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10月3日/ビーロット

 昨日夜に植田日銀総裁と会談した石破総理が「利上げをするような環境にあるとは考えていない」と発言した事で、今日のマーケットは円安株高に反応しました。私としては「解散総選挙期間の株価上昇アノマリー」を信じて解散日まではむしろ株価が下落してくれた方が有り難いぐらいに思っていましたが、まあ上がるなら上がるで全然OKです。「下がってくれた方が嬉しい!株価下がれ!」というようなポジションは何より精神的に良くないのでやるべきではありません。いずれにしても今の日本株にとって最も重要なのは為替レートだと思っているので、円高懸念の元凶だった石破総理自ら円安への道を開いてくれたのならむしろその方が嬉しい展開と言えます。
 
 とはいえ、日本株がこのまま右肩上がりになるとも思えないので、今日は少しだけ株を売りました。とりあえず衆議院解散までは「上がったらちょい売り、下がったらちょい買い」のスタンスでいこうと思っています。と言っても衆議院解散予定日まであと1週間を切っていますが…
 
 個別株では、今日は6184鎌倉新書の前日比+7.92%が目立ちました。急騰理由はよく分かりませんが、ヤフーファイナンスの掲示板によるとラジオ日経の番組で紹介されたからという情報があるようです。まあ上がってくれるなら何でもいいです。振り返れば先月の決算チェックではこの6184鎌倉新書に加えて3475グッドコムアセット・7827オービス・9743丹青社の4銘柄を注目株として当ブログで取り上げ、「今もし買うとするならグッドコムアセット・鎌倉新書・オービスのどれか。丹青社は今ではなく次回決算以降の業績・株価に注目」というように紹介したと記憶しています。そして実際に私が購入したのは鎌倉新書のみだった訳ですが、紹介から半月がたち、グッドコムアセットとオービスはしっかり株価上昇、そして鎌倉新書も紆余曲折ありながらやっぱり株価上昇と実質的には「3戦3勝」と言っていい状況です。まあこの3銘柄のいずれかを実際に購入された読者様はかなり少ないような気はしていますが…とはいえ個人的にはホッとしているというのが率直な所です。
 
 その他、既保有株から2銘柄ほど取り上げておきたいと思います。まずは9768いであです。こちらは今現在の私の買い足し筆頭候補として株価のチェックをずっと続けている銘柄なのですが、ここ数日妙に株価が上がっており買いのタイミングを逃してしまった感があります。個別の材料も出ていないのに何故このタイミングで株価が動意したのだろうと不思議に思っていたのですが、昨日読者様から「市場には石破銘柄と考えられているんじゃないですか?」と指摘されて腑に落ちました。いであの業種は「建設環境調査」というものであり、国交省などの公共事業関連が売上げの8割超という企業です。つまり防災関連と結び付けられ、石破関連銘柄と捉えられて株価が上がっているのでしょう。
 となると、私としてはこれ以上はちょっと買い足しづらいとどうしても思ってしまいます。私は「短期的なブーム」には乗らない方針であり、「石破関連銘柄」というのは私から言わせれば短期的ブームの最たるものです。ただ、私の考え方はハッキリ言って異端であり、現実的には短期的ブームだろうが上手く乗れれば儲けられますし、多くの人がそれを狙っています。なので私自身は前向きにはなれませんが、「石破関連銘柄」のような短期的ブームが好きな方にとっては、いであは俄然注目度を増したと言えるかもしれません。
 
 続いて、先日株価急騰となった3452ビーロットについても取り上げておきたいと思います。こちらは8月の決算チェックで最上位評価した銘柄なので保有している読者様も一定数おられるのではないかと思います(いであも最上位でしたっけ…)。なので今回の株価急騰を受けて、もう利確時なのかそれともまだ強気でいけるのか、その辺りの私の考えをちらっと書いておこうと思います。

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