいいだろ! 」
と日々戦っておりました。

運営さんがこういった戯言を許さず
制裁を下すとしたら
最初に処罰されていたのは私でしょう。
今日では配信IDが画面左上に表示され
「配信中アイコン」も出るようになりました。

今世紀で配信するぶらざーたちよ
最初に放送で特攻して
私が切り開いた道であることを
こころの片隅でおぼえておくがよい。

この後
私はダイス賭博事件を始め
アストルティアに多大なるご迷惑をおかけすることになるが
今生のうちにリアルで謝罪する機会があることを切望する。
ゲームマスターに謝罪したことはある
それに対する返しが

「恐縮です」でした。

運営とフィクサーは癒着していると揶揄されるとき
この画像は良く使われた
装備は蒼炎の爪(攻撃理論値)


【2】
私の記憶が確かならば
2012年8月3・4・5と放送して

迎えた8月6日放送4日目
ひとつの出来事があった

「 フィクサーのチームを設立しませんか? 」
という誘いだった。

誘ってきたのは

てんてい さん

という今思えば
アストルティアで最初にフィクサーに目をつけた
野心溢れるニコ生主であった。

ガートランドの大使室で
10,000G払えば作れる
ドラクエ10のチーム。

サービス開始から4日目
当時10,000Gは大金であった。
後にゴールデンナイトととなるフィクサーも
2,000Gくらいしか持っていなかった。

一刻も早く装備を強化したいのに
チームとかわけわからんもののために
10,000Gなどという果てしない大金は用意できない

てんていさん は10,000Gすべて出してくれるという
このときはフィクサーはダイスで有名なわけでもなく
当然カジノフィクサーもまだ存在せず
ニコニコ生放送のコミュニティも2500名ほどの弱小

ただただ騒いでジュレットの海岸で
しびれくらげ相手に全滅しているような
いちウェディに過ぎなかったのである。

ちなみに てんていさん は
MMOに慣れていたらしく
初日からしっかりと効率的にGを稼いでいた

ぎんこうせき(バザーで当時相場240G)
のキラキラマラソンルートをしっかり把握し
リポップ時間毎にしっかりと回収を続け
わずか4日目で10,000Gを軽々と捻出できたのだ。

てんていさんのお言葉に甘えて
MMO初心者であった私は彼を頼り
10,000Gの出資を受け
2012年8月6日
記念すべき フィクサー というチームを設立したのだ。

これが大波乱の幕開けとなる。


【3】
放送の効果もあって
チームはすぐに50名くらいになった
おそらくアストルティアで
最初ににぎわったチームの1つだろう。

私がリーダーであったが
チーム設立のスポンサーであった
てんていさんは
それなりにでかい顔をしていた。

MMO初心者で
注目度の高いニコ生主フィクサーの
マネージャー的な
教育係的なポジションで
まぁーなんというか偉そうに威張っていた。

ドラクエ10は当初
任天堂のWiiのみの発売であったが
ソフトを買うと
本来月額1000-1500円のサービス利用料が
かかるところを
最初の21日間だけ月額サービスが無料だった。

私は毎日放送していたこともあって
チーム員は100名近くになっていた

「 いやーゲームは楽しいけど
  かなりリアル仕事に支障がでるくらい
  やばいな><。
  ジャイアン会長にも怒られてるし
  妻貴子も心配しだしている
  こんなに時間労力とられるもんなんだなー 」

なんて放送中話していた

19日目くらいで
てんていはこんなことを言い出した

「 フィクサーさん
  21日間終わったら
  もうドラクエ10続けませんよね
  リアル忙しそうな方ですし

  チームリーダーを僕に渡して
  引き継がせてくれませんか 」

なかなかの野心家ではないか

すごろく協会会長ような
フィクサーを利用して
いつか自分がフィクサーのポジションを
なんて不届きな奴等は
今に始まったことではない

12年前のサービス開始した
8月からもうすでにいるのだ

もっと言えば
横浜のインディーズ音楽業界で
小池社長を利用して
いつか自分が小池のポジションを
なんてビジネス上の野心家たちも
その10年前から存在していたのだ

私は人の褌で相撲をとったり
いいとこどりだけして裏切る不義理なやつ
身の程知らずの器にも関わらず分不相応な自己評価をするやつ
法律的には問題ないと開き直る泥棒の類
胡散臭い詐欺師
調子のいい口だけの怠け者
無口だが人一倍執念と反骨精神のある野心家

あらゆるメリットデメリットを天秤にかけた
人間味ある奴等といくつかの業界で関わりあってきた。

こういった人生劇場を楽しんでいた
私はやはり性格が悪い部類に入るだろう

貴子さんありがとう。


なんてことはない
アストルティアで最初に近寄ってきたやつが
てんてい というニコ生主だったのだ。

ニコ生でのフィクサーしか情報がなかった
てんていは こいつはちょろい
ゲームも下手だし MMOのこともわかっていない
まずはこいつを踏み台にして
アストルティア最大チームの礎を作ってやる
こんなことを胸に10,000G出資したのだろう


【4】
リアルもネットも
ひとつコミュニティが出来上がると
やはり同じ運命を辿るということを
MMO初心者であった私も
21日(3週)間以内に学ぶことができたのだ

放送のネタとしても
丁度いいと判断した私は

「 いいですよ チームリーダー譲りますよ 」

放送上で煽った。

「 てんていさんが
  どうせフィクサーは無料期間が終わったら
  もうゲームは続けないでしょうから
  自分にチームを譲ってくれと言ってます 」


これに最初に激怒した
プレイヤーがいた。

先週金曜日
フィクBARにも遊びに来てくれた
ネットからで12年の付き合いになる

ケン・~・

「 ふざけんな!
  俺達は社長と遊びたくて
  放送応援してんだ

  おまえなんか誰も認めてねー
  なめんのもいい加減にしろ 」


アストルティア最初の横領王である。

彼が口火を切ったことにより
アストルティア最初の
チーム内乱が勃発したのであった。



『後編』へ続く。 



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