ゆり組って、宇宙
先日のFNS歌謡祭第二夜で思いがけず良質なゆり組に被弾してから、眠れない日々が続いておるのです。(涼太が翔太を担ぎ上げたぞ)
だからこそ、今こそ書いて整理しなければと思いました。
ゆり組という存在を知ったのは、年始の嵐にしやがれでした。
容姿は塩顔とソース顔。ちょっぴり巻き肩猫背と背筋ピーン。華奢な骨格とむっちり系筋肉。可愛らしい唇と誘うような唇。ハキハキとした口調とゆったりとした口調。
全く異なる2人なのに、でもどこか似ている。ふとした仕草、笑った時に纏う空気感、振動が同じ。
……ただの幼なじみにしては、凄すぎない!?
それからというもの、ゆり組が気になって仕方がない。
そして世間さまとネットの世界からゆり組エピを拾い集めました。
しかし、知れば知るほどゆり組が分からなくなる。
ゆり組って、宇宙。
取り憑かれた研究者(ヲタク)達を嘲笑うかのように想像以上のスピードで広がっていき、様々な表情を見せ、無限の可能性を秘め、研究対象として終わりが見えないゆり組。
だてこじもだてあべも宮舘くんがどのペアになろうとも大好きですが、ゆり組ってもう殿堂入りというか。
岩本くんの言葉を借りれば『(首位独占すぎるから)戦いにすら参加させてもらえない』状態。
(出典:それSnowManにやらせて下さい『#24 それスノご褒美ツアー〜アクティビティ&昼食編〜』
そりゃ、強火ゆり組担であり、ゆり組担ヒエラルキーの頂点に立つ阿部ちゃんへさえも「好きなペアは?」という質問の回答にゆり組禁止令が出るの納得です。
それもこれも仕方のないことです。
だって、ゆり組って宇宙だもん。
クールとロマンチスト
同じ病院で産声を上げ、今は同じステージで歌を奏で、音を刻む。
そんな関係性を宮舘くんは「運命」とよく表現しています。一方、渡辺くんは「幼なじみというそれ以上でもそれ以下でもない」と言います。
一見すると、ロマンチストな宮舘くんとクールな渡辺くんに感じます。
でもさ!
ただの幼なじみが同じ職場で働くか!?
田舎の方に行くと、そういう事は珍しくありません。
私の友人も生まれた病院から小中高同じで、今は同じ職場で働いている人もいます(私はど田舎出身)。
だけどさ!!
幼稚園、高大一緒はまだ分かるとして、世間から見ると一流企業に入るよりも難しい特殊な会社で、普通の会社に言い換えると一緒の課ですよ。しかも配置転換のない。
それを『ただの幼なじみ』という一言で片付ける渡辺くんの『幼なじみ』という概念のレベル高過ぎない?現実離れしてない?
まだ宮舘くんの方が客観的に、冷静に、2人の関係性を捉えていると思うのです。
だってどう考えても運命ですもん。
ロマンチストを夢や空想を望む人とすると、ロマンチストはどっちなんだ!?と言いたくもなるのです。
ガツガツと慎重
ゆり組は、所々、背中合わせで手を繋いでいるような空気感があります。
ニコイチや共依存、凸と凹といった雰囲気ではなく、相手の鼓動を感じながらも、それに飲み込まれることなく自分の世界を確立し、それが相互共鳴してゆり組という世界を作り出しているような。
(いや、本当、ゆり組って宇宙だから、拙い私の言葉では的確に表現できないんです……)
ダンスひとつとっても、宮舘くんは華やかで艶やかで力強さをみせます。一方、渡辺くんのダンスは比較的クセがなく「この振り付けどうなってるの?」と感じた時には渡辺くんの振りを見ると理解できるといった安心感があります(あくまでも主観です)
宮舘くんのダンスが野球の盗塁のスタートダッシュだとしたら、渡辺くんはマラソン。そんな感じのエネルギーの使い方。
歌声は、渡辺くんが力強く、宮舘くんが柔らかい。
パフォーマンスにおける重点を歌に置く渡辺くん(いや、ダンスも逸品だけど)の歌とダンスは、それだけで渡辺翔太の世界が出来上がってるんです。
それが宮舘くんの場合はダンスに重点があって、自分の歌パートになると歌声が慎重で丁寧になる感じがします。それは宮舘涼太が魅せるパフォーマンスとなって私たちに届けられます。
そんな2人のユニゾンは、声質も声の出し方も違うのに調和してるんですよね。
ここまで違う世界を持っている2人ならば、少しばかりこちらが違和感を覚えてもおかしくないのに、そんなことは一切ない。
自然にすーっと馴染むような心地よさがあります。
いや、本気で意味わからない。
何で馴染むのさ?こうも違うのに。
それは2人が幼なじみだから。
その一言で片付くのがゆり組の凄さ。
幼なじみって凄すぎません?
動的と静的
弄りって、弄る側弄られる側両方の信頼関係がなければ、ただの意地悪のように見えてしまいます。
弄る側、弄られた側双方の言葉・口調・表情で、視聴者は面白いとも感じるしやり過ぎじゃない?とも感じます。
宮舘くんも渡辺くんも弄られることも増えてきて、その辺上手になってるなぁと感じているんですが、やっぱり他のメンバーに対する弄り・弄られ方と違うと感じるんですよね。
弄られすぎた時、宮舘くんは「ムッ」と、渡辺くんは「イラッ」とした表情をすることが時たまあるのですが、お互いが弄って弄られる時にその表情を見ることはありません。
嵐の櫻井翔くんの言葉を借りると
遠慮と我慢のレベルの設定が2人の間で出来てるんだと思います。
「ここまでは言っていい」「これ以上言うとダメだ」「でもちゃんとここは伝えなきゃ」という対人関係における根底が、2人の間では確立してるのでしょう。
それスノで渡辺くんだけアクティビティが出来なかった時、バスに戻ってきたメンバー達に散々弄られた時の宮舘くんの「ねっ」という一言は、渡辺くんの諸々の感情を吹き飛ばしてくれたように感じました。
逆も然りで、渡辺くんに弄られた時の宮舘くんって、表情は変えないようにしようとしつつも頬の内側が緩んでいる感じがして、ちょっと嬉しそうなんですよね。
お互いに弄り方も激しめとボソッと一言系と対的なのですが、何故かいい感じになる。
やっぱすげーな、ゆり組って。
マウントの取り方
宮舘くんは、世間におけるゆり組の需要を分かった上で絡んでいる感じがヒシヒシと伝わるのですが、渡辺くんはたかが幼なじみじゃんとクールに捉えている感じがします。
(いやでも、あなたの幼なじみの概念ぶっ飛んでるからね。上記参照)
宮舘くんは「私たち事」というくらいのどデカいマウントを計画的に取りにきます。
一方で渡辺くんは、ふとした瞬間にポロっと「俺と涼太の関係性」を零します。で、気付いて「ふふっ」と自分で照れて、最終的にドヤる。
周りに惚気まくる彼女とツンデレ彼氏のようで面白い。
(W誌の渡辺氏「結局これが好きなんだろ?お前らはって書いておいて(笑)」は完全に我々を喜ばせにきている)
魁(さきがけ)殿(しんがり)
メンバーへの接し方も渡辺くんははっきりモノをいうし、落ち込んでいるメンバーがいたとしたら引っ張り上げる力がある人のように感じられます。
それは歌声でメンバーを引っ張るように、メンバーにとっても渡辺くんの背中って大きいんじゃないかなぁと度々思います。
宮舘くんは後ろからそっと背中を押す感じ。
加入当初の向井くんへの言葉であったり、確執のあった佐久間くんや阿部ちゃんとの雪解けへの言葉であったり、宮舘くんの言葉に背中を押してもらったメンバーって少なくないと思うのです。
先を行ってくれる人、背中を守ってくれる人。
そんな2人の間にいると、心地よく自分の好きに動けそうです。
背中合わせで手を繋ぐ
もっと書きたいことあるのですが、要は全く違う性格の2人なのに、何故にふとした瞬間の仕草が同じなのかってことなんですよ。
幼い頃同じ時を過ごしたからと言っても、じゃぁ2人の幼稚園のお友達もそうなの?と言われたら、それは違うでしょう。
三つ子の魂百までとは言いますが、ふとした時の仕草や行動が同じになるほどまでに、2人は幼少期はべったりだったのでしょうか?
それはそれで激かわ確定だから、自我が芽生えた頃の2人のエピが欲しい。
2人とも自分の世界を作るのが上手で、その世界に他を寄せ付けないながらも、お互いの世界には共鳴しています。
その世界は正反対なはずなのに。
でも2人として存在する世界は一緒なんですよね。
背中合わせだけど、手を繋いでいるから鼓動が分かる。繋がっているから動きが連動する。
そんな感じ。
ここまで私の主観でしかないですが、誰かいつかゆり組について論文書いてくれないかなー、その誰は阿部ちゃんであって欲しいなー、と。
でも多分、阿部ちゃんの頭脳を持ってしても全貌解明は出来ないと思います。
だって、ゆり組は宇宙だから。