10月21日/11月決算注目銘柄②
今日も日経平均よりTOPIXが弱く冴えない相場でした。おそらく選挙が終わるまではずっとこんな感じでしょう。我慢の日々です。
さて今回も前回に引き続き、個人的に11月決算に注目している銘柄をいくつか紹介しようと思います。前回は「決算を機に高配当が意識される事を期待」という銘柄でしたが、今回はちょっと違った視点から「決算そのもの」に注目している銘柄になります。まあ端的に言うと、前回紹介した銘柄は「本質的には決算をしっかり確認してから売買判断するべき」銘柄でしたが、今回は「買うなら決算前」という銘柄たちになります。なので「もし決算跨ぎ用に仕込むなら」という観点で見た時には、前回よりも今回紹介する銘柄の方が私の中では上位候補です。
ただ、先に言っておきますが決算跨ぎは本当にギャンブルであり、私自身自信がある訳では全くありません。投資はあくまで自己責任でお願い致します。
では、紹介していきます。
① 2907あじかん
8月の1Q決算では上期のみ経常利益を5億円→11億円と2.2倍も上方修正し、通期利益は据え置きました。しかし同社が1Q決算時点で上期だけ上方修正し通期は据え置くというのは、実は昨年度と全く同じパターンです。昨年度は1Q決算で上期経常利益を△2.8億円→3.5億円と黒転上方修正させこの時点では通期見通し据え置き、そして11月の2Q決算で満を持して通期を6億円→13.5億円と2.3倍も上方修正し、翌日の株価はストップ高になりました。食品系は価格転嫁(値上げ)に成功しているのは誰もが知る所で、一度値上げされた分は多少円高になろうが値下げされるとは思えず、今後も好業績継続濃厚で株価的にも昨年の再現を期待したくなります。
ただ配当利回りが低いので、もし業績が思わしくなく目論み通りにいかなければ株価はかなり落ちる事を覚悟しなければならないでしょう。
② 5988パイオラックス
「今期(25年3月期)において自己株式の取得を検討中」と正式に発表されており、さらに今年の株主総会において60億円の内部留保を「機動的かつ安定的な利益還元を実施するため」という理由で取り崩しています。なので今期中に60億円規模の自社株買いがあると思われますが、常識的にはその発表タイミングは11月の決算となる可能性が最も高いでしょう。旧村上ファンド系のアクティビストが今月も株を買い増ししており、株主還元の圧力も受けています。
ただ肝心の業績がやや微妙で、第1四半期の利益は前年同期比で減益だった事には注意が必要です。同社は配当性向100%なので、業績が思わしくなければ減配の可能性も高いです。
③ 6331三菱化工機
過去4年続けて11月決算(正確には10月末)に上方修正を発表しており、決算翌日の株価は20年+1.1%、21年+5.6%、22年-1.8%、23年+11.3%となっています。今年も業績は堅調で、5年連続で上方修正となる可能性は十分です。ちなみに唯一決算翌日に株価が下がった22年はそもそも決算当日に株価が+6.1%と「決算期待上げ」していたので、実質的には2Q決算で4年連続株価上昇中と言えます。今年も株価が静かなまま決算を迎えれば面白いかもしれません。
ここまで3銘柄ほど紹介しましたが、実はこれらは前座で、以下に紹介する2銘柄が私の本命というか今回の決算に特に注目している銘柄になります。
という訳でここからはメンバー様限定ゾーンです。
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