Dead by Daylight で遊びの限界を超える#4
どうも、俺の家の廊下が「時のオカリナ」の森の神殿みたいにねじれているけれども質問ある?です。
それは冗談でして肝数値高男です。
前回のテキストの続きでございます。
アリストテレスくんがやっとゲームをプレイできる深夜1時30分という、まともな大人としてはいかがなものだろうかと思ってしまう時間になったところでアリストテレスくんがログイン状態になったということが画面上に表示されているのを確認したあと、Discord でアリストテレスくんとボイスチャットを繋ぎ、軽く挨拶を済ませて「Dead by Daylight」上で合流します。なんだかんだで1ヶ月ちょいぶりに彼とお話しをしましたが、声変わりとかも特にしていなく、以前と変わらない様子でした。
ついさっきまでキラーが1人、生存者4人の通常モードで惨敗していた俺でございますけれども、アリストテレスくんが現在期間限定(?)で開催しているキラー2人生存者8人の特殊モードでプレイしたいとのことで、言われるがまま俺もエントリー。
先程はたった1人のキラーで見てられない結果だったのに、そのキラーが2人に増えるなんて、俺にしてみたらどう見ても無謀なことです。きっとさっきよりも散々な結果になることは誰よりもわかってはいましたが、俺の中ではアリストテレスくんとボイスチャットでしゃべりながらゲームを楽しめればそれでいいのです。
合流してからは阿部寛さんのオフィシャルホームページくらいの早さでゲームが始まりました。キラーが1人から2人に、そして我々生存者も4人から8人に増えたため、当たり前の話でございますがフィールド内の人口が増えております。適当にあちらこちら移動しても、必ず誰かと鉢合わせするという、開始数秒で先ほどのモードよりも雰囲気が違うのがシコシコっと伝わって来ました。
少し移動したところで修理前の発電機を発見。すでに2人の生存者が修理をしていたので、それに合流して一緒に修理をします。発電機はいい感じに修理が完了し、さぁ次へ!となっている時に、鼓動が高鳴る音と、赤い光が。そう、「キラー」がこっちに来た演出でございます。
その瞬間、発電機を修理していた俺を含む生存者3人がそれぞれいい感じに別方向に散らばるように逃亡していきました。全員が同じ方向に逃げてしまうと3人同時にキラーに捕まってしまいますが、それぞれ別々の方向に散ることで1/3 の確率まで下がるじゃないですか。これはすごくいいやり方だと思います。
なのに、なのにだぞ。キラーの奴、なんで俺のところに来るかな?他の2人でいいじゃん。なんで俺の方に来るんだよ・・・。
もちろん、その後捕まってボコボコにされて、フックに釣り上げられました。
その一方で、この光景を見た瞬間に封印していた遠い昔の記憶が蘇ってきたのです。
あれは小学生の時でした。
当時、地元に悪いことばっかりやっている同級生がいまして、そいつがある時「住宅街でピンポンダッシュをしよう。」と提案してきました。悪いことやっている上にタンパラな奴でして、その提案を拒否すると暴力を振るうような奴だったので、仕方なく参加することに。
その時は悪同級生と俺と、もう2人の合計4人でした。悪同級生はピンポンダッシュをした直後は全員同じ場所ではなく、それぞれ違う場所に散らばるように逃げて後でいつもの公園で合流しようと、悪い奴なりのシミュレーションを実行前にレクチャーして来たのでした。
その後、十字路の近くの自宅を悪同級生がピンポンダッシュをして、一緒にいた俺たちもそれぞれ4方向に逃亡。その後少し時間を置いてからまた同じ家の前に戻りピンポンダッシュをしにいくのです。
数回繰り返すと家の中からカミナリ親父が爆ギレ状態で登場。怒鳴り散らしながら俺たちを追いかけてくるのですが、あの瞬間はまさに「Dead by Daylight」でキラーに追いかけられている時の鼓動の音と同じくらいに自分の鼓動が高速リズムを打ちます。
またもや事前にレクチャーされたようにそれぞれ4方向に逃亡します。
このイタズラには最初、嫌々参加していたのですが、いざ実行すると確かにスリルを感じたりしたものです。
しかし、そんなスリルもすぐに消え去ってしまいました。なんと爆ギレ親父がなぜか俺の方を追いかけて来て、数分後には捕まって胸ぐらをつまみあげられ、ゲンコツを喰らっていました。もう、時代は余裕で平成になっていましたが、面識のない大人に本気でゲンコツ喰らいましたよ。あれはめちゃくちゃ痛かったなぁ・・・。
その半年後には悪同級生はまさかの転校してしまい、その遊びは後にも先にもしなかったんですけれども、あの時のカミナリ親父さん、本当に申し訳ないことをしてしまいました。25年前くらいの話ですけれども、今でもあの日に戻って「ピンポンダッシュをしない」という選択肢を選びたいくらいです。
そんな封印していた遠い昔の記憶を、この時思い出してしまいました。
アリストテレスくんと「Dead by Daylight」をプレイ中にも、プレイヤーキャラが錯乱状態になる例の現象が起こりましたよ。多分、キラーの人が使っている「特殊能力」なんだと思います。こうなってしまったら R1 ボタンを長押しして「正気に戻る」ってのをやらないと何もできません。
それは先ほどの自主練プレイでもできたので、すぐに正気に戻ることはできたんですけれども、次の瞬間まさかの画面が暗転!3秒くらいしたら戻ったんですけれども、もしかしたらこれもキラーによる特殊能力なのだろうか?画面が暗転してしまうなんて、さすがにこれはやりすぎだ。生存者の我々が、あまりにも不利な立場に回されてしまう。
その後も、3分に1回くらい画面が3秒ほど暗転する、を繰り返すのでした。先ほどの錯乱状態は「正気に戻る」という QTE をクリアすれば解除されるけれども、この「画面暗転」の対策方法がわからない。どうしたらいいのか困っている時に、また画面が暗転。その時、俺は気づいてしまった。モニター右上に「HDMI1」という文字が表示されているのを。
・・・あれ?これ、もしかして??と思って、PlayStation 5 本体の HDMI に触れてみると・・・まさかの HDMI ケーブルが「アマ挿し状態」でした。そうか、なるほど、この「画面暗転」は、キラーによる呪いとか、そういうことじゃなくて、ただ単に HDMI をちゃんと挿していなかったのが原因でした。なんともまぁ・・・情けない。こんなことさえも見落とすなんて。俺はもうゲーマーとして終わっているのかも知れない。
先ほど1人でプレイしていた「Dead by Daylight」は一方的にやられるだけで何も面白みを感じれずにいましたが、アリストテレスくんとボイスチャットでしゃべりながらプレイすることで、やっと面白みを感じれるようになりました。
「Dead by Daylight」というゲームが、一緒にプレイする仲間とおしゃべりをしながらプレイすることで面白くなるようにできているっていうのがあるのかもしれませんが、何よりもアリストテレスくんのような「Dead by Daylight」が上手いプレイヤーと一緒にプレイすることで、自分も上手い人に引き寄せられているのかも知れない。
少しだけ余裕が出て来たあたりで「Dead by Daylight」をプレイしながら、ここ最近 俺とアリストテレスくんがプレイしている「サイレントヒル2」の話になりました。どこまでプレイしたとか、あそこはめちゃくちゃ怖かったとか、あそこは難しかったよねぇ・・・などなど、しゃべりたいことがたくさんあるんですけれども、しかしまぁ・・・困ったことが我々は「しゃべりながらのゲームプレイ」の完全なる素人なので、しゃべりに夢中になっていると「Dead by Daylight」のプレイの方がずさんになってしまうのです。
ゲーム実況者のような人はすごいなと改めて感じた瞬間でもありました。
なんだかんだで「Dead by Daylight」を楽しく遊んでいたんですけれども、1時間ほどプレイしたところで事件が起こりました。なんと、オンラインプレイ中にゲームが急にクラッシュしてしまい、PlayStation 5 のホーム画面に戻ってしまったのです。これはゲームのエラーなのか?もしくはネットワークのエラーなのか。かなりのエロ人間の俺ですらよくわからないのですが、「Dead by Daylight」を何度かプレイしている中ではじめて起こった出来事なのでびっくりしてしまいました。
そうなってしまうと気になるのがオンライン上の俺の存在でございます。俺のキャラクターはどうなってしまったのかと言いますと、その後の様子はアリストテレスくんがしっかり見ていてくれました。彼曰く「bot」になったとのこと。「bot」って、確か X がまだ「Twitter」だった頃によく見かけたことがあります。そう、自動でプレイのことです。
つまりは俺が落ちた瞬間から、俺が操作していたキャラはコンピューターが自動で操作していたらしいのですが、自動プレイになった瞬間、俺がプロみたいな動きをしはじめたようです。
いや、プロというか、本来このくらいは当たり前にできていなければ、程度な動きとも言えるかもしれない。つまりは、俺はそのレベルにさえも達していない腕前なのだ。確かにその自覚はあるんですけれども・・・。
今の俺は「bot」と同じくらいの動きができることを目指して「Dead by Daylight」を上達しないといけないですな。今回のプレイでそんなことを考えてしまいました。
■遊びの限界を越えるシリーズ 目次
https://healthy-fortnight-c18.notion.site/10e399f9dd1d80a39aedc958a648df52
■Dead by Daylight 公式サイト
https://deadbydaylight.com/ja/
というところまで書いて文字数が4216文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。