エコというタグに人気がない
前回の記事でタグ付けする際、note内でエコがイケてないという実態を目の当たりにしました。エコ、というテーマが実生活に必要とされていないということです。もしくは魅力がないということです。エコは日本でもマーケティングで多用され、辟易している人が多い事も推測されます。
ドイツはエコか?
ドイツはエコ、というイメージがあるかもしれませんが、まあ大体のメンバーがそうではありません。以前、エコといえば、モッサい*、そしてうざい。そのモッサい系エコ組はハードコアに地球ラブでして、普通のドイツ人からは距離を置かれる存在でありました。コロナ以前に盛り上がった地球温暖化説により、急に普通のドイツ人もエコエコしだし、多少イメージも回復したかのように見受けたのですが、現在はコロナですっかり影が薄くなりました。コロナという疾病が原因というよりも、エコがコロナにメディア独占権を譲歩したからでしょう。
土窯からエコ
それでも何故このエコネタを持ち出しているかと言いますと、土の窯作りにおいて、最近もう一度エコについて自分なりに捉え直しているからです。捉え直していると言ってもまだ言語化できていないので、この気持ちをタグづけしたら、結局『エコ』という言葉に落ちた次第。
この土窯、英語ではアースオーブンと呼ばれ、その土地にある土で窯を作ります。これこそ人類の創造性の歴史。
1926年に書かれたこの本によりますと、窯という完成形になるまで相当の時間を要し、初めは小麦を潰してコネコネしたものを日光で熱くなった石の上であぶっていたそうです。とにかく、窯というものは産業革命以前、人間が火を扱うようになってから作られていたものですから、ガチで持続可能です。ただ燃料に木材を使う点で、CO2反対派にコテンパンにやられそうですが。
エコを超える何か
この時期、エコというより、もっと真理に近い形で、自分の生活を見直す必要があります。エコという言葉は使い勝手が良いので、政治や資本主義で乱用されますので要注意です。
これから土窯についてボチボチと綴っていきます。土を触ると、自分の大元に戻るようです。火を扱うことは、恐れと迷いを断ち切るようです。エコからなんだかスピってきましたが、今日はこの辺で。
*『モッサい』が最近では死語であると妹から指摘をうけまして、早速ググりましたところ、京都弁説がございました。はい、ワタクシ京都出身です。関西人が共通語と勘違いしてついつい方言を使ってしまうパターンです。京都でも最近は『ダサい』と言うのでしょうか。『モッサい』には愛着もあるので、ぜひ復活してほしいです。ちなみに『イケてる』は30代以下には通じないとのことで、どうやら地球はアセンションしたようです。
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