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9月27日/石破総理誕生

 少し前に「私が今最も懸念しているのは石破総理誕生リスク」と書きましたが、恐れていた事が現実になってしまいました。これを読んでいる方ならもう覚悟は出来ているかと思いますが、来週月曜日は株価暴落が確実です。残念としか言いようがありません。
 
 石破新総理がこれまで主張してきた政策は利上げ・金融引き締め・円高歓迎・金融所得課税強化をはじめとした増税・緊縮財政といった経済を痛めつける政策ばかり。挙げ句の果てに「アベノミクスを終わらせられるのは私しかいない」などと危険極まりない事も言っており、言わば「株価を下げる」というのを公約にして総理になったと言っていいレベルです。石破の言っている政策が本当に実行されれば日本が深刻なデフレに逆戻りするか深刻なスタグフレーションに突入する可能性は100%で、株式市場もボロボロになる事は確実です。
 
 ただ、だからと言って週明けに株を投げ売るべきなのかというとそれは微妙な所で、売るにしても「ある程度」の範囲内に留め、いずれ底値を拾うような形で買い直すという目線を持っていたい…というのが今現在私が思い描いている基本方針です。
 
 石破総理誕生によって、短期的な株価は間違いなく下落します(というか既に日経先物は暴落しています)。そして彼がこれまで主張しているような政策を実行に移せば、中長期的にも株価は下落します。断言しますが、もし利上げ・金融引き締め・円高誘導・金融所得課税を本当に実行すれば日経平均株価は3万円なんて余裕で割ります。25000円すらも怪しいかもしれません。ただ、石破が実際にこれらの政策に本気で邁進する根性があるかというと正直疑問です。思い返せば岸田も総理就任直後は金融所得課税強化などと吠えていましたが、株価急落に青ざめてすぐに引っ込めました。石破も選挙期間中は金融正常化(利上げ)や金融所得課税強化と威勢のいい事を言っていましたが、実際は岸田と同じような現実路線を歩む可能性が高いのではと思うのです。ましてや石破政権は来週月曜の株価大暴落と共に始まる訳で、それを目の当たりにしながら「よし、金融所得課税強化だ!」とはマトモな感覚なら流石にならないでしょう。となると、短期的に株価が落ちたとしてもいずれは戻って来る可能性も十分です。岸田政権も株価急落と共にスタートしましたが、その後は何だかんだ言って上昇しました。
 
 振り返れば植田ショックも暴落要因は今回と似たようなもの(つまり利上げや金融引き締めが早まるという懸念)でしたが、「ブラックマンデー超え」という史上最大の下落を記録しながらもその後株価はすぐに回復し、後から振り返ると買い場のひとつに過ぎませんでした。今回も短期的に大きく下げるなら、それが買い場となる可能性もあると思います。例えば1814大末建設や7236ティラドなどは高配当が確約されており、最終的には配当が株価を支えるに決まっています。これらの株が植田ショック当日に暴落しているのを見た時は「いや流石に売られすぎだろ」と思いましたが、しかし当時は恐怖心が勝って買う事が出来ませんでした。ですが今回は、もし短期的に売られすぎて配当利回りが異常に高まる瞬間があれば強気で買いたいとさえ思っています。
 
 なので私の基本方針としては「とりあえずリスクオフの姿勢は取るけれども、ある程度株を売るにしても底値を見計らって買い戻す」です。…が、言うまでもなく底値が簡単に分かれば誰も苦労しません。長い下落相場になってしまう可能性もあれば、逆に意外と暴落は1日だけで火曜日には大きく戻す可能性だってあるでしょう。そう考えれば今回も長い目で見ると「何もせずに放置」が最適解となるかもしれません。植田ショック当日も朝一に株を多めに売りましたが結果的には失敗で、何もしないで傍観してる方がずっとマシでした。
 
 まあ結局は、現時点では今後どうなるかなんて分からないとしか言いようがありません。ただ、石破の主張している政策自体は株価を大いに下げる(というより景気を大いに悪化させる)ものばかりであり、しかも今は日銀総裁も利上げ派で、石破の主張が通りそうな環境が整っているという最悪の状況であるとは言えます。なので守備姿勢を強めるのは当然なのですが、しかし最終的には「配当が株価を支える」を信じて、ピンチをチャンスに変えられるような展開(つまり高配当株を底値で拾えるような展開)にしたいというのが今の思いです。簡単な話ではないですが…
 
 何か今回はとりとめのない文章になってしまったような気がします。
 でも仕方ないです。この展開で冷静になれというのはちょっと難しいですね…

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