嘘つきで締切延長
どうも、後輩にたらふく飯を奢った後にタクシーの中で領収証に書かれた値段を何度も見返している先輩です。
それは冗談でして肝数値高男です。
職種にもよるかもしれないんですけれども、仕事をしていたらどうしても「提出期限」ってのが付きものでございます。読者の皆様は俺のことをただのニートだと思っている方が多いという噂もありますが、こう見えて俺もなんだかんだで社会人になって１０年以上になる社会人おじさん（全身イカ臭い Ver.）です。
これまでの１０年以上の期間を思い出すと、「提出期限」付きの仕事が常にまとわりついていたなということを思い出します。
期限内に仕事を終わらせたら、また次の期限付きの仕事が舞い込んでの繰り返し。常に数日先の仕事の期限日を意識しながら生きているもんだから、毎日があっという間でございます。
そんな暮らしを長い間続けているので、例えば自分の中で「これはササッと終わらすことができる仕事だな。」ってのがあれば、ルーズになってしまい、締め切りギリギリになってからササっと仕上げたりするんですよね。まともな人間だったら、ササっとできる仕事だとしても、仕事をもらった時点ですぐに仕事を片付けるんでしょうけれども、俺みたいなダメ人間はスグに休んでしまうことを考えてしまうので「これは一旦置いといて、まずは休もう。」と、スグに取り掛かれば即片付く仕事を一旦は放置して休むことを優先してしまいます。
逆に「これはよくわかんないから、上司とか詳しい人に相談する必要があるな。」って思った仕事は少しばかり早めに動くようにしています。これも一旦放置してしまうようになってしまったら最悪です。しかしまぁ、若手のことにまずは誰からどんな感じに相談したらいいのかわからないって時に放置して、どんどん自分を苦しめ、最終的にどうにもならなくなってしまったという失敗経験を何度か繰り返しました。そんな経験を積んで、さすがの俺も時間のかかりそうな仕事は早めに取り掛かるようになりました。
これにはいろんなやり方があるんですけれども、例えば直し前提でとりあえず仕事を仕上げてみるとか。案の定やり直しがかかっても、それをきっかけに上司に相談もできるし、そもそも期限日よりも早めに動いているから最終的にはなんとかなるのです。
とりあえず仕上げた仕事がたまに一発オッケーだった時があったりするんですけれども、そういう時はめちゃくちゃ嬉しいものです。
最悪なパターンといえば最初に言った「ササっと仕上げられる」と思って締め切りギリギリにはじめた仕事が、実はちゃんと見つめ直したらササっと片付けられるような仕事じゃなかったパターン。これはかなり絶望的になってしまいます。
そんな感じで、１年間でいろんな締め切りアリの仕事をこなしてなんとか生きております。
中でも、慎重になる締め切りアリの仕事になるのが、会社内で与えられた仕事ではなく、いわゆる「外部」からの仕事。社内の仕事が若干おそろかになったとしても顔見知りの上司に注意されるだけですが、外部になりますと、そういうわけにはいかないのでより慎重になってしまいます。
いやいや、内部の仕事も外部の仕事も同じ熱量でやれやって話なんですけれども、俺みたいに常に熱を持った状態を維持できないダメ人間は、どうしても内部の仕事、外部の仕事に優先順位をつけてしまっております。
年明け早々に、外部との仕事で締め切り期限がやってきました。仕事の依頼が最初に来たのは昨年末のこと。自分なりに、年明けの期限に間に合うように、仕事を進めてきたわけでございますが、今回年またぎで職場でコロナ騒動が起こってしまい、そのせいでなかなか思うように準備が進められず、今回の締め切りにどうしても間に合わないのです。
これは･･･さすがの俺もギブアップです。先方に連絡を入れて、なんだったらそこに出向いて坊主に全裸で土下座までしますよの覚悟で、もう２〜３日期限を延長させていただけないかと、締切日の朝に電話連絡を入れました。
先方の方は何年も前からの知り合いで、親しくさせていただいているんですけれども、今回こちらから締め切りを延長することは可能かのお伺いの電話ですので、かなり低姿勢になりました。
まずは「お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。」から話をはじめ「ところで、例のお仕事の締め切りなんですけれども･･･」と、話を切り出して「実は年またぎで職場でコロナ騒動がありまして･･･準備が思うように進められず･･･」と、本題をしっかり説明し「つきましては、提出期限を少しばかり延長していただくことは可能でしょうか？」と、ざっくり書いたらこんな流れでございますけれども、先方に相談をしました。
すると先方の方「そうですか･･･それは大変でしたねぇ･･･。肝数値さんは、大丈夫でしたか？」と、俺のことを気遣ってくださりました。いやはや、人の心をお持ちの方でよかった。「自分は大丈夫なんですけれども、他の者が感染してしまって･･･。」と話すと「そうだったんですね･･･締め切りは全然大丈夫です。むしろ、年明け早々に締め切りなんか設けてすみませんでした。」だなんて言ってくださりました。
その後、自分が「この日なら提出できる」という日の中で、あまり遅くならない日を先方に告げ、なんとか交渉成立。
「すみません、メールでデータを送信したら、またご連絡差し上げます。」と伝えると「わかりました。無理はなさらずに、どうぞよろしくお願いします。」とおっしゃってくれ、「それでは失礼します。」と、向こうが電話が消えるまで待って、通話が終了した瞬間に両手を空高く上げて「イエーーーーーーイ！」でございます。
ハイ、ここからはネタバラシなんですけれども「年またぎでのコロナ騒動で仕事に遅れが･･･」と、書きましたが、読者の皆様にだけ、本当のことを言います。実は、今回の仕事の締切日を、フツーに忘れていただけでございまぁぁぁぁ〜〜〜〜す！！！！（ダメ人間の顔）
俺の中で「締切日」は、１月２１日だったと完全に勘違いしておりました。なんとなく「１」「１」「２」の３つの数字が並んでいたような気はしていたんですけれども、１月２１日ってのは俺の勘違いで、本当は１月１２日が正式な締切日でございました。
というか、カレンダーを見て「１月２１日」が日曜日な時点で違和感を感じない俺が悪いんですけれどね。
「そろそろ例の仕事に取り掛かろうか。」と、１月１２日の朝に昨年末にもらった書類をスキャンした PDF ファイルを確認した時に、提出日が「１月１２日」だったのを見た瞬間に心臓が爆裂しそうになりましたよ。久しぶりに頭が真っ白になりました。「うえぇぇぇ･･･じぇんじぇん間に合わないじゃないか･･･。」と、途方に暮れました。
「どうしようか･･･どうしようか･･･」と、スマホ片手に同じ場所をウロウロして、考えたことが「そうだ･･･嘘をつこう！」でございます。それで、年またぎで実際に職場で起こったコロナ騒動を利用して「俺は悪くない、コロナが悪い！」ということにしてやりました。いやはや･･･俺は３２歳ににもなってなんてことをやっているのでしょうか。自分が情けなさ過ぎて言葉になりません。
なんだったら前日は休日だったんですけれども、仕事の締切日の確認さえせずに、のんびり過ごしていましたよ。家で「FANZA」とか観ていましたよ。そんなもん見る時間を、サッサと仕事に回せばこんな嘘もつかずに済むんじゃないかよって話です。
あーあー、俺はまだまだダメだなぁ。後輩なんかもっとちゃんとやっているはず。俺も、今のダメダメな状態にもう少し焦らないといけないよなぁ･･･。
と、今日は猛烈に反省をしたのでこんなテキストを書かせていただきました。さて、このテキストはいつ頃公開されているのでしょうか。
というところまで書いて文字数が３３３０文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう！！！ ･･･俺が逮捕されていなければ。