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体外受精1回目結果

昨日、体外受精1回目の結果が出た。
陰性だった。

病院に着いて採血後、結果を聞くまで何とも言えないソワソワした気持ちで、でも何か言いたいわけでもなく、夫にラインして気持ちを伝えたりして待つ。辛坊さん、増山さん、飯田さんのワチャワチャしたポッドキャストになんと救われたか。それでも、呼ばれそうな10分前からは、ラジオも聞けなかった。なんか変な緊張。静かに待っていた。

変な気分だなと思ってたけど、これは大学の合格発表とか、なにか重要なテストを受けて結果を待つときの気分に似てた。と、途中で気づいた。

でも、これまでは自分の努力の成果だったから、どんな結果でもなんとか飲み込んで、乗り越えてこれた。やった分もやらなかった分も結果に反映されたから。

でも体外受精はそうじゃない。努力したからといって合格できるものではない。そのとき一瞬、沼を感じた。あれ、どうやったら妊娠できるの?

妊娠した兆候はなくて、自信もなくて、二日前には妊娠検査薬も試した。検査薬の結果も思ってた通りの陰性。そして迎えた、病院での検査の日だった。

診察室に呼ばれて、結果は陰性と伝えられ、体外受精2回目をすぐやるのであれば、次の生理が来て三日目までに来院してくださいとのこと。

ほぼそうだろうなとわかっていた陰性結果のはずなのに、ショックだった。
2回目はすぐやらないといけないのか?と医者に聞いたら、一周期スキップしても良いとのこと。
自由だな…ちょっと拍子抜け。

診察室出た後、じわじわと涙が出てきた。結果がわかってスッキリしたけど、悲しい気持ち。さっきのそわそわはなく、脱力感と悲しみ。

私は未だに私たちの子どもがお腹に来てくれると言うのが想像できないけど、私たちの子どもに会いたいから妊活している。私も夫も、子どもがほしい!と思っているが、まだまだ準備も気持ちも整っていないとは思う。けれども妊活している。年齢のリミットが迫っているのだ。

絶対なんとしても子どもがほしい!との強すぎる気持ちではないが、私たちの子どもに会いたいから妊活している。そして私たちは、この年齢なら妊娠できないかもとも、頭では理解している。

40歳の妊娠率は体外受精で30%というのことは知っていた。それでも、私は泣いてしまった。帰る電車の中でもふとすると涙が流れ、夫に会った時は声を出して泣いてしまった。わたし、子どもが私の体に来てくれなくて悲しかったんだ。

私達の準備できてないことが子どもに伝わって来てくれないのか、私の体がもう妊娠できないのか、まだまだ努力が足りないのか、神さまから私たちに子供を授けてもらえないのか。

考えても答えが出ないのに、考えては不安に駆られてしまう。

前段階の人口受精の妊娠は難しいとは思っていた。数回人口受精にトライしたが陰性、結果、体外受精の段階へ。

最後の砦であり、体外受精なら妊娠できるはず!と根拠のない自信を持っていた。そして1回目は陰性。

夫は静かに結果を受け入れていた。仕方ない、可能性は30%だもの、次また頑張ろう!って。私よりすんなり結果を受け止めていた。

私が彼に、子どもを産めなかったらごめん。養子も考える?と聞くと、養子はとらない。二人で生きていくと。

彼は私をいつも隣でみているし、一緒にいるから妊娠していないのも感じていたみたい。彼は優しい。ほんとにいい夫だ。

ここまで書いて、ようやく私の気持ちを吐き出せてきた。どこかで伝えないと、次に歩き出せないようだったから。

40歳から始めた妊活。保険適用での体外受精はあと2回。生理も2.3日後には来てしまう、それまでに2回目はいつやるか決めないと。

妊娠できないことが怖い。
妊娠するのも怖い。

でも、今、子どもに会えるチャンスに挑戦しないと一生会えないのだ。

思考が沼のような深みにはまり、悲観的になりそうになる。すべてが悪い方にいきそうな。

でも、やるしかないのだ。やれることをやって、その結果を受け止めるしかない。
今は希望を持って、悲観的な考えを振り切って進むのだ。がんばれ、自分。

何もやらないことが、一番の後悔になるのだから。


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