美術館への曲線的な道
めんどくさい・・・めんどくさいんです。
美術館の入場予約。
めんどくさいんですよ・・・美術館の予約は。
もちろん感染予防対策のためということも分かっております。めんどくさくてももちろん従います。それぐらいの社会性は私にもありますもの。
同じ予約でも舞台とかライブとかは「チケット取れた!」っていうところから当日までワクワクが続いて、めんどくさくはない。むしろチケット争奪戦に向けて臨戦態勢を整えるのに必死で楽しい。
この違いは何なのか。
うーん、やっぱり非日常と日常の差、なのかな。
あくまで自分にとってですが、舞台やライブは非日常、美術館は日常。
「ふらっと」行きたい先なんです、美術館は。
少し早く仕事が終わった日に。
寝過ごして予定していた遠出ができなくなった日に。
突然の焦燥感に襲われた日に。
美術館はいつもそこにあって、いつも開かれているはずのもの。
直線的な世界は描かれる絵が限定的にならないだろうか。
曲線的な世界は余計なものもあるけれど、その余計なものこそが絵を豊かにするのだろうと思う。
1日でも早く美術館への道が曲線に戻りますように。