お仕事引き請ける前に確認しよう。AI仮ナレが早口過ぎる問題。
今日は「AIナレーションの仮ナレに注意!」宅録案件を引き請ける前に確認すべきことを書いてみます。
最近の宅録は仮のナレーションが AI 音声のことがほとんどですが、
AI は息継ぎをしないのでめちゃくちゃ尺がタイトなことがあります。
息継ぎのブレスを自分で収録した後に切って繋げても、そこまで滑らかにしゃべれないよっていう速さだったり、
例えば明るさ、訴求感など、ニュアンスを入れようとするとそれだけで仮ナレからはみ出ちゃうんですよね。
なのでかなり棒読みになったり、声を張り上げちゃうと仮ナレより長くなっちゃう。
だから声も出しすぎず…そうすると抑揚が薄めの早口言葉みたいになっちゃいます。
それでも読みきれないくらいの早口ナレーションもあります。
というかこれは、そもそもAI音声を1点何倍速にしてますよね?みたいなのもあります。
これがスタジオの仕事だと、実際読んでみて「入りませんね」となって、文言を削ってもらえるんですが、
宅録だとそういうことができないので、確認せずに引き受けてしまうと大変なことになります。
何テイクやってもどうやっても入らない…。
だから能力的に無理なものはお断りします。
わたしの場合はそのままお断りするとあれなので、素読みで早い部分だけ早口で読んでみて、「これだけこぼれるので対応できません」と送ったりしてます。
やりたい気持ちはあるんですが、わたしには無理(または相当な早口スキルを持ってる人でないと無理)というのも伝わるし、どうしても私に依頼したいという方は、文言を変えたり削ってくれる場合もあるので。
クライアントさんが伝えたいことがたくさんあることもすごくわかります。
でもAIナレーションが読めてるから人も読めるわけではないと思います。
AIだと文字数詰め込めちゃうから、伝えたいこと全部入れられた!ってなるのかな…
なので、お仕事を引き請ける前に実際自分に読めるか?というのは確認した方がいいです。
更にテンションが高いとか、ニュアンスを入れるべきと感じたら、そのスピードの中で入れられるのかも軽く検証した方がいいと思います。
お仕事のレスポンスが早いことは大事ですが、わたしは最低限実行可能かを確認してから引き請けるようにしてます。
といってもわたしは読めそうか確認、さっと録音、返信で10分くらいでやっちゃうので、
ここに半日かかりますとかだとなかなか難しいところもあるかな。
スピード感大事に、でもできないことは受けると大変なことになりますのでお気をつけください。
ちなみにわたしは堅実なタイプなのでうっかり引き受けたことはないんですが、思ったより早口ですごい苦労したことはあります。
それではまた!
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