#落書きが一つ一つのストーリー　航海者の物語

このままでは沈没する！！

荒波ですね、首長！！

船長と呼べ！！

今はそんなことどうでもいいでしょう！！

船長としての威厳が俺には必要なんだ！！

では私はそれをさかなでしますよ。

お前はさっさと食料を運べ！！

私を食料に生きる男だと思ってるんですか？？

人間食わんかったら死ぬわい！！

…

黙るな！！

腹減った…

お前みたいなやつは魚の目でも喰ってろ！！

たくさん取ってきました。

速っ！！
そして多っ！！
そして気持ち悪っ！！

首長にも1個あげます。

いらねえよ気持ち悪い！！
そして船長と呼べ！！
もういい、お前は船員の安否を確認しろ！！

いいでしょう、私が人のためにやくだてるのなら…！

何偉そうにしてんだ、さっさといけ！

それは聞き捨てならないな、首長。

もういい、お前はさよなら！！
倉庫の窓から落ちて死ね！！

あーじゃあお言葉に甘えて！！

（倉庫へ降りていく）

何だったんだ、アイツ…

（0.01秒にも満たない叫び声）

（倉庫から上がってくる）

首長、首長！！
上物の酒がありました！！

こんな緊急の場面で酒を飲ますな！！
お前は死ね！！
…！？
バキ、バキ
ドーン
ワーッ！！
マストが倒れてきた！！

大日如来よ、我を守りたまえ〜！！

え〜い、ヤケクソじゃ！！
大日如来よ、我を守りたまえ〜！！

ドーン！！！！！
だめだ、怒りを買った！！
雷雨になっただけだった！！

泣きっ面に蜂ってやつですね、首長！！

首長って呼ぶな！！