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名医の判断に「違うやろ」と思った新米母。息子命拾いの件。

28歳で初めての出産。
連れて帰った息子は
飲ませたお乳を
あっという間に吐く、を繰り返し

ずっとお腹が空いてるので
一日中大泣き、という、、、

新米母は
訳分からなくて
育児書ひっくり返して調べたり
(まだインターネットは普及してなかった)

何度も病院へ走ったが
たまたま1ヶ月検診で
小児科では日本一と言われる 
名医図鑑にも載っている医者に当たり

赤ちゃんは吐くもの
お母さん、神経質になりすぎ

と判断したのを鵜呑みにしてどこの医者も
相手にしてくれず
最後には吐き止めを処方されて

違うやろ

と呟きながら帰った

とにかく
途方に暮れ
一人
泣き続ける乳飲み子に
一日中おっぱいを与えながら
吐かれては
着替え、洗濯を繰り返しながら
あちこち聞いてくれるところはないかと
彷徨っていたのでした

そして
別の大きな病院に連れて行って
やっとまともに話を聞いてもらえて
レントゲンを撮ると
息子の腸は
異様に膨らんでいて
先が詰まっている様子

その時の女医さんが

私のこれまでの話を聞いて
吐き止めを出した病院はどこ⁉️と
怒りをあらわにしていたのを
覚えている

その薬で
吐くのを止めていたら
腸が破裂して
命に関わることになった、と。

新米母の第六感が
息子の命を救いました

その頃はまだ
体に関するなんの勉強もしていなくて
無知でしたが

この薬は違う

ということはわかったのですね

だって吐くのが困る、
と言ってるのではなく
なぜ吐き続けるのか?
体重も増えないし
どこかおかしいのでは?と
聞いている訳ですから。

しかし
ようやく分かってもらえたものの
そこから長い
病院生活に
まだ生後ひと月の息子は
突入していくのです

その病院での
乳児の扱いが
その後の彼の発達障害の引き金になったのではと
思わなくもない

起こったことは
もう既に受け入れていますので
今はただ
冷静に起きた事実を彼の運命と
思っていますが

同じ思いをする人が
いなくなればとは思います

なので、また書きます。

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